洗剤

食べられるほど安心安全な「界面活性剤」からできた洗剤を紹介!

茂木 和哉

こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。

もしかしたら皆さんの中には、「界面活性剤」と聞くと、
「危険」
「怖い」
「有害」
など悪いイメージをもたれている方がいるのではないでしょうか?

でもそう決めつけるのはダメですよ。

なぜかと言うと、「界面活性剤」と言ってもたくさん種類があって安全性が高いもから低いものまで種類によってまちまちだからです。

安全性が高いものだと、食べれるくらいに安全なものだってあるんです。

と言うことで今回は、食べられるほど安心安全な「界面活性剤」からできた洗剤を紹介したいと思います!

超安心安全な2つの界面活性剤

その食べらるほど安心安全な「界面活性剤」とはズバリ、
・サポニン
・レシチン
の2つです。

なのでこの2つからできた洗剤が「超安心安全」な洗剤となるわけです。

実はその2つ「界面活性剤」ですが、皆さんにも身近な「野菜」に含まれているんです。

例えば、
・大根
・ジャガイモ
・枝豆(大豆)
の3つの野菜に含まれています。

以前、その3つの野菜の中で最も界面活性剤が含まれているかを確認した事がありました。

ちゃんと比較したかったので、
・水の量
・野菜の量
・茹で時間
をちゃんと決めて比較しました。

手順はこうです。
1.鍋に300mlの水を入れ煮立たせます。
2.食材を100g入れ3分間煮ます。
3.十分冷めたら容器に入れます。
4.容器をシャカシャカ振って泡立ち泡持ち比較します。

泡立ち泡もちが良いものほど界面活性剤が多く含まれていることになります。

そして結果ですが、まず大根はほとんど泡立ちませんでした。

残念ながら洗剤としては使えなさそうなレベルでした。

次にジャガイモですが、そこそこ泡立ちました。

皮脂汚れの拭き掃除にならギリギリ使えそうな感じでした。

そして最後の大豆ですが、かなり泡立ちました!

リビングやダイニングの皮脂汚れの拭き掃除にはいけそうな感じですし、キッチンの軽度な油汚れにもギリギリ使えそうな感じでした。

泡の違いを動画で見てもらえたら違いがハッキリ分かったと思いますが、間違って撮った動画を消してしまったんですよね…

掃除に使える枝豆の茹で汁

大根、ジャガイモ、枝豆の中ではダントツ枝豆に界面活性剤が含まれている事が比較して分かったわけですが、枝豆には「サポニン」だけでなく「レシチン」も含まれているんです。

大根とジャガイモには、多分「サポニン」だけだと思います。

なので枝豆の茹で汁からは、
「2つの天然界面活性剤だけで作った天然成分100%の無添加洗剤」
を作れるんです。

欲しくなる洗剤のキャッチコピーですよね(笑)

今回は枝豆を茹でる時に水だけ使いましたが、皆さんが枝豆を茹でるときは塩を入れますよね。

塩には、たんぱく質やアミノ酸に働きかける効果があると言われているので、塩を入れたほうがより洗浄効果がアップします。

と言う事で枝豆を茹でた際には、茹で汁を拭き掃除に活用してみてはいかがでしょうか。

「枝豆洗剤」の洗浄力と注意点

でも普通の合成洗剤と比べたら、それは汚れ落ちはかなり悪いですよね…

少しでも洗浄力が高い状態で使うためには、茹で汁が完全に冷めてから使うのではなく、できるだけ温かいうちに使うといいですよ。

熱つければ熱いほど「熱」のパワーも利用できるので、皮脂汚れと油汚れの落ちが良くなります。

注意する点は、火傷しない事と、長く保管すると腐れてしまいますので、早めに使い切るようにする事ですね。

できれば当日使い切りがいいと思いますが、翌日使う場合は冷蔵庫に保管しておく事をオススメします。

それと拭き掃除した後に、水拭きした方がいいかもしれませんね。

安全性が高いので水拭きしなくてもいいような感じがしますが、枝豆の臭いと枝豆からでた不純物が拭き残るので、気になる方は水拭きした方がいいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか?

野菜を茹でたときに出る「アク」が泡状なら、そのアクの中に界面活性剤が含まれていると思って間違いないと思います。

ちなみにうどんやパスタを茹でた時も泡がでますよね。

そうなんです、その泡も天然の界面活性剤剤なんです。

なので茹で汁をすぐに捨てずに、食事したらお皿洗いにその茹で汁を使うといいですよ。

特にパスタは、ミートソースやオリーブオイルなどお皿に油分が多く残っているので茹で汁で洗うのはオススメです。

うまくいけば茹で汁だけで洗えるかもしれません。

もし洗っても油分が残っているようなら、仕上げに洗剤でスポンジ洗いが必要でしょうけど、洗剤の量と水の量の節約になりますよね。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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