「塩素系」を賢く使うために重要な事
茂木 和哉
茂木流掃除講座【茂木和哉】
こんにちは!(@motegikazuya)です。
最近巷では、ノロウイルスとインフルエンザウイルスが流行してますが、皆さん予防、対策はちゃんとされてますか?
この2つは同じ「ウイルス」なのですが、実は予防、対策する上で大きく違う点があります!
それは、アルコール除菌剤の効果です。
インフルエンザウイルスには、効果があるアルコール除菌剤なのですが、ノロウイルスには、全く効果がないのです。
なぜなのか?
その理由は、それぞれのウイルスの体の表面のつくりが違うからです。
インフルエンザウイルスの体の表面は、脂質です。
アルコールは、油脂分を溶かす働きがあるので表面を溶かし、しっかり内部まで入っていけます。
だから、インフルエンザにはアルコールが効くのです。
しかし、ノロウイルスの体の表面は、タンパク質です。
タンパク質は、アルコールでは、溶かせませんので内部まで入っていけないのです。
これが、ノロウイルスに、アルコール除菌剤が効かない理由です。
ではどうやってノロウイルスの感染予防対策をしたらよいのか?
間違いのない方法は、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)です。
つけ置きができるものは熱湯消毒でもOKです。
熱湯消毒は、85度以上で1分以上のつければOKです。
熱湯に浸けおくというより煮るという感じですね。