のぞみの記事

【コスパ・手軽さ最強!?】マグネシウム水でトイレを拭き掃除してみました

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回は、トイレの拭き掃除のようすをお届けしたいと思います。

お掃除するのは、便器の外側や、床、壁、リモコンなどの拭き掃除です。

ただし使うのは洗剤ではありません!

水道水にマグネシウムの粒をいれて作った「マグネシウム水」を使っていきますよ~!

実際の拭き掃除の様子だけでなく、マグネシウム水で汚れが落ちる理由もあわせてお届けしたいと思います♪

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

マグネシウム水で拭き掃除ができる!?

お掃除に使うマグネシウム水はこちら!

ちょっと見えにくいかもしれませんが、ボトルの底にマグネシウムの粒が入っています。

ボトルのなかにはマグネシウムの粒を9グラム、排水溝ネットに包んでから入れてあります。

どうしてマグネシウム水がお掃除に使えるのかというと……水がアルカリ性になるから!

マグネシウムの粒をいれることで、水道水がアルカリに傾いていきます。

アルカリ度が高いと、皮脂汚れへの洗浄力がグンと高くなるんですよ。

アルカリ度が高い方が洗浄力は高くなるのですが、あまりに高すぎると今度は素材を傷めてしまいます。

でもマグネシウムの粒をいれて作ったマグネシウム水は、素材をいためにくいちょうどいい高さのアルカリ度なんですよね♪

マグネシウム水のアルカリ度はどれくらい?

ちょっとここで、マグネシウム水のアルカリ度をみてみましょう。

以前こちらの動画で、マグネシウム粒の量とアルカリ度について検証をしました。

動画では水400mlに対して、マグネシウムの粒を1グラム3グラム9グラムとわけた場合。

そして5分後、20分後、40分後、24時間後のpHがどのくらい高くなっているのかを調べました。

その検証の結果を、黒板にまとめてきました!

「混無」「混有」と書いてあるのは、マグネシウム粒を入れてからかき混ぜたかどうかです。

ここで注目してもらいたいのは、右側に書いてある、マグネシウム粒の量が9グラムになっているところ。

入れてから24時間放置すると、「混無」「混有」のどちらもpHが9.7まで上がっています!

ちなみにナチュラルクリーニング素材のセスキ炭酸ソーダのpHは9.8ほど、重曹で8.2ほどです。

この検証でつかった水道水のもともとのpHは6.5だったので……マグネシウム粒をいれるだけで十分お掃除に使えるアルカリ度になるということですね♪

作ってから15日経過したマグネシウム水のアルカリ度は?

マグネシウム粒の量とアルカリ度についての検証から、およそ15日経過しています。

いまスプレーボトルに入っているマグネシウム水のpHはどれくらいなのか、デジタルpH測定器で測ってみましょう!

今回のお掃除に使うスプレーには、9グラムのマグネシウム粒を入れていました。

いまボトルには250mlくらいのマグネシウム水が残っています。

ボトルからマグネシウム水をビーカーに少し移し替えて、測定器をいれると……pHは10.6です!

pH10.6とは、思ったよりもアルカリ度が高いですね。

アルカリ素材の定番重曹でpH8.2、セスキ炭酸ソーダでpH9.8ほどなので、それよりもずっと高いです。

同じアルカリ素材の過炭酸ナトリウムでpH11弱くらいです。

なので今回のマグネシウム水は、過炭酸ナトリウムと同じくらい、と考えてもよさそうです♪

マグネシウム水でお掃除開始!

それでは、マグネシウムの粒で作ったマグネシウム水を使って、トイレの拭き掃除を始めていきましょう!

pH測定のためにビーカーに移したマグネシウム水は、もったいないのでスプレーボトルに戻しておきました。

今回の拭き掃除に使うのは、スコッティ「洗って使えるペーパータオル」です。

このペーパータオルは何回か洗って使えるので、汚れたら水洗いをしてまた使います。

ペーパータオルにマグネシウム水をシュッシュと吹きかけて、適度に湿らせます。

そしてあとはいつも通り、拭き掃除をしていきます!

まずはトイレのモニターから拭き掃除をしていきましょう。

手で触るところですから、皮脂や手垢がたくさんついていますよね……!

モニターを拭いたら、ペーパーホルダー、トイレの電気スイッチ、ドアノブと手が触れるところを拭きます。

そして次は、ドア周り、壁、床……と拭いていきます。

便器の奥のほうの壁もしっかりと拭いていきます!

つぎは便器の外側を拭いていきます。

ペーパータオルが汚れてきたので、このタイミングで一回水洗いしてきました!

これで拭き掃除は終わりです!

もともと目立った汚れがなかったので、あんまり汚れの落ち具合についてはお伝え出来なかったかもしれませんが……トイレ全体の拭き掃除ができて、スッキリした感じがします!

マグネシウム水はコスパが良くて手軽!

今回のトイレ拭き掃除でつかったマグネシウム水は、pHが10.6もありました。

pH10.6となるとアルカリ度はかなり高い方で、皮脂汚れはしっかりと落とすことができる高さです。

セスキや重曹よりもアルカリ度は高いので、普段セスキや重曹でお掃除をされている方であれば、十分お掃除に使えますね♪

セスキや重曹でお掃除をされている方は、おそらく合成洗剤を使いたくない!とかナチュラルクリーニング素材でお掃除をしたい!という方が多いのかな?と思います。

マグネシウム水は水道水にマグネシウム粒をいれて作ったものなので、もちろん合成洗剤は不使用です!

なので安心して使うことができますね~♪

マグネシウムの粒は長く使うことができるので、セスキや重曹よりもコスパがいいかもしれません……!

また、マグネシウム水は亡くなったら水道水を継ぎ足していくだけです。

重曹やセスキは粉を入れて溶かす手間がありますが……水を足すだけなのはかな〜りラクチンです。

ナチュラルクリーニング派の方だけでなく、コスパのいいお掃除をしたい、とにかくラクな掃除をしたい、という方にもマグネシウム水でのお掃除はオススメです!

マグネシウム水についての質問に回答

今回はマグネシウム水をつかってトイレの拭き掃除をする様子をお届けしましたが、これまで他の場所のお掃除にも、マグネシウム水をつかってきました。

以前リビングダイニングの拭き掃除をしたとき、2つ質問をいただいています。

こちらの質問についてもお答えしていこうと思います♪

その時のようすは、こちらの動画をご覧ください!

①マグネシウム水は腐らないの?

まず1つ目は『水を継ぎ足しても、水自体が腐らないのでしょうか?』というご質問をコメントでいただいています!

今回マグネシウム水のpHを計測したら、pH10.6でしたね。pH10.6もあれば、アルカリ度が高いので腐敗するリスクは低いと思います。

一般的に、pH10.5以上あれば腐敗しないと言われています。

ただし、アルカリ度が10.6まで上がるのにも、時間がかかってしまうので、そのあいだに腐敗してしまうリスクはあるかと思います。

ですが水道水には、微量ではありますが塩素が含まれています。

塩素がきいているうちは、腐敗しません。

もし時間がたって塩素が飛んでしまっても、そのころにはアルカリ度が高くなってきているので、腐敗することはないのかなぁと思います!

なので腐敗のリスクはそこまで心配しなくても大丈夫かと思います。

ただ普通の水道水よりもアルカリ度が高いので、腐敗はしにくいですね。

なのですぐに使い切ろうとしなくても、暑い時期であっても大丈夫なんじゃないかな、と思います!

ですがpHはお住まいの地域によって変わってます。

わたしが住んでいる場所の水道水はpH6.5でしたが、水道法ではpH5.8からなら大丈夫、とされているそうなんです。

もしもpH5.8のお水で作るとなると、マグネシウム粒をいれて15日ほど置いておいても、腐敗しないとされているpH10.5まで上がらないかもしれません。

そうなると腐敗のリスクが出てきてしまいますね。

暑い時期など腐敗してしまうのが心配な方、できるだけ長く使いたいという方は、冷蔵庫で保管しておくといいですね~!

また、つくったその日や数日で使わないといけない、ということではありません。

ですが、絶対に腐敗しないとは言い切れないので、一度作ったらできるだけ早く使い切るようにしたほうがいいと思います!

②マグネシウム水は食器洗いにも使える?

リビングダイニングの拭き掃除の動画にいただいているコメント、2つ目は『pH9.5を超えていれば、食器洗いにも使えそうですね』というものです。

これは質問というよりもコメントなのですが、せっかくなのでご紹介していこうと思います♪

たしかにpH9.5を超えると、油汚れを落としてくれる鹸化作用が出てきます。

食器についている油汚れも、pH9.7あれば理論上は落とすことができるのですが……実際は使いにくいのかな、と思います。

というのも、pH9.7でも油汚れにすぐに負けてしまって、洗浄力がなくなってしまうからです。

食器洗いでは合成洗剤をつかうのが主流ですよね。

合成界面活性剤の入った合成洗剤は、スポンジに含ませると、ほんの少しの量でもしっかりと泡立ってくれます。

泡に持続力もあるので、油汚れに負けてしまうこともありません。

でもマグネシウム水などアルカリ成分で食器アリアをしようとすると、そうはいきません。

油汚れにすぐに中和されてしまい、はたらきをやめてしまうと思います。

油汚れに負けないくらいのアルカリ度にするために、大量のマグネシウム水を用意すればいいのかもしれませんが……そんなにたくさん用意するのも大変ですよね。

なので食器洗いにマグネシウム水を使うのは、あんまり現実的ではありませんね。

やっぱりマグネシウム水は食器洗いに使うというよりも、今回のような拭き掃除につかうのがいいのかなと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はマグネシウム水を使って、トイレの拭き掃除をしていきました!

合成洗剤ではない安全な素材なだけでなく、コスパの良く、準備もカンタンなお掃除法です♪

今回ご紹介したトイレの拭き掃除のほかに、リビングダイニングの拭き掃除にも使えます。

キッチンの油汚れでも、そこまでひどくないものであれば落とすことができると思いますよ!

気になる方は、是非試してみてくださいね。

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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