のぞみの記事

【掃除&除菌】塩素系漂白剤ハイターの活用術&変色や傷みのリスクを減らす方法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

このあいだ一人暮らしをしている弟のたくみと話していたのですが、どうやらネットでみつけたあるお掃除法が気になっているそうです。

それはキッチンの排水溝の汚れ対策として、「毎晩キャップ1杯のハイターと、コップの水を流しいれる」というもの。

手軽でよさそうですが、さすがに毎日ハイターの原液を使うのは素材が傷んでしまうのでは……?と心配で、まだ試すことができないでいるそうです。

ということで今回は、ハイターを使ったお掃除法についてご紹介していこうとおもいます♪

ハイターってどんな洗剤?気を付けることは?

ハイターの主成分は、次亜塩素酸ナトリウムという塩素剤です。

またアルカリ度が高いので、塩素に弱いもの、アルカリに弱いものに使うと、素材に影響が出てしまいます。

ハイターを使ったお掃除で重要なのは、素材、塩素の濃度、そして使う時間です。

排水管の素材は一般的に塩ビ管で、塩素にもアルカリにも強いので、ハイターを使っても問題ありません。

ただし目皿などの排水溝のパーツには、たいていプラスチックかステンレスなどの素材が使われています。

ステンレスにハイターの原液が触れてしまうのは、あまり望ましくありません。

毎日濃度の高い塩素を、しかも長い時間使っていると、素材が傷んでしまうリスクがあります。

素材が傷むと、サビが出てしまったり、塩素焼けで変色してしまったり、見た目がよくありません。

それでもたくみが言っていたお掃除法は、排水溝に注ぎ入れるだけ!という便利なお掃除法ですから、一度は試してみたいですよね。

どうせやるのであれば、できるだけ素材の傷みや変色のリスクを減らしてやってみましょう♪

ハイターによる変色や傷みのリスクを減らす方法

①ハイターに弱い素材は外しておく

ハイターによる変色や傷みのリスクを減らす方法の1つ目は、リスクのある素材はあらかじめ外しておくこと!

目皿など、ハイターに弱い素材は取り外してから使う、毎日は使わない、などど、傷むのを予防すると良いですね!

また、排水管のなかにも塩ビ管以外の素材を使ったものもありますので、一応確認してから使ってくださいね!

②水とハイターを入れる順番を変える

ハイターによる変色や傷みのリスクを減らす方法の2つ目は、ハイターの入れ方を工夫してみることです!

排水溝に先にハイターをいれて後から水をいれるのではなく、あらかじめハイターと水を混ぜ合わせておいてから流し入れてくださいね。

ハイターの濃い原液をいれたあとにコップで水をいれても、しっかりと原液のところに水が混ざってくれない可能性があります。

原液のままだと、傷んでしまうリスクが高まってしまうので、あらかじめ水で薄めた希釈液にしておいたほうがいいですね!

③ハイターの濃度を薄くする

ハイターによる変色や傷みのリスクを減らす方法、3つ目はハイターの濃度を薄くすること。

濃度が高いほど、素材が傷むリスクは高くなります。

ハイターの量を減らしたり、水の量を増やして濃度を薄くし、素材が傷むのを防ぐ、というやり方もあります。

毎日使うのであれば、コップが200mlにハイターは2グラムの100倍希釈液くらいがオススメですね♪

というように、ハイターと水の注ぎ方を工夫する、濃度を調整するだけでも、かなり素材が変色したり、傷んだりするリスクが減らせますよ~!

知っておきたい!ハイターの便利な活用法

便利なハイターは、排水溝のお掃除以外にも使えるんです♪

せっかくですから、ハイターを使ったお掃除法をいくつかご紹介いたします!

①洗面所やお風呂の排水溝掃除

キッチンの排水溝掃除で使ったハイターの100倍希釈はとっても便利なんです。

今回取り上げたキッチンはもちろん、洗面所、お風呂の排水溝にもハイター希釈液は使えます!

一度でいろんな場所のお掃除ができるって、これは嬉しいですよね~♪

②お風呂に生えるカビの防止

ハイターの100倍希釈は、お風呂のカビ防止にも使えます。

お風呂の天井のカビ菌を除菌することで、お風呂全体のカビ防止になるんですよ!

お風呂の天井は一見キレイにみえていても、カビ菌がぎっしりといます。

天井のカビの胞子が降り注ぎ、下にある水分、皮脂汚れ、石けんカス、シャンプー残りなどを栄養にしてカビが繁殖していくんです。

つまり天井をキレイにしておくと、下もカビにくくなるんです!

キレイにみえるお風呂の天井でも、定期的にハイターで拭いておきましょう~♪

③家のまわりの青カビ、コケ落とし

ハイターを使って、おうちの周りの青カビやコケを落とすことだってできます!

コケの場合は100倍希釈液だと薄いかもしれません。少し濃いめに作っておくと良いですね。

ただし塩素濃度が高いほど、金属をいためてしまうリスクが高くなります。

まわりに金属があるときは、あまりジャブジャブとハイターを使わず、金属部分に触れてしまわないよう、薄く塗っていってくださいね。

④トイレの黒ずみ落とし

トイレの水が溜まっている場所の下のほうが黒ずんでしまうことはありませんか?

なかなかガンコな汚れですが、ハイターを原液のまま入れてしまえばOKです♪

黒ずみがジワジワと分解され、落ちていってくれますよ。

ハイターの量は便器に入っている水の量によるので、一概にはいえないのですが……これも100倍希釈になるくらいの量を使ってくださいね!

⑤ゴムパッキンやコーキングの黒カビ落とし

最後はハイターを原液のまま使う方法です。

ゴムパッキンやコーキングに生えた黒カビは、根を生っていてとってもガンコなので、できるだけ高い濃度の塩素を使ましょう。

カビ落としといえば、カビキラーやカビハイターなどのスプレータイプのカビ取り剤を使うことが多いかと思いますが、実はハイターのようなボトルに入った塩素系漂白剤の方が2倍も塩素濃度が高いんです!

そして根を生やしたガンコな黒カビは、塩素濃度はもちろん、接触させる時間も重要です。

詳しい使い方は、別の動画で説明していますので、気になる方は是非チェックしてくださいね♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、除菌や汚れ落としに使えるとっても便利な塩素系漂白剤「ハイター」の活用法についてご紹介しました。

ドラッグストアやスーパーで簡単に手に入りますし、なによりお財布に優しい値段ですから、どんどんお掃除にも使っていきたいですね~♪

きょうご紹介したことは、早速弟のたくみにも伝えてこようと思います!

それでは、ここまで見てくださりありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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