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いつの間にか衣類や壁紙に現れるシミがガンコな理由と、そのシミの落とし方!

茂木 和哉

こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。

皆さん、こんな経験はございませんか?

「タンスにしまってた白のTシャツを、久しぶりに着ようとしたら見たら黄ばんでいた…」
「キレイに洗濯してしまってたはずのワイシャツの襟元が、いつの間にか黄ばんでいた…」
「キレイに拭いたはずの壁紙についたコーヒーなのに、しばらくたったらシミが出来た…」
などなど。

いつの間にかワイシャツやTシャツが黄ばむ経験は、皆さんも経験をされているかと思います。

壁紙のシミもコーヒーや赤ワインをよく呑まれる方なら、もしかしたら経験されているのでは無いでしょうか?

実は最近、まさにキレイに拭いたはずのコーヒーがシミなって落とせないとお困りの方からご相談をいただいたんです。

ではなぜ、そのようなキレイしたはずなのに、ガンコな黄ばみやシミとなって現れるのか?

今回はその理由と、現れたガンコな黄ばみやシミの落とし方をご紹介します!

シミの原因は汚れの「酸化」

まずシミが現れる理由ですが、落としたはずの汚れがまだ残っていたからなんです。

一見キレイに見えていても、肉眼で見えていなくても、汚れが残っていたんですよね。

その残った汚れがやがて色づき初め、そして時間をかけて少し色が濃くなってシミとなります。

なぜそんな事が起こるのか?

それは、汚れが空気と触れて「酸化」するからです。

基本、食べ物や飲み物の汚れは、長く空気と触れていればいるほど酸化します。

特に果物の汁や赤ワインなどは、とても酸化しやすいですよね。

それと油分もそうです。

キッチンのコンロ周りに飛び散った油汚れは、最初のうちは透明でサラサラしていますよね。

でも掃除せずにしばらくほったらかしていると、やがて黄ばんで固くなりますよね。

それが油分が酸化した状態です。

ステンレスやタイル、プラスチックだと酸化した油汚れでも、洗剤を使えばなんとか落とすことができます。

しかし衣類や壁紙の場合だと、中に染み込んでいきますので落とすことが難しくなります。

これは油分が原因のシミだけでなく、食べ物飲み物が原因のシミならなんでもそうです。

「皮脂」や「汗」も酸化し、やがてシミになる

油分は食べ物や飲み物だけでなく、我々の肌を守っていてくれる「皮脂」にも含まれています。

なので同じく長く空気を触れていればいるほど酸化してガンコなシミになるわけです。

白シャツの襟首などに現れる黄ばみがそうです。

「ちゃんと洗ってタンスに入れていたはずなのに、気付いたら黄ばんでしまってた…」

その原因も衣類の残っていた皮脂の酸化と言う事になります。

その黄ばんだシミを業界用語で「変性皮脂汚れ」と言ったりします。

皮脂だけでなく汗もシミの原因になります。

ただこれは体質が関係しているので稀なケールかもしれませんが、汗が酸性だっりアルカリ性だっりするとシミなることがあるようです。

酸性やアルカリ性の汗が衣類に長く触れていると、衣類の生地の種類や色によってはシミになります。

皮脂も汗も長時間衣類についていることが原因なので、すぐに洗濯するの大切になります。

でも、ただ洗濯すれば良いかと言うとそうではありません。

汚れが全て落ちるように洗濯しなければいけません。

そこで重要なのが洗濯洗剤選びです。

シミ対策に使える洗濯洗剤の選び方

特に重要なのは、先ほどお伝えしましたが、しばらく着ない衣類を洗濯してタンスにしまって置く場合です。

皮脂や汗を残さず落としておかないとシミになりますからね。

それでどんな洗濯洗剤を使ったらいいのか?

洗剤選びのポイントは3つあります。

1つ目は、蛍光増白剤が入っていないものです。

蛍光増白剤と言うのは、もし汚れが落ちきれず残ってしまった場合、目の錯覚を利用して目立たないようにする染料です。

と言うことは、汚れを全て落とせない場合があると言っているようなものです。

洗浄力に自信のある洗剤なら、わざわざ蛍光増白剤の力を借りなくてもキレイに洗い上げることができますしね。

2つ目は、弱アルカリ性のものです。

同じ界面活性剤で同じ配合量でも、中性よりアルカリ性の方が汚れ落ちがよくなります。

なぜかと言うと、皮脂が弱酸性だからです。

中和が効いてよく落ちるわけです。

ただしアルカリ度が強すぎると生地が傷んだりしますので、洗剤のパッケージに記載されている「液性」が「弱アルカリ性」のものを選ぶのがベストです。

ただし弱アルカリ性でも、生地の種類によっては傷めることがあります。

例えばウールやシルクなどです。

なので、必ず洗剤の使用上の注意や、洗濯物の洗濯表記を確認してください。

3つ目は、酸素系漂白剤が入っているものです。

洗濯洗剤は基本、界面活性剤の働きで汚れを落とします。

でもそれだけでは不十分なので、弱アルカリ性のものを選ぶようにとお伝えしました。

そうなると、
・界面活性作用
・中和作用
・漂白作用
と3つ働きを使えるわけなので、汚れ落ちはよくなります。

以上3つが、洗剤選びのポイントなのですが、もしかしたら皆さんの中には、「ポイントは分かったけど、それがどの洗濯洗剤なのかが分からない…」という方もいるかと思います。

という方にオススメなのが、「茂木和哉皮脂汚れ落とし」です。

3つのポイントが全て揃っている他に、タンパク質分解酵素を高配合していますので洗浄力は間違いありません。

なのでシミの原因となる汚れを残さず落とすだけでなく、すでに酸化が進んでガンコになったシミでも落とすことが出来ます。

壁紙のシミ落としにオススメな洗剤

しかし壁紙についた赤ワインやミートソースなどのシミは、つけ置き洗いする事が出来ません。

なのでもし「茂木和哉皮脂汚れ落とし」を使って壁紙のシミを落とす場合は、マグカップなどで濃いめに溶かした液を作ってシミにつけると言う方法になります。

その方法でもいけるのですが、ちょっと面倒ですし効果的に使うにはコツが必要だったりします。

そこでオススメなのが「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」です。

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この「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」も酸素系漂白剤なんです。

なので「茂木和哉皮脂汚れ落とし」と同じように「漂白作用」があります。

しかも界面活性剤も入っているので、「界面活性作用」もあります。

ただ液性が「酸性」なので、「中和作用」は効きませんが、十分優秀です。

さらにこの「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」がオススメなのは、スプレーボトル入りで使いやすいと言う点です。

おそらく液体タイプの酸素系漂白剤で、スプレーボトルに入っているものは他にはないと思います。

そもそも液体タイプの酸素系漂白剤は、あまりありませんからね。

それと花王で作ってくれているのが嬉しいです。

花王のような大きな洗剤メーカーで作っているからこそ、近くのお店でお手頃価格で購入する事ができます。

「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」で壁紙をシミを落とす方法

では使い方を説明していきます。

①壁面のシミに「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」を吹きかけます。

②すぐに古歯ブラシなどで磨く。
※壁紙の種類によっては、強く磨くと傷んでします事があります。

③テッシュペーパーで覆い、その上からさらに「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」を吹きかけます。

④1時間ほど放置します。

⑤放置後、落ちていればしっかり水拭きして終わりですが、落ちていないようなら、もう一度「ワイドハイターEXパワーガンコなシミ用」を吹き掛け放置します。

以前、YouTubeでも壁紙についたコーヒーのシミの落とし方を解説してますので、より詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

その動画がコチラです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

衣類も壁紙も同じですが、ガンコなシミにさせないためには、汚れができるだけフレッシュなうちに残さず落としきる事です。

すぐにやるのは面倒だったりしますが、後回しにすればするほどガンコになります。

また、酸化したシミがついた状態が長く続くと、今度は自らの酸の力で素材を傷めてしまいます。

そうなるともう「汚れ」ではなく「変色」になるわけですが、洗剤や漂白剤で落とす事はできません。

なので長く放置せずに「汚れ」のうちに落としてしまいましょうね。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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