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油汚れを楽に落とすための洗浄剤選び

茂木 和哉

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油汚れは、界面活性剤が含まれている洗剤を使わなくてもアルカリ性の洗剤であれば油汚れを落とす事が出来ます。

むしろ、アルカリ度の強さによっては、
界面活性剤が含まれた洗剤よりアルカリ性の洗剤の方が汚れ落ちは上です。

例えば、
・重曹水
・セスキ炭酸ソーダ水
・アルカリ電解水
は、アルカリ性だから油汚れが落ちるのです。

もちろん、アルカリ度が強くなればなるほど
洗浄力は高くなりますが刺激も強くなります。

アルカリ性の洗浄剤で最近よく使われるのが、アルカリ電解水や重曹水、セスキ炭酸ソーダ水です。

これら洗浄剤の売りは、なんと言っても安全性の高さです。

安全だと言われる理由は、アルカリ度が強すぎないからです。

逆に考えれば、アルカリ度が強すぎない分、
洗浄力はそれほど強くありません。

なのでレンジまわりの頑固な油汚れの掃除に、それら洗浄剤では一苦労するわけです。

レンジまわりの頑固な油汚れを落としたいのなら、
もっとアルカリ度が強くなればなりません。

できればpH13以上のアルカリ度は欲しいところです。

私がレンジまわりの油汚れ用洗浄剤として開発した
なまはげは、pH13.1です。

重曹水 pH8.2
セスキ炭酸ソーダ水 pH9.8
アルカリ電解水 pH12.5
なので、pHの強さから見てもなまはげの洗浄力が高いことがお分かりになると思います。

もちろんもっとアルカリ度が強ければ、洗浄力が高くなります。

しかし、これ以上強くしてしまうと一般向けの洗剤としては、
ちょっと危険すぎるものになってしまいます。

なので、なまはげはpHは、これ以上あげずに
溶剤と界面活性剤を配合することで洗浄力をより高めています。

重曹水やセスキ炭酸ソーダ水、アルカリ電解水は、
アルカリの働きのみで落とすのに対し、なまはげは、
アルカリの働きに加え、溶剤と界面活性剤の働きで油汚れを落とすのです。

だからなまはげは、油汚れに対して桁違いに洗浄力が高いのです。

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ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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