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赤ちゃんがいるので少しでも安全な洗剤で掃除をしたいと思っている方へ

茂木 和哉

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小さなお子さんをお持ちの方なら、
住まいの掃除には少しでも安全な洗剤を使いたい、
と思っているのではないでしょうか?

特には、なんでも口に入れたりなめたりしたがる時期の
赤ちゃんをお持ちのお母さんならなおさらだと思います。

リビングやダニングの床やか家具などを掃除する時に
どんな洗剤を使ったら悩んでいるお母さんも少なく無いと思います。

そこで今回は、そんなお母さんたちにも安心して使っていただける
私がおすすめなお掃除洗剤を紹介したいと思います!

それは…

ズバリ「石けん」です!

石けんと言っても固形石けんではありません。

液体の方です。

いわゆる水石けんですね。

では、なぜ私が水せっけんをおすすめするのか?

それはもちろん石けんが合成洗剤と比べて安心安全だからですが
それには理由があるので掘り下げて説明していきます。

理由は3つあります。

1つ目は、
石けんは、一定のところまで薄まると界面活性剤としての働きを失うからです。

合成洗剤ならそうは行きません。

いくら薄まっても界面活性剤の働き続けます。

例えば、
床に拭き忘れた水石けんが残っていて
その石けんを赤ちゃんがペロリ。

とても心配で危険な状況ではありますが、
合成洗剤をなめるのと石けんをなめるのとでは危険度がまるで違います。

なぜなら、よだれで石けんがうすまり界面活性剤の働きは弱まるからです。

さらに、すぐミルクなど水分をのませると、
もっとうすまりますので体への負担はさらに減ります。

※実際に飲み込んでしまった場合は、
パッケージに記載の「応急処置」を必ず確認し対応してください。

2つ目は、石けんはアルカリ側でなければ界面活性剤として働けないからです。

油汚れや皮脂汚れは、酸性の汚れです。

なので、テーブルの油汚れや窓ガラスやドアの皮脂汚れ(手垢)と
石けんが交わると中和されて界面活性剤のとしての働きが失われます。

この特性上石けんは、界面活性剤の働きを保ったまま
石けんがテーブルや窓ガラスに残り続けるのは難しいことなのです。

3つ目は、合成界面活性剤より安全性が高いからです。

合成洗剤のパッケージに記載されている成分の欄を
見てもらえればわかると思いますが、
合成洗剤には、色んな界面活性剤が使われています。

そのどんな界面活性剤より石けんは、
格段に安全性が高いと思ってもらって間違いありません。

いかがでしょうか?

石けんの安全な理由がわかってもらったと思います。

「でも安全なことはわかったけれどちゃんと汚れは落ちるの?」
と思いっている方もいると思います。

そんな方のために、
石けんが油汚れや皮脂汚れを落す仕組みにも触れておきたいと思います。

石けんが汚れを仕組は、主に2つあります。

1つは、界面活性作用によるものです。

先に説明させてもらったところと重なりますが、
石けんにも合成界面活性剤と同じ界面活性作用があり
その働きで油汚れや皮脂汚れを分解します。

だから石けんも立派な界面活性剤ということになります。

しかし家庭用品表示法では、その安全性の高さから
石けんと他の界面活性剤を分けて表示するように決められてます。

そのおかげで消費者は、
石けんなのか合成洗剤なのかがわかるようになってます。

そしてもう1つは、中和作用によるものです。

この点についても先にお伝えしたところと重なる部分もありますが、
酸性汚れである油汚れや皮脂汚れは
アルカリで中和することで分解され落すことができます。

石けんは穏やかなアルカリ度ではありますが
ちゃんと中和作用が働き汚れを落とします。

これらの2つの働きで石けんは汚れを落としているわけです。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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