お掃除情報:裏技・豆知識

ピンク汚れや赤カビの原因菌「ロドトルラ」と落とし方と最適洗剤について

茂木 和哉

こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。

皆さん、「ロドトルラ」ってご存知ですか?

「ロドトラル」とは、お風呂掃除しないでいると床の隅っこや排水口周り、シャンプーボトルの裏側につく「ピンク汚れ」の原因菌です。

そうなんです、あのピンク汚れは「汚れ」ではなく「菌」なんです。

という事で今回は、ピンク汚れの原因菌「ロドトルラ」の退治方法について詳しくお伝えします!

茂木和哉

「赤カビ」といったりもしますよね。

ピンク汚れは「生き物汚れ」

お風呂であろうとキッチンであろうと汚れは、
・アルカリ汚れ
・酸性汚れ
・生き物汚れ
の3つのグループに別れます。

例えばお風呂の場合は、水垢や金属石鹸がアルカリ汚れ、皮脂や酸性石鹸が酸性汚れ、黒カビやヌルツキが生き物汚れとなります。

ピンク汚れもロドトルラ菌が原因なので「生き物汚れ」のグループに入ります。

それをちゃんと分かってないと、最適な洗剤を選ぶことができませんので、ラクに落とすこともできません。

という事で、生き物汚れの最適洗剤が何なのかというと「除菌剤」です。

例えばアルコール除菌剤なのですが、除菌効果のあるバスクリーナーでも大丈夫です。

でも正直、普通のバスクリーナーでもしっかりスポンジ洗いすれば落とせます。

しかし予防を考えると一緒に除菌もできた方が、その後汚れにくくなるので、掃除の手間をできるだけ減らしたいとお考えなら、普通のバスクリーナーより除菌効果のあるバスクリーナーがやっぱりオススメです。

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ピンク汚れの後に黒カビがやってくる

また予防として一番効果的なのは、ロドトルラ菌が繁殖しないようにロドトルラの餌となる皮脂汚れや石鹸カスを取り除くことです。

ようは毎日お風呂を丁寧に掃除するということです。

餌がなければ繁殖できませんからね。

さらにお風呂を使ったら水気をしっかり拭き取るのも効果大です。

水もなけえば生きていけませんからね。

ピンク汚れは、黒カビよりも早くやってきます。

私の感覚では2週間ほど掃除しないでいるとやってくる感じです。

その後黒カビがやってきます。

ちゃんと順番を守ってくれるんですよね(笑)

なのでピンク汚れがやってきたら黄色信号です。

もう面倒でもキレイに掃除しないといけません。

そうすれば黒カビに悩まされる事はなくなります。

ピンク汚れは除菌効果が高ければ高いもほど、簡単に落とせますしロドトラ菌を残さず除菌ができるので予防にも繋がります。

なので私は、除菌効果が非常に高いカビキラーや強力カビハイターなど塩素系漂白剤を使ってロドトラル菌を退治してます。

特にコーキングがそうです。

バスクリーナーとスポンジでゴシゴシ洗うと傷みますし、コーキングに黒カビがやってくると厄介なのでピンク汚れの段階でしっかり除菌しておきたいんです。

茂木流浴室コーキング掃除法

私のコーキング掃除法をご紹介します。

まず掃除をするタイミングですが、コーキングについたピンク汚れを発見したらやってます。

1箇所だけしか汚れていない状態でも、膝より低いところのコーキングは全て掃除します。

例えばカウター周りだと赤ラインのところです。

バスタブ周りだとこんな感じです。

使う塩素系漂白剤は、カビキラーでも強力カビハイターでも黒カビくんでもなんでもOKです。

ただラクに掃除したいのでスプレーに入った泡で出るタイプを使います。

スプレータイプだとスナップを効かせて吹きかけると、簡単に素早くコーキングに液をのせることができます。

終わったら浴室を出てしっかりドアと閉め、15分ほど放置します。

後はシャワーでしっかり流すだけでキレイに落とすことができます。

ピンク汚れを発見したタイミングでこの掃除を続けていれば、もうコーキングに黒カビが生える事はありません。

もしすでに黒カビが根深く生えしまっているのなら、一度キレイに落とす必要がありますけどね。

衣類にも現れるピンク汚れ

ピンク汚れはお風呂だけでなく、衣類にもつくことがあります。

特にロドトラル菌が繁殖しやすい夏場に、たっぷり汗を含んだ下着や靴下を洗濯機に入れっぱなしにしていたりするとやってきます。

そのロドトラル菌が増殖すればするほどピンク色が目立ってきます。

なので、お風呂掃除と同じきロドトルラ菌をしっかり除菌し、エサとなる皮脂汚れを残さずキレイに洗い落とすことが大切です。

しかし、夏場にたっぷり汗を含んだスポーツウエアーや運動着、下着、ソックスは、市販の洗濯洗剤では、落ちが不十分な事があります。

もし衣類のピンク汚れにお困りでしたら、皮脂汚れを残さず落として除菌までしっかりできる「茂木和哉皮脂汚れ落とし」をお試しください!

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回、一番伝えたかった事は、「酸性汚れ」の皮脂をほったからしておくとピンク色に色づくのではなく、皮脂汚れを餌にして繁殖した「生き物汚れ」だという事です。

それが別れば洗剤選びを間違う事はありませんよね。

ちなみに言い忘れてましたが、ロドトルラ菌は、赤カビとも言ったりしますが、「カビ菌」の仲間ではなく「酵母菌」の仲間なんですよ。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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