これまでの塩素系とはまるで違う塩素系カビ取り剤「黒木真白」誕生秘話!
こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。
私はこれまで24年という長い間「汚れ落とし」をしてきました。
中でも「水垢落とし」の研究に最も多くの時間を費やしてきました。
でも「水垢落し」だけではありません。
「カビ落とし」の研究にもかなりの時間を費やしてきました。
ということで今回は、「カビ落とし」のお話をしようと思います!
「カビ落とし」と「茂木和哉」
私は20代の頃に、業務用洗剤の販売会社で営業をしていました。
そこでたくさんのカビ取り剤を販売してきました。
また30歳前後に、実際に浴場施設でカビ取り清掃をしていたことがあります。
さらにその後、自分でカビ取り剤を作るようになりました。
商品はこれまでに家庭用2品、業務用3品、合計5品を開発してきました。
開発する時は、いつも「これまでにないカビ取り剤を作ってみせるぞ!」と思って始めるのですが、完成してみると、結局これまで作ったものと似たような商品になしまうことが多いんですよね。
もちろん新しい商品ほど進化したものになってますが、一皮むけたものにはなりませんでした。
なぜかと言うと、カビ取り剤の主成分は「塩素系」の選択しかないからです。
カビ取り剤は「塩素系」に勝るものなし。
私がこれまでの「カビ落とし」で行き着いた答えが、「塩素に勝る洗浄成分は無し」ということです。
塩素系以外にも酸性タイプのものやエタノール系、カチオン界面活性剤系など、カビに効果のある成分があるのですがで塩素系の洗浄力には到底及ばないんです。
なぜそこまで塩素系がカビ洗浄に最適かと言うと、塩素がカビに対してとても強い2つ効果を併せ持っているからです。
その2つの働きとは「殺菌力」と「漂白力」です。
カビは生き物です。
殺菌力が高ければ高いものほど落ちが良くなります。
また、カビは色素の濃い汚れです。
特に黒カビがそうですが、いかに色素を残さずしっかり色を抜くかがカビ取り剤には求められます。
その為には塩素系の強い漂白力が必要です。
酸素系も漂白効果はありますが、マイルドすぎて黒カビの色素は抜けきれません。
「次亜塩素酸ナトリウム」配合が基本形。
私が開発するカビ取り剤は、基本「次亜塩素酸ナトリウム」を使います。
なぜ、次亜塩素酸ナトリウムを使ってきたかと言うと、とても安価で簡単に入手可能な原料だからです。
その次亜塩素酸ナトリウムを主成分におき、次亜塩素酸ナトリウムの働きを最大限に活かす為の配合処方を組むというのが、これまでのカビ取り剤の基本形でした。
しかし次亜塩素酸ナトリウムは、原料として出回っているものは塩素濃度が高いものでも12%です。
なので完成品の塩素濃度を12%以上高くする事ができないんです。
もちろん他の成分も入れるわけなので、入れた分だけ塩素濃度が下がります。
これが似たような商品になしまう理由であり、一皮むける事が出来ない理由でした。
また次亜塩素酸ナトリウムは、非常に不安定で「12%」と言うのは、原料である次亜塩素酸ナトリウムが作られた直後の濃度であり、実際に原料として使用する時は濃度が落ちています。
さらにお客様が使うときはさらに落ちます。
これではやっぱりダメだと思いましたね。
黒カビは塩素濃度が高ければ高いほどよく落ちますので。
そんな塩素濃度に限界があり、さらに不安定な次亜塩素酸ナトリウムを使っては、良いカビ取り剤を作れないと思い、これまでの基本の考えを捨てて、主成分の塩素剤を替えてみる事にしました。
そして完成したのが、塩素濃度60%の「黒木真白」なのです!
メリットいっぱい「黒木真白」!
顆粒タイプなので、水で溶かさないといけなく60%で使う事は出来ませんが、顆粒タイプの塩素剤は、液体タイプよりとっても優れものです。
その理由はコチラの記事に書いてます。
黒木真白の溶かし方については、コチラの記事が参考になります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ぜひ今お使いのカビ取り剤に満足されていない方は、一度「黒木真白」をお試しください
使えば使うほどハマってしまう塩素剤ですよ。
ちなみに業務用商品ですが、普通の液体カビ取り剤より安全なので一般の方にも販売してます。