のぞみの記事

皮脂汚れが激落ち!バスクリーナーを23円で作ってみました【お風呂掃除】

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

お店にいくといろんな洗剤を見かけますね。

お値段が高い洗剤ほど、汚れを落としてくれそうな気もしますが……そんなに気軽には買えません。

汚れがしっかりと落ちる、でもお財布に優しい!なんていう洗剤は夢のまた夢なのでしょうか・

ないなら作ってしまおう!ということで、今回は汚れが激落ちするバスクリーナーを自分で作ってみたいと思います♪

ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。

※ここでひとつ注意があります!基本的に洗剤は、他の洗剤や洗浄剤と混ぜてはいけないものとされています。作る場合はあくまで自己責任でお願いします。

激落ちバスクリーナーの作り方

早速、激落ちバスクリーナーを作っていきましょう。

材料は

・水

・重曹

・食器用洗剤

です。食器用洗剤は「ジョイ」を使っていきますが、おうちにあるもので構いません!

手順1 重曹水をつくる

今回は400mlのバスクリーナーを作ります。

まずはお鍋をキッチンスケールに乗せて、重曹5グラム、水195グラム入れていきます。

合計200グラムになるようにしていますが、あとで微調整をするのでここは大体で大丈夫です。

重曹と水を入れたら、軽くかき混ぜて溶かします。

このあと火にかけるので、完全に溶けているる必要はありません。

ここで一度、重曹水のpHを試験紙で測ってみましょう。

pHは8でした。中性が6~8くらいなので、この状態でのアルカリ度はそこまで高くありません。

この程度のアルカリ度では、皮脂汚れへの洗浄力はそこまで高くありません。

なので次は、重曹水のアルカリ度を高めていきましょう!

お鍋を火にかけます。

すると……シュワシュワと気泡が出てきました。

これは沸騰して出てくる気泡ではなく、重曹が煮立ったことで出てくる炭酸ガスです。

このシュワシュワが落ち着くまで、お鍋を火にかけておきます。

まだシュワシュワしていますが、一度pHを測ってみましょう。

pHは10~12くらいになりました!先ほどよりもアルカリ度が上がったということですね。

このように、重曹は火をかけて炭酸ガスをだすことで、アルカリ度が高くなるんです。

アルカリ度が高くなれば、皮脂汚れがするっと落ちてくれるようになります♪

手順2 熱くなった重曹水を常温の水と混ぜる

シュワシュワが出尽くしたら火を止めてください。

このままお掃除に使いたいところですが、アツアツのお湯は持てないので、常温の水と混ぜていきます。

ビーカーに水道水を150グラム入れ、お鍋でつくった重曹水を入れます。

手順3 食器用洗剤を加え、軽く混ぜる

次に、ビーカーに食器用洗剤の「ジョイ」を入れます。

いま重曹水と水道水の合計が247グラムなので、食器用洗剤は20グラム入れていきます。

火にかけているときにすこし水分が蒸発してしまっていると思うので、合計400グラムになるよう水を加えておきます。

重曹水と食器用洗剤を軽くかき混ぜたら完成です!

手順4 空のスプレーボトルに入れる

自作バスクリーナーが出来たら、最後は空の容器に入れていきます。

今回は「バスマジックリン」を使い終わった空ボトルに入れていきます。

「バスマジックリン」はもともと380ml用の容器なのと、いれるときに泡立つので、400ml全部は入らないかもしれませんね……。

余ってしまった分は、別の容器にいれておきます。

ここでワンポイント!洗剤がぬるかったら湯煎しよう

自作バスクリーナーを空スプレー容器に入れ終わりました!

水で薄めすぎたのか……少しぬるめにできました。

使う分には問題はないのですが、熱い方が皮脂汚れが落ちるのでもう少し温度を高めたいところです。

なのでここで、湯煎をして温めたいと思います。

お鍋でお湯を沸騰させ、火を止めてから洗剤の容器を入れます。

ただ熱すぎると持てなくなってしまうので、手で持てるくらいの温度で留めてくださいね。

今回重曹水は合計400グラムで作ったのですが、もしかすると300グラムでつくったほうがちょうどいいのかもしれませんね。

ここは何度か試してみます……!

お風呂掃除

さて、自作バスクリーナーも完成し、ちょうどいい温度にもなりました。

ここからは実際のお風呂掃除の様子をお届けします!

使うものは先ほど作った自作バスクリーナー、そして「超人たわしZ」です。

使い方は普通のバスクリーナーとまったく同じです。

洗剤を浴室に吹きかけて、「超人たわしZ」でこすります。

スプレーを吹きかけるときは、手首のスナップを聞かせることで広くかけることができますよ。

今回の自作洗剤に限らず、どのバスクリーナーにも使える技です。

お風呂の壁、窓の周り、ドア、鏡、洗面器などを置くカウンター、シャワーホース、床……とお風呂全体を洗っていきます。

アルカリ度も高く、皮脂汚れが激落ちする洗剤なので、手肌の皮脂も奪われ乾燥してしまいます。

できればお掃除用のゴム手袋を使いましょう!

洗面ボウル、お風呂のフタ、イスといった小物も一緒にお掃除していきましょう。

カメラを近づけてみると、泡立ちの良さがよくわかりますよね。

重曹水だけでは泡立ちませんが、食器用洗剤をいれたことで泡立つんです!

最後は浴槽です。

内側、外側とたっぷり洗剤をかけて、「超人たわしZ」で洗っていきます。

低コスパな洗剤なので、惜しむことなくたっぷりと使えますね!

これでお風呂全体を洗い終えましたので、シャワーですすいでいきます。

すすぎ終わったら、最後はマイクロファイバークロスえ水気をふき取ってお掃除完了です!

面倒ですが、水気を取っておくことで水垢やカビを予防できますよ♪

汚れ落ちがいい理由

さて、ここまで自作バスクリーナーの作り方とお掃除の様子をお届けしました。

どうして今回の自作バスクリーナーは、汚れがしっかりと落とせるのでしょうか?

それはには3つの理由があります!

1つ目は「アルカリのはたらき」。

アルカリ成分として重曹を使いましたが、火にかけて炭酸ガスを出すことで、アルカリ度数をグンと高くしました。

2つ目は「界面活性剤のはたらき」。

重曹水だけでは泡立ちませんが、食器用洗剤のジョイをいれることで、界面活性剤のチカラも加えました。

そして3つ目は「熱のはたらき」。

湯煎で自作バスクリーナーを熱くしましたよね!

皮脂汚れは冷たいよりも温かい方がよく落ちるんです。

というように、皮脂汚れをよく落とす「アルカリ」「界面活性剤」「熱」の3つのチカラを使っていたんです。

ただしこの洗剤が得意とする汚れは、皮脂汚れです。

もちろん赤カビや酸性石鹸カスもある程度は落とせますが……水垢や金属石けんカスのようなアルカリ性の汚れ、黒カビのような生き物汚れには、また別の洗剤が必要になるのでご注意ください!

自作激落ちバスクリーナーの気になるお値段は?

さて、最後に気になるお値段を計算してみましょう。

使った材料を計算してみました。

今回は水道水、重曹、食器用洗剤の「ジョイ」を使いましたね。

水道水は合計375グラム使いました。計算はちょっと難しいので…0円とします。

重曹は5グラム使いました。

使ったのはドラッグストアのプライベートブランドのもので、1キロ350円でした。5グラムだと……1.75円です。

食器用洗剤の「ジョイ」は今回は20グラム使いました。

Amazonでみたところ、175グラムで187円だったので……20グラムで21.4円ですね。

そうすると、今回つくった激落ちバスクリーナー400グラムは合計で23.2円でした。

どんなに安いバスクリーナーでも、ボトル1本あたり100円以下なんでないですよね…!

こんなにもコスパがいいのに、皮脂汚れに強い3つのパワーがあるので汚れの落ち具合のバツグンなんです。

一度作ってみたいという方は、参考にしてみて下さいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はコスパも安く、皮脂汚れもしっかり落ちるバスクリーナーを自作してみました。

メーカーさんが研究を重ねてつくった激落ち洗剤よりも汚れが落ちるものが作れるか?というと不安なところではありますが……普通のバスクリーナーよりは断然、汚れは落ちるものだと思います!

コスパもいいので、気になる方は試してみてくださいね。

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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