のぞみの記事

マグネシウム洗濯は硬水でも大丈夫?酸化して黒くなっても大丈夫?

のぞみ

こんにちは、のぞみです。

最近、マグネシウム粒を使った「マグネシウム洗濯」についていろんなことを実験しています。

かれこれシリーズ化していますが、今回調べることは2つ!

・使用済みのマグネシウム粒と未使用のマグネシウム粒とでは、アルカリ度の上がり具合はどれくらい違うのか?

・もともと硬水の水は、マグネシウム水をいれるとどのくらい硬度が高くなるのか?

の2つを検証していきたいと思います♪

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

これまで実施したマグネシウム水の検証テスト

これまでにいろんなマグネシウムのテストを実施してきましたね。

今回の検証をはじめる前に、これまで行ったマグネシウム検証のなかから、特に今回の検証と内容に関連のあるものをいくつかご紹介しておきましょう!

マグネシウム水のアルカリ度を調べる検証

以前「マグネシウム粒の量によって、アルカリ度はどれくらい変わるのか?」を検証しました。

pH6.5の水道水にマグネシウム粒を1グラム、3グラム、9グラムと分けて用意し、5分、20分、40分、24時間と4回pHを計測しました。

かき混ぜたほうがアルカリ度が高くなるのかな?と思ったので、20分ほどマドラーでかき混ぜたもの、全くかき混ぜなかったものも用意しました。

このアルカリ度を測る検証の結果がこちらです。

9グラムでかき混ぜありのものは、5分後にpHは6.5から8.9まであがりました。
そして20分後にはpH9.7。40分後にはpH10.1まであがっています。

油汚れへの洗浄効果を期待するのであれば、最低でも9.5は欲しいところです。

なので40リットルの洗濯機でお洗濯をするのであれば、900グラムのマグネシウムを20分以上つけておく必要がある、ということがわかりました。

このときの検証結果について、詳しくは動画をご覧ください♪

そして今回も、この数値をもとに検証を進めていきます。

今回の仮説は「使用済みマグネシウム粒は、未使用のマグネシウム粒よりもアルカリ度が上がりにくいのでは?」というものです。

使ったあとのマグネシウム粒を水に濡らしたまま保管しておきました。

左側のコップにはいっているのが、使用済みマグネシウム粒で、新品のものと比べると酸化して黒っぽくなっていますね。

使用済みマグネシウム粒は、古いもので約一ヶ月、新しいもので2週間ほど前に使ったものです。

マグネシウム水の硬度を調べる検証

硬度とは、水の中に含まれるミネラルの量をあらわすものです。

日本は世界のなかでは軟水の国と言われており、平均で60mg/Lとされています。

都道府県別の平均硬度をみると、100mg/Lを超える都道府県はないそうです。

ですがあくまで都道府県平均なので、お住まいの地域によっては100mg/Lを超えている、という地域もあるかもしれません。

茂木さんから聞いた話によると、都道府県別の平均硬度は沖縄県、千葉県で約80mg/L、埼玉県、熊本県約70mg/L。

東北や北海道は硬度が低いらしく、茂木さんが住んでいる秋田県は30mg/Lくらいだそうです!

日本国内でも硬度にバラツキがあるのであれば、マグネシウム粒をいれた後の硬度も変わってくるのでは?と思いませんか?

そこで今回は「もともと硬水の水は、マグネシウム水をいれるとどのくらい硬度が高くなるのか?」を調べてみたいと思います!

・水道水にマグネシウムを入れると、どのくらい硬度分が高くなるのか?

・硬水は洗濯洗剤にどれくらい影響を与えるのか?

については、以前こちらの動画で説明をしているので、気になる方はご覧ください!

このときは、もともと硬度50mg/Lの水道水400mlにマグネシウム粒を9グラム入れると、硬度120mg/Lまで上がりました。

そしてできた硬水を使って、洗濯石けんとの相性をみる実験をしました。

今回は、硬度100mg/Lの水にマグネシウム粒を9グラムいれたときの硬度を調べていきたいと思います!

検証の準備

硬度100mg/Lの水を1つ用意

水道水から硬水を出すことは難しいので、今回は硬水のミネラルウォーター「コントレックス」を使って水の硬度を上げていきます。

左側のコップの硬度を100mg/Lにしたいので、スプーンで水を少し減らしてから、硬水のミネラルウォーター「コントレックス」を少し足していきます。

硬度の測定で10mlほど水を取るので、その分は多めに作っておきましょう。

コントレックスを足したら、硬度測定器で硬度を測ります。

「全硬度測定器」の容器にスポイトで水を10ml入れ、試薬と混ぜます。

水が紫色になったら「全硬度測定器」の真ん中にセットし、両端にあるサンプルの色と比べます。

80mg/Lよりは濃い、120mg/Lよりは薄いくらいですね。硬度は約100mg/Lになったかと思います!

コップの水にマグネシウム粒を入れる

左のお皿にいれてある銀色の粒が未使用のマグネシウム粒9グラム、右のお皿にいれてある黒っぽい粒が使用済みのマグネシウム粒9グラムです。

右側の[コップA]では「使用済みマグネシウム粒は、未使用のマグネシウム粒よりもアルカリ度が上がりにくいのか?」を見ていきます。

コップAに入っているのは硬度50mg/Lの水道水で、pHは6.5です。こちらには”使用済み”のマグネシウムをいれていきます。

硬度50mg/Lの水に”未使用”のマグネシウムを入れた結果は、前回の検証結果を参考にします。

左側の[コップB]では「もともと硬水の水は、マグネシウム水をいれるとどのくらい硬度が高くなるのか?」を見ていきます。

コップBには硬度100mg/Lの水が入っています。

こちらには未使用のマグネシウムを入れていきます。今回コップBではpHは関係ないので計測していません。

右側の[コップA]では5分、20分、40分、24時間後の4回pHを計測します。

左側の[コップB]は、24時間後の硬度を計測します。

一日がかりの検証ですが、準備ができたところで早速はじめていきましょう♪

未使用マグネシウム、使用済みマグネシウムのアルカリ度の違いは?

使用済みマグネシウムのアルカリ度を時間ごとに計測

まずは右側の[コップA]のpHを計測していきます。

マグネシウム粒を入れてから、40分までの間に20分ほどマドラーでかき混ぜておきます。

人力での実験なのでずっとはかき混ぜられませんが……洗濯機でつかうときもぐるぐると回っていますからね!

せっかくですので、コップBも一緒に混ぜておきます。

~5分後~

さて、マグネシウム粒を入れてから5分が経過しました。早速pH測定器を使ってpHを見ていきましょう!

右側のコップAにpH測定器をいれると……使用済みマグネシウムの5分後のpHは8.7でした!

未使用マグネシウムでは5分後はpH8.9でしたから、0.2ほど低いようですね。

~20分後~

マグネシウム粒を入れてから20分が経過しました。またpH測定器でpHを測っていきます。

使用済みマグネシウム粒でつくったマグネシウム水のpHは……9.4でした!

未使用マグネシウムでは20分後はpH9.7だったので、0.3ほど低いようです。

でも5分後のときよりも高くなっていますね。

~40分後~

さて、マグネシウム粒を入れてから40分が経過しました。

使用済みマグネシウム粒でつくったマグネシウム水のpHは……9.7でした!

未使用マグネシウムでは40分後はpH10.1でしたので、0.4ほど低いようです。

だんだん使用済みマグネシウムと未使用マグネシウムとで差が開いているように感じますが、それでも確実にアルカリ度が高くなっています。

9.5を超えてきたので、油汚れを落とすのにも十分使えるアルカリ度ですね♪

次にアルカリ度を計測するのは24時間後です。マドラーでかき混ぜるのはこれでおしまいとします。

~24時間後~

マグネシウム粒を入れてから24時間が経過しました!

pHを測ると……使用済みマグネシウムでつくったマグネシウム水のpHは、9.6となりました!

未使用マグネシウムを使った検証では、24時間後にはpH9.7でしたね。

一度10.1まで上がったpHが下がってしまうという、不思議な現象が起きていました。

使用済みマグネシウム粒での検証結果まとめ

というように、硬度50mg/Lの水道水に使用済みマグネシウム9グラムを入れたところ、40分後と24時間後にはpH9.5を超えていました。

油汚れを落とすには、最低でもpH9.5は欲しいところ。そしてナチュラルクリーニング素材のセスキ炭酸ソーダのpHは9.8ほどと言われています。

なので、使用済みのマグネシウム粒でも時間をおけば十分お洗濯やお掃除に使えそうです!

ただし今回の検証は、もともとのpHが6.5の水、マグネシウム粒は1ヶ月ほど使用したものです。

たとえば、マグネシウムの使用期間がもっと長ければ、アルカリ度数は下がってくるでしょう。

また地域によって水道水のアルカリ度は変わってくるので、最初の水道水のpHも大きく関わってきます。

水やマグネシウムの条件によっては、結果は変わってくる、ということを抑えておきましょう!

硬水にマグネシウム粒をいれたときの硬度は?

硬度100mg/Lの硬水にマグネシウム粒を入れた結果

コップBの硬度100mg/Lの水に、未使用のマグネシウム粒をいれてから24時間が経過しました。

それでは硬度測定器を使って、マグネシウム水の硬度を計測していきましょう!

「全硬度測定器」の容器にマグネシウム水を10ml入れ、スポイトで試薬をいれます。

入れるとすぐに紫色になりました。

容器を「全硬度測定器」の真ん中にセットし、両端にあるサンプルの色と比べます。

80mg/Lよりは濃い、120mg/Lよりは薄い、といった感じですね。

80mg/Lと120mg/Lのあいだ、というのは、マグネシウム粒を投入する前と同じですね。

こうなると、マグネシウム投入前と後とで、見比べるしかありません。

右側がマグネシウム投入前、左側がマグネシウム投入後です。どっちのほうが紫色が濃く見えますでしょうか……?

紫色が濃い方が硬度が高くなっています。

わたしはあんまり変化はないのかな……?と思います。

硬度についてまとめ&関連する動画

マグネシウム粒を入れる前と入れた後とでは、水の硬度はほとんど同じに見えました。

長くつけておいたほうが硬度があがるのかな?と思っていたのですが、もともと硬水の水であれば、それほど硬度が高くならないようです。

以前、「アリエールプロクリーン」と硬水の相性をテストしたことがあります。

そのときは硬度120mg/Lの水を使ったのですが、「アリエールプロクリーン」の水軟化剤がはたらいてくれて、問題なく泡立っていました。

硬水と洗剤が反応してできる金属石けんカスもできず、水はキレイな透明のままでしたね。

硬度120mg/Lの水で問題なく洗濯洗剤が使えるのであれば、今回の検証でできた「硬水にマグネシウム粒を入れた水」でも問題なく使えそうです!

日本国内の水道水でも地域によって硬度の差がありますが、もともとの硬度が50mg/Lでも100mg/Lでも、マグネシウム粒をいれることによる硬度の上昇は限界があるので、洗濯洗剤と併用をしても問題がない、ということですね!

ただし石けんでの洗濯では、そうとはなりません。

石けんはとても硬水の影響を受けやすく、泡立ちが悪かったり、金属石けんカスができやすかったりします。

硬水の国では石けんが泡立ちにくい、と話をきくのはこのことですね。

こちらも以前、洗濯石けん「アラウ」を使って検証をしたことがあります。

硬度約120mg/Lのマグネシウム水では、石けんはほとんど泡立ちませんでした。

また、通常の使用量の4倍、洗濯石けんをいれたところなんとか泡立ちしたが、とても洗濯には使えないくらいの石けんカスが出てきてしまいました。

つまり、マグネシウムと洗濯石けんを一緒に使うことは、オススメできません。

こちらの検証の結果や、内容を詳しく知りたい方は動画をご覧くださいね♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、使用済みのマグネシウム粒を使ってアルカリ度を調べる検証、硬水を使って硬度の上がり具合を調べる検証の2つを行いました。

どちらも予想外の結果でしたが

かな~りマニアックな検証をしてしまいましたが、マグネシウム洗濯が気になっている方にとってはタメになる情報をお届けできたのではないかなと思います♪

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

汚れ落とし研究家
茂木和哉@motegikazuya
独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。 現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし歴27年で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除術」は、チャンネル登録数27万を超える。
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