こすらず放置だけ!?フライパンのコゲ取りの極意と上手な洗剤の選び方
こんにちは!のぞみです。
今回はこちらのフライパンの裏側にこびりついたコゲつき汚れを、ゴシゴシこすらずに落としていこうと思います!
たわしのような硬いものでゴシゴシこする方法が定番かもしれませんが……手間もかかるし大変ですよね。
そこで今回使う洗剤は「茂木和哉コゲ落としジェル」です。こすらず落とせる洗浄剤で、ラクにお掃除できるんですよ~!
成分や特徴については、のちほどじっくりお話していきますね♪
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
「茂木和哉コゲ落としジェル」をコゲに塗りつける
それでは早速、コゲ落としを始めていきましょう。
「茂木和哉コゲ落としジェル」は強い洗浄剤ですので、かならずゴム手袋を着用してくださいね。
フライパンをひっくり返してたいらな場所に置き、「茂木和哉コゲ落としジェル」を垂らしていきます。
「茂木和哉コゲ落としジェル」はジェル状の洗浄剤ではありますが、そこまでドロッとはしていません。わりとサラ皿している伸びがいい洗浄剤です。
サラサラしていると少ない量でコゲ取りができますが……洗浄剤がかかってはいけないところにかからないよう気をつけましょう。
アルカリ度の強い洗浄剤ですので、アルミにかかると白っぽく変色してしまうことがあります。
フライパンの取ってで少し傾いてしまうことがあるため、端っこに置いて作業したり、取っての反対側に小皿などを置いて高さ調節をしてもいいですね!
「茂木和哉コゲ落としジェル」をたらしたら、古歯ブラシを使って全体に塗り広げていきます。
あれこれお話していると、つい「茂木和哉コゲ落としジェル」が塗装面についてしまいました……!
洗浄液をつけたくない場所についてしまったら、すぐにふき取りましょう。
また垂れないようにペーパータオルで抑えておくのもいいですね。
ですが今回はせっかくですから、変色の程度をお見せするため、垂れたままにしておきます。
コゲ落としジェルについてじっくり解説
「茂木和哉コゲ落としジェル」を塗ったら、30分ほど放置します。
放置しているあいだに「茂木和哉コゲ落としジェル」の特徴をじっくりお話ししていきますね!
「茂木和哉コゲ落としジェル」の成分をチェック
まずは「茂木和哉コゲ落としジェル」の成分を見てみましょう。裏面の成分表示を見ると「水酸化ナトリウム(3.9%)、安定化剤、増粘剤、防腐剤」と書かれています。
フライパンのコゲ取りといえば、たわしでゴシゴシこするイメージがありますが……こすらなくてもコゲが落ちてくれるのは、アルカリ度が非常に高いから!
成分の一番はじめに書かれている「水酸化ナトリウム」がアルカリ剤です。
水酸化ナトリウムはあまり聞きなれないかもしれませんが、固形石けんを作るときに使うものですね。
固形石けんは水酸化ナトリウムと油脂を混ぜて作られています。
アルカリでコゲが落ちるのはどうして?
コゲがアルカリ剤で落とせるのは、コゲができる仕組みに関係があります。
コゲはもともと油汚れで、油汚れが加熱されるとだんだん炭になっていくんです。
それでも100%炭になっていることはあまりなく、油汚れを落とせば一緒にコゲもポロっと落ちてくれるんですよね。
なのでコゲ落としには、油汚れにはたらきかけてくれるアルカリ剤が効果的なんです!
水酸化ナトリウムの濃度のはなし
「茂木和哉コゲ落としジェル」には水酸化ナトリウムが3.9%と、家庭用洗剤のなかではかなり多めに入っています。
実は水酸化ナトリウムは5%以上入っていると、劇物扱いになってしまうんです……!
水酸化ナトリウムに似ている水酸化カリウムも同じく、5%以上は劇物となります。
ちなみに、水酸化ナトリウムを4%、水酸化カリウムを4%ならまだ劇物扱いとはなりません。
どちらか片方が5%を超えると、劇物になる、というルールですね!
5%を超えて劇物となると、買うのも売るのも大変になってしまいます。
なので業務用の洗剤ではときどき、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが多く入っているものを見かけます。
市販の洗剤を選ぶときも、油汚れやコゲへの洗浄力が高いものを選ぶのであれば、少しでもアルカリ度が高いものを買うのがベストです。
成分表示をみて「水酸化ナトリウム」や「水酸化カリウム」が入っているもの、さらに濃度も高いものを選びましょう!
「茂木和哉コゲ落としジェル」は刺激が強い洗剤?
どんな洗剤にも、メリット・デメリットがあります。
「茂木和哉コゲ落としジェル」のメリットはなんといっても、コゲをこすらず落とせること!
水酸化ナトリウムを3.9%も配合しており高アルカリのため、油汚れと一緒にコゲを落としてくれます。
そのかわり、デメリットは危険性が高いこと。
パッケージを見ると赤文字での注意書きや警告がたくさんありますね。
「茂木和哉コゲ落としジェル」は強い洗浄力でコゲを落とします。
ラクさを重視する方にとっては、便利ではありますが……安全性を重視する方にはあまりおすすめできません。
安全な洗剤を使いたいのであれば、研磨スポンジやクレンザーなどを使ってゴシゴシこするのがいいですね。
ちなみに茂木和哉シリーズにも、ゴシゴシこする用のクレンザーはあります。
あまり強い洗剤を持ちたくない人は、ぜひこちらの洗剤もチェックしてみてくださいね!
ただし……安全性が高いかわりに、作業が大変になるのでラクさ重視の方にはおすすめできません。
掃除で大事にしたいことによっておすすめの洗剤は違う
どんな洗剤が自分に向いているのか?は、お掃除でなにを大事にしたいかによって違ってきます。
コゲ落としひとつを取っても、ラクさ重視であれば強い洗浄剤の「茂木和哉コゲ落としジェル」、安全性重視であればクレンザーや研磨剤がおすすめ、となりますね。
ほかにもコスパの良さを重視したい、自然への優しさを重視したいなどなど……人によって大事にしたいことはさまざまです。
また、お子さんが小さいうちは安全性の高いものを選んでいたけれど、お子さんが大きくなったら安全性よりもラクさを重視するようになった、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
みなさんも改めて「自分はお掃除でなにを一番優先したいか?」を考えて、ぴったりの洗剤を見つけてみてくださいね!
コゲはどれくらい落ちた?
あれこれお話をしているうちに、「茂木和哉コゲ落としジェル」をフライパンの裏に塗ってから、30分ほど経過しました!
それではティッシュで拭き取ってみますね。
……どうでしょうか!?力はそれほどいれていませんが、つるっとコゲが剥がれていきました!
ですが底のポツポツしたところにはまだコゲが残っています。あとで水洗いをして、どれくらいキレイになるかも見ていきましょうね。
塗装面についてしまったところは、どんな感じでしょうか?
濡れているのでわかりにくいかもしれませんが、少しツヤがなくなったように見えます。
シンクで水洗いをしていました。
……どうでしょうか?ビフォーの画像と比べると、見違えるくらいにキレイになりましたね!
力をいれてゴシゴシとこすらず、ほぼ放置するだけでこれくらいコゲを落とすことができますよ♪
コゲ落としのコツと注意点
ということで今回は、「茂木和哉コゲ落としジェル」を使ってフライパンの内側についたコゲを落としてみました。
コゲ落とす方法は大きくわけて1つ!
1つは今回のように、強いアルカリ洗浄剤を使ってコゲを浮かせる方法。
もう1つはクレンザーや研磨スポンジなどでゴシゴシこすって落とす方法です。
コゲは油汚れで落ちてくれますが、一般的なキッチン掃除用洗剤ではなかなか落としきれません。
ガンコになってしまったコゲなら、強いアルカリ成分の「水酸化ナトリウム」や「水酸化カリウム」が入っている洗剤を選びましょう。
あまり強いものだと業務用洗剤でしか見かけませんが、5%未満のものであれば家庭用洗剤でも見かけることができますよ。
もちろん「茂木和哉コゲ落としジェル」は強い洗剤ですから使うときは手袋を着用し、手や顔につかないよう気をつけましょう。
また、うっかりアルカリNGのものに洗浄液がついてしまい、変色してしまった……!なんてこともないよう、注意してくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「茂木和哉コゲ落としジェル」を使ってフライパンの内側についたコゲを落とす方法をご紹介しました。
ほぼ放置するだけで落とせるのは、かなりラクチンです!みなさんも一度チェックしてみてくださいね。
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪