こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。
皆さん、過炭酸ナトリウムはお使いですか?
お使いになっている方ならご存知だと思いますが、過炭酸ナトリウムは、漂白、除菌、消臭はもちろんの事、油汚れや黒ずみ、ヌルツキまで落とせる使える、とても便利な「酸素系」の酸素系漂白剤です。
さらに塩素系漂白剤と比べて安心安全と言う事もあって、ナチュラル派の方に限らずとても大人気ですよね。
今回は、そんな過炭酸ナトリウムの洗浄力を劇的に上げる3つの方法を紹介します!
目次
50度のお湯で使うべし!
まず1つ目の方法は、つけ置きする時の水温です。
過炭酸ナトリウムは、水温は低ければ低いほど効きが弱くなります。
しかし熱ければ熱ついほど効きがよくなるというわけではありません。
私が最も効果的だと思うベストな温度は「50度」です。
お湯の温度を設定できるれば50度のお湯を簡単に用意できると思いますが、ピッタリ50度でなくても大丈夫です。
手を入れてお風呂より熱めにしてもらえたらいいです。
もしかしたら皆さんの中には、
「どうして水ではダメなの?」
「どうして熱すぎてはダメなの?」
「どうして50度が最適なの?」
と思われた方もいると思いますので、もう少し詳しく説明していきますね。
お湯の温度と酸素の出方の関係
理由は、お湯の温度と「酸素」の出方に関係があります。
過炭酸ナトリウムは、お湯に溶ける事で酸素を出します。
その酸素で汚れを落とすわけですが、水が冷たいと過炭酸ナトリウムは溶けが悪くて、溶けた分しか酸素が出ません。
逆に熱湯だと一気に溶けるのであっという間に酸素を出し尽くします。
短い時間でできるだけ瞬時に汚れを落としたい場合は、熱めのお湯を使った方が良い場合もあります。
しかし、通常の使い方ができる場合は、やっぱり50度が最適なんです。
なぜなら、つけ置き始めから終わりまで、ちょうどいい感じに酸素が一定量を出し続け、五月雨式に汚れにアプローチしてくれるからです。
そして、つけ置きが終わったと同時に、酸素がぴったり出尽くしている感じのイメージです。
温度が高すぎると一気に酸素が放出し序盤で出尽くし、つけ置きの中盤以降は全く酸素が出ていない状態です。
一気にでるのも汚れを落とすには良さそうですが、汚れにアプローチするには効率が悪く無駄がでるんですよね。
逆に水温が低すぎるのは、酸素が出にくいだけでなく、すべて酸素を出し尽くす前につけ置き終わってしまうなって事もあります。
それだと、汚れが落ちないどころかもったいないですよね。
過炭酸ナトリウムと酸素の関係
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)に過酸化水素が混ざってできています。
なので過炭酸ナトリウムをお湯に溶かすと、炭酸ナトリウムが溶けてしまうので、過酸化水素と離れてしまいます。
過炭酸ナトリウムは、アルカリ性なので溶けるお湯はアルカリ性となります。
そして離れた過酸化水素は、アルカリ性のお湯の中ではそのままの状態で入れず、さらに酸素と水に別れます。
お湯の中からブクブクと出てくる気泡が酸素なんです。
過酸化水素水とは、液体タイプの酸素系漂白剤の主成分です。
例えば、私が愛用している「ワイドハイタークリアヒーローラク泡スプレー」に使われています。
なんで液体タイプの酸素系漂白剤だと、過酸化水素がボトルの中で酸素と水に分解されず落ちついていていられるかと言うと、液が「酸性」だからなんです。
酸性だと過酸化水素は落ち着いてくれるんです。
だから輸送中や保管中にボトルが膨らんで破裂するようなことはないんです。
でも液がアルカリ性だど酸素を出しながら騒ぎまくるんです。
それが過炭酸ナトリウムをお湯で溶かした後の状態です。
「洗浄力」で考えると、過酸化水素水が落ちるいている状態より、酸素をどんどん出しながら暴れ散らしている方が汚れ落ちが良いことが分かりますよね。
だって酸素の働きで汚れを落としているわけですから。
過炭酸ナトリウムは、お湯で溶かさない限りは安定しています。
なぜなら炭酸ナトリウムは溶けないと過酸化水素と離れないからです。
なのでアルカリ性であっても粉なので抜群に安定しています。
2時間以上つけ置きするべし!
過炭酸ナトリウムの効果を上げる2つ目の方法は、「2時間以上つけ置く」ことです。
実は、過炭酸ナトリウムには、粒がコートされているものとコートされていないものがあります。
そのあたりについて詳しく説明しているのがコチラの記事です。
コートされていないものは、溶けかが早いので2時間以上つけ置いても、それほどプラスアルファの効果ががありません。
それでもやはり長くつけ置きした方がいいです。
コートされている方は、最低2時間はつけ置いた方が効果的です。
なぜなら最も酸素を出すのが、つけ置き後1時間から2時間までだからです。
その後、酸素の出方が少なくなり完全に出尽くすのがつけ置き後4時間後です。
こんな感じです。

洗浄液が冷めないようにつけ置きすべし!
長くつけ置くことになるので、できるだけ洗浄液の温度が下がらないようにしてつけ置きした方が、さらに効きは良くなります。
例えば魚焼きグリルの扉をつけ置くならなら、大きめのポリ袋に入れて口を結んでつけ置くと効果的です。
また、風呂釜の掃除をするなら、洗浄中はお風呂にフタをしておくと効果的です。
酵素入りならなおさら2時間以上&保温でつけ置きすべし!
酸素系漂白剤には、過炭酸ナトリウム100%の漂白剤以外に、過炭酸ナトリウム以外に他の洗浄成分も入っているものもあります。
中でも酵素が入っている酸素系漂白剤は、酵素をしっかり働かせたいので2時間はつけ置きさせた方が絶対効果的です。
そして洗浄液が温かい方が、酵素は活発に働きますので、やはり酵素を効かせるためにも出来るだけ洗浄液の温度を下げないような工夫をすることをオススメします。
漂白活性剤で酸化力を高めるべし!
過炭酸ナトリウムの効果を上げる3つ目の方法は、「漂白活性剤」を併用することです。
この方法は、とっても効果的です。
過炭酸ナトリウムの酸化漂白力が劇的にアップしますよ。
漂白活性剤は、過炭酸ナトリウムが水で溶けると発生する、過酸化水素と反応し非常に酸化力が高い酸化物質に生まれ変わります。
漂白活性剤を使えば、過炭酸ナトリウムが効果を発揮しづらい冷水でも酸化力を上げることができるので、どうしてもお湯を使えない環境の時には役立ちます。
また長くつけ置きできなく過炭酸ナトリウムの効果を効率よく発揮できない場合も、漂白活性剤が役立ちます。
ぜひ過炭酸ナトリウムの効きをもっと強くして使いたい方や、どうしても50度のお湯の準備ができない方は、ぜひ「漂白活性剤」が入った酸素系漂白剤を使ってみてください。
効果が全然違いますから。
漂白活性剤が含まれている商品は、商品パッケージの成分のところに「漂白活性剤」と記載されているので、パッケージを見れば簡単に確認できます。
私は、これまで何度も漂白活性剤を使った洗剤を開発してきたので、どれだけ漂白活性剤がすごいのかを実感しています。
配合したのとしないでは洗濯物の洗い上がりの白さがまったく違いますので。
私と同じように、ぜひ皆さんも酸素系漂白剤の効果を実感していただきたと思って、「漂白活性剤」も販売してます。
それが「ホワイトオキシパレード」です!
おそらく、他では入手できないと思いますよ。
使い方は、過炭酸ナトリウムを使う(いれる)タイミングで、この「ホワイトオキシパレード」を、過炭酸ナトリウムの投入量の5%程一緒に入れればいいだけです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
酸素系漂白剤は、使い方で大きく効果が変わる事をお分かりになっていただけましたでしょうか。
せっかく使うのであれば、一度で確実に汚れを落としたいですよね。
ぜひ今回の方法を参考にしていただき、掃除に洗濯に酸素系漂白剤を活用していただきたいのですが、実はさらに酸素系漂白剤の洗浄力を高める方法があります!
それが「茂木漬け」です!
さらに茂木漬けを進化させた「茂木漬けバージョン2.0」もありまして、以前記事にしております。
どちらも効果絶大な方法ですので、ご興味がありましたらぜひチェックしてみてください!