洗濯

4ヶ月放置していたTシャツの油染みを家中の洗剤で落としてみた!

nishiyama
のぞみ
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

小さいお子さんがいると、すぐお洋服が汚れてしまいますよね。

特にやっかいなのが食べ物の染み……!

今回はハンバーグの油染みがついてから4ヵ月放置してしまったTシャツの染みを、いろんな方法で落としていこうと思います。

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

目次
  1. 染み抜きする前の染みの状態は?
  2. いろんな洗剤で染み抜き!
  3. 「オキシクリーン」と食器用洗剤でつけ置き洗い
  4. 2回目の染み抜き
  5. 最終的にどこまで染みは落ちた?
  6. 今回の染み抜きのポイント
  7. まとめ

染み抜きする前の染みの状態は?

まずは今回染み抜きをしていくTシャツの染みを見ていきましょう。

グレーのTシャツの正面のまんなかのところに、茶色っぽい染みが付いています。

正面のロゴの下のあたりにも薄い油染みがついています。

一番染みがひどいのは、わきの下です。べっとりとハンバーグのソースが色濃くついています。

油汚れがついてすぐに洗濯はしたのですが、ほとんど落としきれずにそのまま4ヵ月ほど放置してしまいました。

染みはほったらかしにしているとどんどんガンコになってくので、今回はかなり落としにくいのかなと思います……!

いろんな洗剤で染み抜き!

それでは油汚れを4ヵ月放置してしまった染みを、いろんな方法で落としていきましょう!

「橙の雫」で染み抜きをしてみる

まずは溶剤の「橙の雫」を使って落としてみます。

「橙の雫」はオレンジオイルのD-リモネンがたっぷりと配合されていて、落書き落としやシールのベタベタ取りにも使える洗浄剤です。

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小皿に「橙の雫」を数滴出して、古歯ブラシでちょんちょんと塗りつけていきます。

わきの下の大きな染みには「橙の雫」を直接垂らしますね。

裏面にペーパータオルを敷いて、歯ブラシで叩き洗いをしていきます。

下に敷いているペーパータオルに汚れを落とすイメージで、トントンと叩き洗いしていきましょう!

一旦裏面のペーパータオルで汚れの落ち具合を見てみますが……まったく落ちていませんでした。

今度は小刻みにブラシを動かすブラシ洗いをしてみます。

「ワイドハイターPROラク泡スプレー」で染み抜きをしてみる

染みがガンコすぎて「橙の雫」だけでは落とせそうにありません。

今度は酸素系漂白剤の「ワイドハイターPROラク泡スプレー」も一緒に使ってみます。

「橙の雫」をかけた場所に「ワイドハイターPROラク泡スプレー」をスプレーして、ブラシでこすっていきます。

「ワイドハイターPROラク泡スプレー」には界面活性剤が含まれている酸素系漂白剤ですので、「橙の雫」と一緒に使うことで、溶剤・界面活性剤・酸素系漂白剤の3つの働きを同時に使える、という作戦です!

溶剤・界面活性剤・酸素系漂白剤はどれも、油汚れに働きかけてくれます。

今回の染みはハンバーグのソースが原因ですので、油汚れが落とせるものを使えばいいですね。

ほかにも油汚れに働きかける成分としては、アルカリや酵素などもあります。

これは洗濯洗剤などにも使われていますので、これで落ちなければさらにプラスしていこうと思います。

この時点でのペーパータオルを見てみると……ほんの少しだけ汚れが移っていますね。

でもまだ染みは残っています。

アルカリ電解水で染み抜きをしてみる

「橙の雫」と「ワイドハイターPROラク泡スプレー」では油染みが落ちなかったので、ここでアルカリを追加します。

使うのはこちらのアルカリ電解水です!

アルカリ電解水をシュッシュとスプレーして、強めにブラシ洗いをしていきます。

全然汚れが落ちないのでかなり強めにこすっていますが、生地によっては傷んでしまうこともあるので注意してくださいね。

この時点での染みのようすは?

何分かブラシ洗いをしてみました。

いまの時点での染みの様子は……どうでしょうか?裏面から見てみるとかなり薄くなったようですがまだ残っていますね。

表面はこんな感じです。染み抜き前に比べればかなり薄くなりましたが、まだ着れる程度ではありませんね。

「オキシクリーン」と食器用洗剤でつけ置き洗い

ここでブラシ洗い作戦を変更して、つけ置き洗いをしてみます。

バケツに4リットルのお湯をいれてもみ洗いをしてみましょう。ちなみにお湯の温度は50度くらいです。

汚れが落ちる感じがしませんので、「オキシクリーン」をキャップ1肺、食器用洗剤の「ジョイ」を10グラムほど混ぜてみます。

これでしばらくつけ置きをしてみましょう!つけ置き中は温度が下がらないようにバケツのフタをしておきますね。

この時点での染みのようすは?

「オキシクリーン」と食器用洗剤の「ジョイ」でつけ置きを始めて2時間半ほどがたちました。

Tシャツを取り出してみると……正面の薄い染みはまだ残っていますがだいぶ色が薄くなりました。

わきの下にあった染みはまだくっきり残っていますね。でも染み抜きをする前と比べればかなり薄くなったように思えます。

2時間半ほどつけ置きをしていましたが、バケツのフタをしていたのでまだお湯はほんのり温かいです。

まだ「オキシクリーン」の酵素が働いてくれると思うので、もうしばらくつけ置き洗いをして最後に洗濯機洗いをしようと思います!

一度洗濯機で洗ってみる

「オキシクリーン」と食器用洗剤の「ジョイ」でつけ置きをさらに2時間……合計で4時間半つけ置きをした後、洗濯機洗いをしました。

洗濯機で使った洗剤は「トップ クリアリキッド抗菌」です。

一度洗って乾かしてきたTシャツがこちらです!

正面の染みが少しだけ残っています。

脇の下にあった大きな染みはこんな感じです。結構薄くなりましたよね。

ブラシ洗いに加えて、もみ洗いも結構強めにやったので、縫い目が広がってしまうかも……と思ったのですが、意外と大丈夫そうです。

2回目の染み抜き

まだ染みは完全に取れていないので、2回目の染み抜きをしていきます。

「橙の雫」と「ワイドハイターPROラク泡スプレー」でもう一度染み抜き

まずは下にペーパータオルを敷いて「橙の雫」をつけていきます。

そして歯ブラシでゴシゴシ洗っていきます。濡れると染みが目立ってしまいますね。

つぎは「ワイドハイターPROラク泡スプレー」をシュッシュとかけて、ブラシ洗いをしていきます。

「オキシクリーン」と「トップ クリアリキッド抗菌」でもみ洗い

つぎはお掃除用のマグカップにお湯を100グラムほどいれ、「オキシクリーン」をキャップ半分、洗濯機でつかった「トップ クリアリキッド抗菌」を2グラムくらいいれて洗浄液を作ります。

混ぜるとマグカップからあふれ出るくらいの泡が出てきました!

Tシャツを濡れてもいい場所に移して、洗浄液を塗っていきます。

「ワイドハイターPROラク泡スプレー」をつけてもみ洗い&放置

ここで「ワイドハイターPROラク泡スプレー」もちょっとつけてもみ洗いをしてみます。

少し染みが薄くなってきた感じがするのですが……。

もみ洗いが終わったら、洗面桶にいれて「ワイドハイターPROラク泡スプレー」をスプレーし、しばらく放置します。

1時間半ほど経過し……様子を見てみるとどうでしょうか?まだうっすら残っています。

正面にも染みが残っていますね。

染みが一番ひどい脇の下のところにもまだ染みが残っています。

「オキシクリーン」と洗濯洗剤でつけ置き

また「オキシクリーン」でつけ置き洗いをしていきましょう。1回目は食器用洗剤の「ジョイ」と混ぜて使いましたが、つぎは洗濯洗剤の「トップ クリアリキッド抗菌」と使ってみようと思います。

「オキシクリーン」をキャップ半分使っていきます。

先ほどはお湯全体に「オキシクリーン」を混ぜて溶かして使いましたが、今回は少し変えて、衣類と衣類のあいだに「オキシクリーン」が来るようパラパラかけていきますね。

お湯を優しく注ぎ入れて、洗濯洗剤の「トップ クリアリキッド抗菌」も少しいれます。

強くかき混ぜると「オキシクリーン」が溶け切ってしまうので、軽くかき混ぜるくらいにしてつけ置きをしましょう。

衣類が浮いてこないように水を入れた洗面器を重しにして、バケツのフタをかぶせます。

最終的にどこまで染みは落ちた?

あれから4時間ほどつけ置き洗いをしました。洗濯機で回して乾かしたTシャツがこちらです。

最後に染みがどれくらい落ちたのか、カメラを近づけてみていきましょう!

まず正面の染みです。完全に消えたわけではありませんがかなり薄くなりましたね。

一番油染みがひどかった脇の下です。こちらもかなり薄くなったのかなと思います。

強めにブラシ洗いやもみ洗いをしましたが、ヨレや傷みは目立ちません!

今回の染み抜きのポイント

ということで今回は、Tシャツについたハンバーグソースの油染みを落としてみました。

完全に落としきることはできませんでしたが、かなり薄くすることができたのではないかなと思います。

最後に今回の染み抜き洗濯のポイントをお話していきます!

汚れはついたらすぐ洗う

今回の染み抜き洗濯のポイント、1つ目は染み抜きのタイミングについてです。

油染みや油汚れは放置している時間が長ければ長いほどガンコになっていきます。

今回おとした油染みは、ついてから4ヵ月もたっていたのでかなり苦戦してしまいましたね。

みなさんは染みがついたらできるだけ早く落とすようにしてくださいね。

複数の洗剤を同時に使うのは自己責任

染み抜き洗濯のポイント、2つ目は使う洗剤についてです。

今回は「オキシクリーン」に「橙の雫」、食器用洗剤に洗濯洗剤……と家中の洗剤を総動員して染み抜きをしました。

いろんな染み抜きの方法を試しましたが、洗剤メーカーさんとしては別の洗剤を一緒に使うことことを良しとしていません。

万が一のことが起きてもメーカーさんは責任を取ってくれませんので、試すときは自己責任でお願いしますね。

「オキシクリーン」を直接衣類にかけて使うと洗浄力がアップ

今回の染み抜き洗濯のポイント、3つ目は「オキシクリーン」の使い方についてです。

2回目のつけ置き洗いのときにお湯全体には溶かさず、「オキシクリーン」をパラパラ衣類に振りかけて使いました。

これはメーカーさんが推奨している使い方ではないのですが……「オキシクリーン」の洗浄力をよりアップさせて使うことができます。

なぜ洗浄力がアップするのかは、茂木さんのこちらの動画で詳しくお話してくれているのでチェックしてみてくださいね!

ただし汚れ落ちが良くなるということは、漂白力もあがるということです。

場合によっては衣類が色落ちしたり、傷んでしまうこともあるので気を付けてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はTシャツについたハンバーグの油染みを、いろんな洗剤を使って落としていきました。

時間がたっていたのでかなり手間がかかりましたが、目立たなくなるところまでキレイにできたのではないかな?と思います。

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除やお洗濯にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。

茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!

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それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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