のぞみの記事

意外とNGだらけ!?洗面台の化粧鏡の正しいお手入れ法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回は、洗面台の化粧鏡を拭き掃除をしていこうと思います。

なんとなくお掃除をしていた場所ですが、調べてみると結構NGなお掃除法がある場所だとか……!?

茂木さんと一緒に、洗面台の化粧鏡のお掃除法を勉強していきましょう~!

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す。

化粧鏡のお手入れ法を取扱説明書でチェック

のぞみ

茂木さん、それではよろしくお願いします♪

はい、よろしくお願いします。今回お掃除をするのは、TOTO製の洗面台の化粧鏡「エコミラー」です。

TOTO製に限らず、最近の化粧鏡はお手入れに結構NGなことがあるようなんです。

まずは取扱説明書の「お手入れ方法」のページをチェックしていきましょう!

取扱説明書の一番上には「この鏡はくもりにくくするために、表面に柔らかいコーティングをしています。」と書かれています。

コーティングがされているので、取り扱いには十分注意が必要なようですね。

その下には、使用上の注意としてNGのものが書いてあります。

「かたい布や汚れた布、マイクロファイバークロス、研磨剤入りの洗剤、メラミンスポンジ、たわしなどでの清掃は行わない ※傷が付く原因になります」と書いてあります。

のぞみ

結構NGなものが多いんですね……!マイクロファイバークロスはお掃除で使う方も多いような気もします。

わたしもこれまで何回もマイクロファイバークロスで拭いていました。でもメーカーとしてはダメなんですね。

メラミンスポンジは柔らかいスポンジのように見えますが、結構かたさがあります。

かたい布は傷がつく原因になりそうです。柔らかい布を使ったほうがよさそうです。

さらに右側には「毛染め剤、洗顔料、化粧品、うがい薬、歯磨き粉などを付着させない ※変色、付着跡、傷が付く原因になります」と書かれています。

のぞみ

歯磨き粉なんて、普通に使っていても飛び跳ねてついてしまいますよね……。

でもメーカーとしてはダメなもののようです。歯みがきやうがいをするときには、つかないように注意しないといけませんね。

他にも取扱説明書には「傷や色が付いたところを強くこすらない」「鏡のラベルをはがさない」「鏡表面にくもり止めを塗らない」「鏡表面にテープ・シール・吸盤・ジェル状の飾りなどを貼らない」などたくさん注意書きがあります。

つぎは取扱説明書の「エコミラーのお手入れ」のページを見ていきます。

お手入れ用品は「付属の『エコミラーお手入れ用ふきん』または『ハンドタオル』『フェイスタオル』などのきれいな柔らかい布をご使用ください」とあります。

付属のふきんがついていた記憶はないですね……。一度も使ったことがありません。

のぞみ

洗面台にふきんなんて付属していましたっけ……?

洗剤については「無色透明の台所用中性洗剤(食器用)を5倍に薄める」と書かれています。

でも中性の台所用洗剤って、実は条件が厳しいんですよね。中性でない食器用洗剤も結構あります。

P&Gの「ジョイ」は弱アルカリ性、花王の「キュキュット除菌タイプ」は弱酸性です。

中性の食器用洗剤ときいて思いつくのは、ライオンの「チャーミーマジカ」や花王「キュキュット」であれば普通タイプのものなどでしょうかね。

さらに「無色透明の」と書かれていますから、着色料もNGなのかもしれません。

もしかすると食器用洗剤にも着色料がはいっているかもしれませんね。この条件にあった洗剤を探すのは結構大変です。

のぞみ

食器用洗剤であれば大丈夫!とも言い切れないんですね。

さらに中性の食器用洗剤を5倍に薄めて使うようです。

大手の食器用洗剤は、界面活性剤の濃度が30%くらいなので、5倍に薄めれば界面活性剤の濃度が6%くらいになります。

その下には「注意」というマークで使えないものがさらに書かれていますね。

「ナイロンたわし・かたい布・汚れた布・金属たわし・メラミンスポンジ・ウェットティッシュ」とあります。

ナイロンたわしやかたい布、金属たわし・メラミンスポンジはイメージできますよね。

のぞみ

意外なのがウェットティッシュです。手軽なのでこれまで何回もウェットティッシュで鏡を拭いてしまっていました~!

ウェットティッシュにもアルコールが入っているものと、アルコールフリーのものがありますよね。

ここではアルコールが入っているウェットティッシュがNGなんだと思います。

それと、ウェットティッシュのなかにも液性が中性以外のものもありますしね。

でもアルコール入りとか、液性とか、いろいろと細かく書いてしまうとややこしくなってしまうので、ひとくくりに「ウェットティッシュはNG」としているのかもしれません。

そして使用してはいけないものに、「溶剤(シンナー/ベンジン/除光液など)」とあります。

コートされている鏡なので、溶剤はNGなのはわかりますね。

「クレンザー(粉末や研磨力の強いもの)」もコートが剥がれてしまいますから、NGなのは納得です。

「トイレ/バス/タイル用洗剤」これだけはちょっとわかりません。

トイレ用洗剤もバス用洗剤も、中性・酸性・アルカリ性といろんなタイプのものがあります。

中性の食器用洗剤であればOKと書かれていたので、中性のトイレ用洗剤・バス用洗剤であれば使ってもよさそうですよね。

「トイレマジックリン」や「バスマジックリン」は液性は中性ですし、界面活性剤の濃度も5~6%ほどです。

界面活性剤の濃度が30%ほどの中性食器用洗剤を、5倍に薄めたものとそれほど変わらない気がしますよね。

もしかすると着色料が入っているのがNGな理由なのかもしれませんが……。

のぞみ

バス用洗剤やトイレ用洗剤なら最初からスプレーに入っていますし、使いやすそうですよね。

さらに使用してはいけないものには「塩素系洗剤原液」とあります。

わざわざ原液と書いてあるということは、薄めたら使ってもいい、と思ってしまいそうですよね。

でも塩素系洗剤の液性はアルカリ性です。多少水で薄めたくらいでは、中性にはなりません。

掃除には中性洗剤しか使えないようですし、塩素系洗剤は水で薄めても使用NGだと思います。

そのほかに「洗剤は原液で使用しない。跡が残る原因になります」「指先で強くこすらない。コーティングの傷つき、はがれの原因になります」「ふきんやタオルは、からぶきでは使用しない。コーティングの傷つき、はがれの原因になります」と書かれています。

のぞみ

本当にNGなことが多いですね……。結局どうやってお掃除をするのがメーカーさんの推奨なのでしょうか?

「日常のお手入れ」と書かれているところがありますね。

柔らかくてきれいな布に、中性の食器用洗剤を5倍に薄めたものをつけて拭いてください、とあります。やっぱりこの方法につきるようです。

お手入れの頻度は週に一度、というのも参考になりますね。

のぞみ

洗面所の鏡ってこんなにお手入れの条件が厳しいんですね……。取扱説明書をみて初めて知りました。

化粧鏡のお手入れに使う洗剤&掃除グッズを紹介!

それでは実際に、我が家の洗面台の化粧鏡のお手入れをしていこうと思います。

取扱説明書に書いてあるとおりにしていきたいところですが……できるだけカンタンに、手軽にお掃除をしたいところですよね。

なので今回は、取扱説明書の内容を参考にしながらですが、少し違ったお掃除法をいくつか試したいと思います。

のぞみ

今回のお掃除方法を試す場合は、あくまで自己責任でということでお願いしますね~!

まずメインで使う洗剤は「バスマジックリン」です。

取扱説明書には「中性の洗剤を使う」と書かれていましたね。お風呂用洗剤は使用してはいけないとありましたが、「バスマジックリン」は中性の洗剤です。

さらに「バスマジックリン」の界面活性剤は濃度が6%ですから、食器用洗剤を5倍に薄めたときと同じくらいの濃度になっています。

のぞみ

水で薄める手間がないのはいいですね!

気になるのは「バスマジックリン」に着色料が入っているのかどうかですね。

使うまえにコップに出して、色を確認してみましょうか。

透明のコップにスプレーしてみると……真っ白な泡が出てきました。洗剤の液を直接見ても透明ですね。

今回使う「バスマジックリン」はアロマローズの香りで、ピンクのパッケージなのでもしかすると赤い色をしているのかな?と思ったのですが、着色料は入っていないように感じます。

洗剤のつぎは、拭き上げるのに使うアイテムをご紹介します。

取扱説明書のルールを無視したお掃除法になってしまいますが……こちらはいろんなものを使ってみたいと思います。

1つ目は「マイクロファイバークロス」です。無印良品のものを用意しました。

2つ目はスコッティの「洗って使えるペーパータオル」です。

取扱説明書には使用NGとは書かれていませんでしたが、割としっかりとしているペーパータオルなので拭いても問題ないのかが気になりますね。

3つ目はシルコットの「ウェットティッシュ(ノンアルコールタイプ)」です。

アルコールは溶剤になるので使用はできませんが、今回はアルコールが入っていないウェットティッシュなので大丈夫だろうということで使っていきます。

この3つで拭き比べをしてみて、拭きやすさ、拭いた後の仕上がりのキレイさを見ていこうと思います。

のぞみ

どんな結果になるのでしょうか!?

マイクロファイバークロスで拭いてみる

まず最初に試すのは、無印良品のマイクロファイバークロスです。

クロスが乾いている状態なので、水で軽く濡らします。

鏡に直接スプレーするのではなく、クロスにスプレーをしてワシャワシャと馴染ませますね。

馴染んだら化粧鏡を拭いていきましょう。

鏡を一通り拭いたら、つぎは水拭きをしていきます。

同じようにマイクロファイバークロスを水で濡らし、鏡全体を拭いていきますね。

水拭きが終わったら、つぎは乾いたマイクロファイバークロスにかえて乾拭きをしていきます。

のぞみ

取扱説明書には「乾拭きNG」とありましたし、ここはあくまで自己責任で行っています。

乾拭きNGのようですが、水拭きをした後にすぐに乾拭きをすると、やっぱりキレイに仕上がりますね。

白いスジのような汚れも、糸くずのようなホコリもほとんどついていない状態です。

「乾拭きはNG」というのはどうしてなのでしょうか。濡れている状態で乾拭きをするのは、問題ないのかもしれませんね。

何もついていない状態で乾拭きをするのがダメ、という意味だったのでしょうか。

でも取扱説明書を見る限り、鏡が濡れていようと乾いていようと「乾拭きNG」といった感じだと思います。

のぞみ

どうして乾拭きがダメなのか、気になりますね……。

ペーパータオルで拭いてみる

2つ目はスコッティの「洗って使えるペーパータオル」で拭いていきます。拭き心地や、拭いた後の仕上がり具合を比べていきましょう。

「洗って使えるペーパータオル」を水で濡らし、「バスマジックリン」をスプレーし馴染ませます。

ワシャワシャとして馴染ませたら、鏡全体を拭いていきます。

マイクロファイバークロスと同じように、スルスルと気持ちよく拭くことができます。

水を含ませる量や洗剤の量にもよるかと思いますが、洗剤の広がり具合は「洗って使えるペーパータオル」のほうが良い感じがします。

洗剤で拭き終わったら、次は水拭きをしていきます。

水拭きでは洗剤が残らないように、しっかりとふき取る必要があります。

「洗って使えるペーパータオル」は薄さや面積がマイクロファイバークロスよりも少ないので、1回では拭ききれないかもしれません。

今回は一回ペーパータオルを洗って、2回水拭きをしました。

のぞみ

水拭きが一回では終わらないのはちょっと手間かもしれませんね。

水拭きがおわったので、最後に乾拭きをして仕上げます。

乾いた新しいペーパータオルを用意し、鏡全体を拭いていきます。

仕上がりを見てみると……やっぱりキレイですね!

マイクロファイバークロスのときも、糸くずのようなホコリはほとんど残っていませんでしたが、ペーパータオルはそれよりももっとキレイな気がします。

ウェットティッシュで拭いてみる

最後はウェットティッシュで拭いてみましょう。

ウェットティッシュはちょっとした汚れを見つけたときなんかに、ささっと拭くことが多いですよね。なので洗剤を付けないでそのまま拭いてみましょう。

ウェットティッシュを2枚重ねて、鏡全体を拭いていきます。

拭き終わると、鏡に白い糸くずのようなものが少しついているのが見えます。

このままだとすこし濡れている状態なので、仕上げに「洗って使えるペーパータオル」で乾拭きをしていきます。

これで鏡のお手入れは終了です!

3つのアイテム、どう使い分ける?

というように、洗面台の化粧鏡をマイクロファイバークロス、「洗って使えるペーパータオル」、ウェットティッシュの3つで拭き比べをしてみました。どれも問題なく、お手入れすることができたかと思います。

のぞみ

茂木さん的にはどの方法がお気に入りですか?

手軽さを求めるのであれば、やっぱりウェットティッシュですね。

歯磨き粉がついてしまった、というときはウェットティッシュで拭くのがカンタンですよね。

拭いた後に白い糸くずのようなものが残ってしまったことが気になりますが、仕上げに乾拭きをすると、よりキレイになるかと思います。

一番スルスルと気持ちよく拭けて、仕上がりもキレイだったのが「洗って使えるペーパータオル」です。

洗剤の量や含ませた水の量などでも変わってくるので、今回一回だけでは判断はできませんが、わたしはいい方法かと思います。

マイクロファイバークロスも大差なく、十分キレイに吹き上げることができました。

ただし取扱説明書によると、マイクロファイバークロスの使用はNGとなっていますし、ペーパータオルが安全かもしれません。

のぞみ

最後に使ったウェットティッシュも、取扱説明書では使用NGでしたね。アルコールの有無や液性はチェックしておく必要があります。

そうですね。今回は3つとも最後に乾拭きをしましたが、これもNGということでした。

でも我が家ではこれからも、今回の3つの方法で化粧鏡の手入れをしていこうかと思います。

使い捨てのものを頻繁に使うのはもったいない、というときはマイクロファイバークロスを使って拭く、というのも選択肢のひとつですね。

「洗って使えるペーパータオル」はいろんな場所のお掃除に使えますが、コスパを抑えたいときにはマイクロファイバークロスもよさそうです。

のぞみ

そのときあるものや、お掃除のスタイルにあわせて選んでいきたいですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は取扱説明書を見ながら、洗面台の化粧鏡のお手入れをしていきました。

なんとなくお掃除していた場所かもしれませんが、かなり奥が深い場所でしたね!

ところで、洗面台の洗面ボウルも汚れが気になる場所の一つではないでしょうか?

洗面ボウルも以前、「ウタマロクリーナー」をパワーアップさせたものでお手入れをしてみました。

気になる方はこちらの動画をご覧ください♪

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
記事URLをコピーしました