お悩み相談

床についたゴムの跡を落とす方法とは?溶剤について徹底解説

nishiyama
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

今回も茂木和哉さんと一緒に「茂木和哉のお掃除お悩み相談室」に届いたお悩みをご紹介していきます!

ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。

ゴム汚れには溶剤を

のぞみ

それでは早速、届いているご相談を紹介していきます。
『はじめまして!
床についたゴムの跡を落とす方法はないでしょうか。
お知恵をお貸しください。』

とのことです。茂木さん、こちらはいかがでしょうか?

ゴムの汚れは、ゴムを溶かすもので拭けば落とすことができます。

ゴムを溶かすものいえば「溶剤」ですね。

身近で安全性が高い溶剤はエタノール。アルコール除菌剤の成分ですね。

エタノールが高いほうが、ゴム汚れが良く落ちます。

わたしが愛用しているのはアルタン。

エアゾールタイプで、アルコールの度数は80度です。

そのうちエタノールは69.48%、約70%ですね。

のぞみ

アルコールといえば、手指の除菌にも使われるものですね。お掃除にも使えるんですね~!

話が少しずれますが……除菌剤として一番効きが良いアルコール度数は70%。

90%など、あまり度数が高くてもだめなんです。

無水エタノールだと、アルコール濃度99.5%。

コロナウイルスが話題になった初めのころは、全国的に品切れになってしまいましたね。

話をお掃除に戻しましょうか。

汚れを落とすことに関してはエタノール濃度が高い方が落ちるんです。

エタノールを使えば、マジックやクレヨンの汚れは落とすことができます。

しかしゴムはガンコな汚れなので、エタノールを使っても落ちないことがあります。

そんなときは、次のものをつかってみてください。

身近なもので落とせる?ゴム汚れ落とし

エタノールを使っても落とすことができないガンコなゴムの汚れは、有機溶剤を使ってみてください。

有機溶剤にはアセトン、トルエン、シンナーなどがありますね。

身近なものだとネイルの除光液に含まれています。

のぞみ

ネイルの除光液だったら家にもあります!

それとベンジンも使えますね。

ベンジンは大きなホームセンターにあれば売っていると思います。

茂木和哉シリーズだと「橙の雫」があります。

「橙の雫」は落書きやシールの跡をはがすために作った洗剤です。

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のぞみ

落書きやシールの跡は、小さいお子さんのいるご家庭であれば悩みの種の一つですね……!

「橙の雫」は小さなお子さんがいるご家庭での使用を想定していますので、とにかく安全性にこだわっています

シンナーなどの溶剤は、お子さんのいるご家庭で使うのはちょっと怖いですよね。

「橙の雫」には、リモネンという成分を入れています。

リモネンはオレンジの皮を絞ると出てくるもので、天然由来ですのでとても安全性が高いんです。

のぞみ

天然由来成分だから安心ですね。汚れ落とし用の橙の雫ですが、リモネンはゴムにも効果があるんですか?

風船にオレンジの皮をかけると割れますよね。

実はあれはリモネンのゴムを溶かす性質によるものです。

ですので、まさにリモネンはゴム汚れに効果があるんです。

なので今回のご相談は、オレンジやレモンの皮で落とすのもありかもしれませんね。

ゴム汚れを落とすとしたら、まずはアルコール、除光液、そしてオレンジの皮、そして橙の雫、といった順番で試してみるといいと思います。

のぞみ

どうせ捨ててしまうオレンジの皮ならお掃除に使ってみてください!

家にあるもので落とせた方がいいですからね。

まずはエタノールや除光液を使ってみて、それで落ちないときには橙の雫の購入をご検討ください。

リモネン濃度が高い洗剤の見分け方

のぞみ

ところでリモネンが含まれている洗剤って、結構あるのでしょうか?

結構見かけますね。市販のオレンジオイル配合洗剤に含まれているのがリモネンです。

ただし洗剤によって濃度はさまざまです。

リモネンはゴムも溶かしますが、プラスチックの容器も溶かしてしまう特徴があります。

リモネン濃度が高ければ、プラスチック容器での販売はできません。

のぞみ

たしかに……売っているあいだに容器が溶けていってしまいます。

ですので茂木和哉シリーズの「橙の雫」はビンにいれて販売しています。

他社さんだとリモネン濃度が高い洗剤はスチール缶に入っていることもありますね。

ですのでオレンジ濃度が高濃度!と書いてあっても、容器がプラスチックであればそこまで濃度は高くありません。

濃度が高いものを選ぶとときは、ビンや缶にはいっているものを選んでくださいね。

のぞみ

容器にも注目して、洗剤選びをしましょう!

ゴム汚染は落とせない

ただしクッションフロアについたゴム跡の場合は、ご紹介した方法で落とせないケースがあります。

それはなぜかと言いますと、クッションフロアはゴムによって変色してしまうことがよくあるからです。

これを「ゴム汚染」と言います。

ゴム汚染はもう汚れではなく変色ですので、残念ながらどんな洗剤や洗浄剤でも落とすことはできません…

ですので、ゴム製品を直接床に置くようなことは絶対にしないでくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は床についたゴムの跡を落とす方法についてご紹介しました!

まずはおうちにあるもので試してみて、それでも落ちないガンコな汚れは、是非茂木和哉シリーズの「橙の雫」を使ってみてくださいね。

ゴム汚れはもちろん、落書きやシール跡にも使えますので、お子さんのいらっしゃるご家庭であれば必需品ですよ!

のぞみ

今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました!
それでは、またお会いしましょう!

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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