洗剤講座

【これでお掃除マスター】塩素系を使いこなすために知っておきたいこと10選

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

このあいだ一人暮らしをしている弟のたくみが「塩素系洗浄剤って汚れがすぐ落ちて便利だけど、気をつけないといけないことがいっぱいあって大変だよね……」と話していました。

たしかにどのご家庭にもある洗剤ですが、正しい使い方についてちゃんと知っているよ!という人はあまり多くないのかもしれません。

そこで今回は塩素系の洗浄剤と漂白剤について知っておきたいことを、買うとき編、保管するとき編、使うとき編、捨てるとき編と4つにわけて、一気に10個ご紹介していきますよ~!

目次
  1. 買うとき編
  2. 保管するとき編
  3. 使うとき編
  4. 捨てるとき編
  5. まとめ

買うとき編

買ったらできるだけ早く使おう

次亜塩素酸ナトリウムが主成分の塩素系洗浄剤は、洗浄力が高いのが特徴!

でも塩素が飛びやすくて、実は工場から出荷された時点でジワジワと塩素が飛んで行ってしまっています。

塩素濃度が下がってしまうと、それだけ汚れの落ち具合は悪くなってしまうんですよね。

買ってから半年、1年……と時間が経ってしまったら、塩素の量はかなり減っています。

買ったらできるだけ早く使うように、意識して使ってくださいね。

塩素系は最小限の量で

「安売りされていたから」と大きいサイズの塩素系の洗浄剤や漂白剤をまとめ買いしてしまっていませんか?

実は塩素系はまとめ買いNG!

時間がたつと塩素濃度が下がり、汚れ落ちもイマイチになってしまいます。

できるだけフレッシュなうちにお掃除が出来るように、おうちに用意する塩素系の洗浄剤と漂白剤の数は最小限にしましょう!

似ている塩素系はまとめてしまう

塩素系の洗浄剤と漂白剤の数を最小限にするなら、形状で選ぶのがおすすめ。

塩素系は大きくわけて、泡で出てくるスプレータイプ、ボトルに入った液体タイプ、パイプ掃除などに使うジェルタイプの3つがあります。

お店に行けばキッチン用、お風呂用、トイレ用……とあれこれ揃えたくなりますが、成分をみたらほとんど同じかもしれません。

たとえばスプレータイプには、カビ取り用として「カビキラー」や「強力カビハイター」、キッチン用として「キッチン泡ハイター」がありますね。

でも成分はかなり似ていて「キッチン泡ハイター」でも十分カビを取ることができるんです!

用途にはこだわらないで、同じように使えるものはまとめてしまった方が、持つ洗剤の量を減らせますよ♪

保管するとき編

置く場所に気をつけよう

お風呂掃除用の塩素系洗浄剤を、窓のところに保管していませんか?

塩素は熱や光に弱く、窓の近くにおいているとすぐに塩素が飛んで行ってしまいます。

保管するときは、窓側には置かないようにしましょう!

また、塩素系漂白剤をお子さんの手が届かないようにと、キッチンや洗面所の上の棚に保管している方も多いかもしれませんね。

でもフタが上手く閉まっていなくて、出すときに目や頭にかかってしまった……なんてことが起きたら大変です。

塩素系は、こぼれたとしても身体にかからない場所を選ぶといいですね。

容器は移し替えない

塩素系の洗浄剤や漂白剤ってどれも緑や白などの色付きのボトルに入っていますよね。

実はあれって、光を通さないように色がついているんです。

なのでオシャレだからといって、透明のボトルに移し替えるのも厳禁ですよ〜!

かならず買ったときのボトルのまま使いましょうね。

使うとき編

使用NGなものをしっかりチェック

ガンコなカビも落としてくれる塩素系ですが、使ってはいけないものもあります。

たとえば金属!アルミや真ちゅうに使っていけないのは有名ですが、迷うのは水筒などのステンレス。

「キッチンハイター」の裏面をみると、ステンレスなら使ってもよさそうな書かれ方ですが……実は花王さんのホームページをよくみると「ステンレスに長時間の使用はNG」とされているんです。

便利な洗剤ではありますが、使ってもいい場所、使ってはいけない場所はしっかりと知っておきましょう。

塩素臭は予洗いで抑えられる

塩素系の洗浄剤や漂白剤を使うときの、ツーンとしたニオイ……。

あのニオイが苦手でお掃除するのがおっくう、という方もいらっしゃるかもしれません。

でも実は、塩素系自体のニオイはそこまできつくありません。

皮脂汚れやカビなどと反応して、あのツーンとしたニオイが出ているんです。

なのでニオイを軽減したければ、汚れをできるだけ少なくしましょう!

塩素系を使う前に軽く水で予洗いするだけでも、ニオイがだいぶ抑えられますよ。

わたしもお風呂の排水口をお掃除するときは、シャワーで軽く水洗いをしてから塩素系を使っています♪

他の洗浄剤とは混ぜない

別の洗剤を使ったあとに「塩素系だったら落ちるかな?」と試したくなること、ありますよね。

でも塩素系はまぜるな危険!酸性タイプの洗浄剤と混ざると、有害な塩素ガスが発生してしまうことがありますし、酸性タイプ以外の洗剤と混ぜ使うのも禁止されています。

かならず直前に使った洗浄剤を、しっかり洗い流してから使いましょう。

予洗いをするときも、できるだけ水で洗ったり、中性洗剤を使うといいですね。

不安なら1日くらいあけてから使うようにしましょう!

捨てるとき編

捨てるときは水で薄めて

塩素系を原液のままたくさんの量を排水口に流してしまうと、下水処理場に負担をかけてしまいます。

一度にドバッと捨てるのではなく、水で薄めてから捨てたり、何回かにわけて少しずつ捨てるようにしましょう。

おすすめはお風呂のお湯を捨てるときに、一緒に流す方法!

このときも何日かにわけて、処分していってくださいね。

排水口の中を必ずチェック

使うときはもちろん、捨てるときもほかの洗浄剤と混ざらないように気をつけましょう。

もしも排水口にポンと置くタイプの洗浄剤を入れていたら、塩素系と反応してしまうかもしれません。

捨てるときには、ほかの洗浄剤が排水口の中にないか、必ずチェックしてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は塩素系の洗浄剤と漂白剤について知っておきたいことを、買うとき編、保管するとき編、使うとき編、捨てるとき編と4つにわけてお話していきました。

黒カビやぬめりといったガンコな汚れを落としてくれるので、お掃除には欠かせないですよね。

正しく知って、上手に使っていきましょう!

わたしも弟のたくみに、さっそく伝えてこようと思います!

それでは、ここまで見てくださりありがとうございました。またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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