のぞみの記事

中性のカビ取り剤でお風呂のカビは落とせる?黒木真白で検証してみました!

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回はお風呂の黒カビ落としのようすをお届けします。

いつもなら「カビキラー」や「強力カビハイター」といった洗浄剤を使ってお掃除していますが……今回はちょっと変わったカビ取り洗浄剤を使って黒カビを落としてみますよ~!

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

カウンターのボード裏面のカビをチェック

今回落としていくのは、お風呂場のカウンターの下に生えた黒カビです。

カウンターといっても、裏面にボードがついているんですよね。おそらくボードを外すと、内側に黒カビが生えていると思うので……そのカビを落としていこうかなと思います!

では早速、カウンターのボードを外していきますね。

ビスが2つついているので回すと、簡単に外れました。

ボードの内側をみてみると、思ったよりも黒カビは生えていませんでした。

でもところどころにポツポツと黒カビが生えています。

カメラを近づけるとこんな感じです。

一体、今回のお掃除でどれくらいキレイになるのでしょうか!?

「黒木真白」ってどんなカビ取り剤?

それでは今回の黒カビ落としで使う洗剤をご紹介していきましょう!

今回使うのは……こちら「黒木真白」です。

created by Rinker
茂木和哉の業務用洗剤
¥1,870 (2024/04/25 15:24:10時点 Amazon調べ-詳細)

実はこの「黒木真白」、茂木さんが作った黒カビ落とし用の洗剤なんですよね。

木に生えた黒カビも真っ白にする、という意味で「黒木真白」という商品名になっています!

いつものお掃除だったら「カビキラー」や「強力カビハイター」といった洗剤で落とすのですが、今回はあえて「黒木真白」を使って、どれくらい黒カビが落とせるのかの検証もできればなぁと思います♪

「黒木真白」は、液体ではなく粉末タイプの洗剤なんです。

容器から出すと、こんな感じで白い粉になっています。

使うときはこの粉末を水で薄めて、薄めた液をハケやブラシなどで塗って使います。

薄め方もボトルの裏面に書かれていますね。

見てみると「【希釈割合】通常のカビ300倍~400倍希釈。ひどいカビ20倍~11倍希釈」とあります。

ちなみに、スプレータイプの一般的なカビ取り剤の塩素濃度は、2.5%〜3%くらいです。

そして「黒木真白」はなんと、薄める前の塩素濃度は60%なんです!

もちろん水で薄めると塩素濃度も下がりますが、今回はあえて「カビキラー」「や「強力カビハイター」と同じくらいの塩素濃度にして、どれくらい黒カビが落ちるか検証をしてみようと思います♪

お掃除用の希釈液づくり

それではお掃除を始める前に、まずは「黒木真白」の希釈液を作っていきましょう。

お掃除に使うスプレーボトルに、あらかじめ水を190グラム入れておきました。

そこに「黒木真白」10gを入れていきます。

この割合で計算が間違っていなければ、塩素濃度が3%の希釈液ができるということになりますね。

小皿からそのまま入れるとスプレーボトルからこぼれてしまいそうなので、紙を使って入れています。

「黒木真白」を入れたら、トリガーをしめてしっかり振ります。

希釈液ができたら、あとは黒カビに吹きかけていきます!

……ただしここでお伝えしたいことが1つあります!

今回はスプレーボトルで作ってスプレーする、というやり方で行きますが……本来ならばスプレーでは作らず容器につくってハケやブラシで塗る、というのをオススメします。

なぜかというと、スプレーボトルを使うと洗浄液が霧で出てきますね。

吹きかけ方が悪いと、むせてしまうことがあります。

なので「黒木真白」を使うときは、できるだけハケやブラシを使ったほうがいいですね。

ただし今回のお掃除は、「黒木真白」の洗浄力の検証も兼ねているので、あえてスプレーボトルで吹きかけていきます。

ハケやブラシで塗っていくと、こすったときの力でカビが落ちてしまうかもしれませんしね……。

ただ洗浄液を吹きかけるだけで、どれくらいカビが落ちるか?をお見せするために、今回はスプレーを使っていきます!

「黒木真白」を使って黒カビを落としてみました

希釈液を黒カビにつける

それでは「黒木真白」を使って、黒カビを落としていきますね。

カウンターのボードに生えている黒カビに向かって、何回かシュッシュとスプレーしていきます!

全体的に吹きかけました。

それではこのまま、15分ほど放置してみましょう!

15分後の黒カビの落ち具合は?

はい!「黒木真白」の希釈液を吹きかけてから、15分ほど経過しました。

汚れの落ち具合は……いかがでしょうか?

パッと見る感じでは、全体的に黒カビは薄くなっているようです。

でもカメラを近づけてみると……まだ少し残っていますね。

それではもう少し時間をおいてみましょう。

「黒木真白」希釈液は追加でスプレーせず、このままもう15分放置します。

つまり最初に洗浄液を付けてから30分、ですね!

30分後の黒カビの落ち具合は?

はい、最初に「黒木真白」希釈液をスプレーしてから30分経過しました。

いまの汚れの落ち具合は……ここから見る感じでは15分のときとあまり変わらない感じがします。

カメラを近づけてみてみましょう。

うーん……少し色が薄くなっていますでしょうか?

でも、ほとんど15分のときと変わらないような感じもします。

どうやらボードの斜めになっているところには、うまく洗浄液が付いていないようです。

ここは洗浄液が触れていないから、黒カビが落ちてくれないのかもしれませんね。

ただもう少し放置をして様子を見てみましょう。

つぎは30分後に汚れの落ち具合を見に来たいと思います。つまり最初に洗浄液をつけてから1時間後ですね!

1時間後の黒カビの落ち具合は?

はいあれから約30分ほど経過しました。トータルで1時間経過しました。

ボードについている黒カビの様子は……?

だいぶ薄くなっているように見えます。

カメラを近づけてみると、やっぱり残っているのがわかりますね。

ジワジワと薄くはなっているようですが……。

やはりボードの斜めになっているところは、うまく洗浄液が接触していなくて落ちていないのでしょうか。

追加で洗浄液を吹きかけて、もう30分だけ放置してみます。

洗浄液をもう一回吹きかけて30分放置

はい、洗浄液を追加で吹きかけてから30分が経過しました。

黒カビのようすは……やっぱりまだちょっと残ってますね。

カメラを近づけてみましょう。

だいぶ薄くはなっていますが、ポツポツと残っています。

ここもポツンと残っています。

カメラを近づけると黒カビがありますが、遠くから見れば気にならない程度かもしれません。

今回は「黒木真白」を使って黒カビを落としてみました。

「黒木真白」を使うときは、「カビキラー」や「強力カビハイター」よりも長めに1時間半くらいは放置したほうがよさそうですね。

もちろん、「黒木真白」は塩素濃度を調整できます。

今回は塩素濃度3%でお掃除しましたが、もっと濃いめに作ればより早く黒カビは落とせると思います。

さらに今回は純粋に「黒木真白」だけの洗浄力を見たかったので、ブラシ洗いはせずにスプレーで吹きかけるだけにしました。

みなさんが試されるときは、ハケやブラシを使って洗浄液を塗っていけば、こすり洗いの効果もあってより黒カビが落ちていくと思います!

シャワーで洗浄液を流し、こすり洗い

洗浄液を使ったお掃除はここまでにして、最後はシャワーで流していきましょう。

見えるかどうかわかりませんが、シャワーの水圧で黒カビが落ちていっています。

シャワーで流しても残った黒カビは、スポンジでこすり洗いをしていきますね。

ここはただ擦るだけですので、お見せするのはここまでにしておきます。

「黒木真白」の特徴について

ということで今回はこちらの「黒木真白」を使って、お風呂場のカウンターのボードに生えてしまった黒カビを落としてみました。

お掃除してみた感想としては、塩素濃度を一般的なスプレータイプのカビ取り剤に合わせたとしても、洗浄力はちょっと弱いのかな?と思います。

「カビキラー」や「強力カビハイター」などのスプレータイプのカビ取り剤に使われている塩素剤は、次亜塩素酸ナトリウムという塩素剤です。

それに対して今回つかった「黒木真白」に使われている塩素剤は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムという塩素剤で、特徴がちがうんです。

最後にどんなところが違うのか?をお話していきますね~!

漂白力は次亜塩素酸ナトリウムよりも弱い

まず今回のお掃除の様子からもわかったように、カビへの洗浄力・漂白力が違います。

洗浄力・漂白力は、やっぱり次亜塩素酸ナトリウムが主成分のカビ取り剤のほうが高いです。

黒カビは色素がありますから、できれば漂白力が高い洗浄剤を使ったほうが効果的ですね。

もし「黒木真白」のようなジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが主成分の塩素剤を使うのであれば、しっかりと時間を取っておいた方がいいと思います!

長期保存しても塩素濃度が落ちない

ただ「黒木真白」のメリットもたくさんあります。

まずは塩素濃度ですね!「黒木真白」は顆粒タイプの洗浄剤なので、保管しているあいだに塩素濃度が下がらないんです。

液体タイプの塩素系漂白剤「ハイター」や「キッチンハイター」だと、塩素濃度は6%くらい、「カビキラー」や「強力カビハイター」のようなスプレータイプの塩素系漂白剤なら3%くらいです。

でも次亜塩素酸ナトリウムが主成分の塩素剤は、時間が経つとだんだん塩素が抜けていくんです。

特に暑いところに置いていると、すぐに飛んで行ってしまいますね。

なので希釈液をつくるときも「1年たったからいまの塩素濃度はこれくらいで……」と計算をしてから作らないといけません。

それに対して「黒木真白」はもともとの塩素濃度が60%と高めです。

さらに保管しているあいだに塩素濃度は下がっていかないので、希釈液をつくるときの計算がグンとラクになります♪

液ハネしにくいから安心

「黒木真白」のメリット、2つ目は液ハネの心配がすくないことです。

「黒木真白」は顆粒タイプですから、持ち運びをするときや希釈液をつくるときなどの液ハネのリスクが液体タイプよりも少ないです。

もちろん、危険性がまったくないという意味ではありません。

それに希釈液にしたら液体になりますから、液ハネには気をつけないといけません。

それでも、服に粉がついたときにはポンポンと払えばいいだけですし、液体タイプのときのように「すぐに洗わなきゃ!」という心配はありません。

この安全性は、やっぱり顆粒タイプだからこそですね♪

塩素のニオイが気にならない

「黒木真白」のメリット、3つ目は液体タイプの塩素剤よりも塩素のニオイが気にならないことです。

液体タイプや泡タイプの次亜塩素酸ナトリウムが主成分のカビ取り剤は、使っているとツーンとした塩素のニオイがしてきますよね。

でも「黒木真白」のようなジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが主成分のカビ取り剤は、使っているときに塩素のニオイがほとんどありません。

まったくない、とまでは言い切れませんが使っていてニオイが気になるほどではありませんでした。

塩素のニオイが苦手でカビ取り剤を使うのを避けていた……という人は、「黒木真白」を使ってみるのもいいかもしれませんね!

中性だから安心して使える

「黒木真白」のメリット、最後はやっぱり使える素材が多いことです。

「黒木真白」は成分をみると、中性でできています。

ちなみに中性で木製品にも安心して使える、木についた黒カビも真っ白にする!という意味をこめて「黒木真白」という商品名だそうですよ~♪

「カビキラー」や「強力カビハイター」、「ハイター」や「キッチンハイター」のような次亜塩素酸ナトリウムが主成分の塩素系漂白剤は、木製品につかうことはできません。

それは、アルカリ性だからなんですよね。

もしも次亜塩素酸ナトリウムが主成分の塩素系漂白剤を木製品に使うと、だんだんと木が白っぽくなってきます。

そして使い続けると木の表面が毛羽立ってきて、水がつくとヌルヌルと滑るようになってくるんです。

もしヒノキのお風呂に使ったら、ヒノキの良い香りはしなくなってきますし、ヌルヌルと滑りやすくなって大変なことになるんですよね。

なので木製品にカビが生えたら、きちんと「黒木真白」のような木製品にも使えるカビ取り剤を使うようにしましょう!

それに「黒木真白」は今回お見せしたように、木製品以外にも使えます。

プラスチックに生えてしまったようなカビにも使えますから、持っていて損はありませんよ~♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「黒木真白」を使って、お風呂場のカウンターボードの内側に生えていた黒カビを落としてみました。

いつものカビ取りとは違う洗剤を使ってみたので、ちょっといつもとは違う結果になったかなと思います。

皆さんもぜひ、洗剤選びの参考にしてみてくださいね!~

さて、次回は今回のお掃除の続きとして、カウンターの内側の黒カビを落としていこうと思います。

先にカメラでお見せしますね。

今回お掃除したボードを外すと、こんな風にお風呂のパーツが付いています。

金属のパーツもあるので、ここのカビ取りに塩素系洗浄剤をかけてしまうと……金属がサビてしまうかもしれません。

なので次回は、非塩素系のカビ取り剤をかけてキレイにできるか?を試してみたいと思います〜!

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。

茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!

created by Rinker
¥1,540 (2024/04/25 09:24:32時点 Amazon調べ-詳細)

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
記事URLをコピーしました