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【徹底解説】「アタックZEROパーフェクトスティック」の知っておくべき3つのこと!

osaki

今回は「アタックゼロパーフェクトスティック」のパッケージを見たり、液体のアタックゼロがあるので見比べながらいろいろお話していきます。

のぞみ
のぞみ

近所のホームセンターで、「アタックゼロパーフェクトスティック」を初めて購入しました!

この記事で分かること
  • 「アタックゼロパーフェクトスティック」のパッケージと成分、中身をチェック
  • 知っておくべき3つのこと

「アタックゼロパーフェクトスティック」の解説を動画で見たい場合は、こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動画へどうぞ!

パッケージをチェック

まず、パッケージの表面を見ていきましょう。
特徴的なのはスティック状になっており、計量が不要であるということです。

のぞみ
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このラクさが売りになっていますね。

また、「枕カバー・エリソデ超スッキリ」という文言があり、洗浄力の強さをアピールしています。

のぞみ
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枕カバーもエリソデもガンコな汚れがつくところですよね。

洗濯洗剤に限らず掃除用の洗剤もそうですが、競合品よりも汚れが良く落ちるという表現は非常に難しいです。
それはなぜかというと、競合品もいろいろ考えて「桁違いの洗浄力」「漂白剤以上の洗浄力」などの文言を使っているためです。

被らないような文言を考えるわけですが選ぶ側からしてみると、同じような洗浄力にしか見えませんし、分かりません。
そんな中で、ガンコな汚れがつく枕カバーやエリソデという場所を文言に持ってくることで、具体的でイメージしやすくなっています。

成分をチェック

成分について

次は成分をチェックしていきます。

「アタックゼロパーフェクトスティック」の成分
  • 界面活性剤[19%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、純石けん分(脂肪酸ナトリウム)]
  • アルカリ剤(炭酸塩)
  • 水軟化剤(アルミノけい酸塩)
  • 酵素活性化剤(硫酸塩)
  • 分散剤
  • 香料
  • 酵素

炭酸塩はナチュラルクリーニングでおなじみの炭酸ナトリウムです。
硫酸塩は硫酸ソーダで温泉の成分などであったりしますが、それが酵素活性化剤目的で使われているというのは初めて知りました。

分散剤は入れることで水アカがつきにくくなるので、粉末洗剤に入れておいた方がいい成分です。
食洗機の粉末洗剤もそうですが、食洗機内がだんだん水アカがついて白っぽくなってきますよね。

のぞみ
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その原因の1つに粉末洗剤の成分が影響しています。

注目すべきこと

まず注目すべきなのは、「アタックゼロパーフェクトスティック」は界面活性剤が少ないということと、使っている界面活性剤がやさしいものであるということです。

ポリオキシエチレンアルキルエーテルはノニオンの界面活性剤で、肌や素材に対しての刺激がほぼありません。

のぞみ
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純石けん分(脂肪酸ナトリウム)とは粉石けんのことです。

液体のアタックゼロの場合

液体のアタックゼロはどうなっているのか見てみましょう。

「アタックゼロ部屋干し」の成分
  • 界面活性剤[51%、高級アルコール系(非イオン)、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩、高級アルコール(陰イオン)、脂肪酸系(陰イオン)]
  • 安定化剤
  • 酵素

液体のアタックゼロの成分は、一般的な洗濯用の合成洗剤です。

のぞみ
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ヒドロキシアルカンスルホン酸塩以外は大きなくくりで成分を表記しているのが少し気になりますね。

液体のアタックゼロは合成界面活性剤が主成分というイメージですが、「アタックゼロパーフェクトスティック」は界面活性剤が19%とかなり薄くなっています。
ちなみに、ポリオキシエチレンアルキルエーテルはエマールやアクロンの主成分です。

知っておくべき3つのこと

「アタックゼロパーフェクトスティック」について、知っておいた方がいいポイントは3つあります。

知っておくべき3つのこと
  • 液体より汚れ落ちがいい理由
  • 汚れ落ちが良くなったことでのデメリット
  • ライバル「アリエールジェルボール4D」

1つずつ詳しく解説していきます。

①液体より汚れ落ちが良い理由

液体よりも汚れ落ちがいいというのは、「液体を超えた凝縮洗浄パワー」とパッケージにも書かれていますよね。

液体よりも汚れ落ちがいい理由は、液体ではないからです。
液体洗剤は界面活性剤が多く入っていますが、液体なので水が入っています。

のぞみ
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スティック状の粉末洗剤には、水を入れることはできません。

「アタックゼロパーフェクトスティック」は水の代わりにアルカリ剤(炭酸塩)をたっぷり入れているので、液性が弱アルカリ性になって洗浄力が上がっています。

「アタックゼロパーフェクトスティック」に限った話ではありませんが、基本的に液体の中性洗剤よりは弱アルカリ性の粉末洗剤の方が汚れ落ちはいいです。

②汚れ落ちが上がったことでのデメリット

汚れ落ちが良くなったことによるデメリットですが、中性ではなくアルカリ性になったので中性洗剤使用の表記があるものに使えなくなりました

のぞみ
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ウールやシルクなどのデリケートな生地ですね。

そこを引き換えに、汚れ落ちが良くなったということになります。

③「アリエールジェルボール4D」との違い

ライバルである「アリエールジェルボール4D」との違いですが、ネットで「アリエールジェルボール4D」の成分を調べてチェックしていきます。

まず大きな違いとして、「アタックゼロパーフェクトスティック」はアルカリ性ですが、「アリエールジェルボール4D」は中性です。
界面活性剤も69%でかなり濃いといえるでしょう。

のぞみ
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液体のアタックゼロよりも濃いですよね。

成分も強めの界面活性剤が入っており、P&Gらしいものが入っています。
それが直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩です。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩はアニオンの界面活性剤で非常に汚れ落ちがいいですが、その分肌への刺激も強い成分となっています。

のぞみ
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アルキルエーテル硫酸エステル塩もアニオンの界面活性剤なので、この2つから界面活性剤による汚れ落ちがいいということが判断できます。

成分の記載順が配合割合の多い順番なので、洗浄力の強い直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が多く入っているため、アルカリ側にしなくても汚れ落ちはいいです。
なので、違いは洗浄力を高めることへの考え方です。

「アタックゼロパーフェクトスティック」は界面活性剤はやさしいものを使っていますが、液性をアルカリ側に振ることで洗浄力を高めています。
一方で、「アリエールジェルボール4D」は液性は中性ですが、汚れ落ちがいいアニオン界面活性剤をたっぷり入れて洗浄力を高めていますね。

そのため、実際どちらの方が汚れ落ちがいいのか判断が難しいです。
「アタックゼロパーフェクトスティック」の液性がどの程度の弱アルカリ性なのか、汚れ落ちについては洗濯槽内のpHや界面活性剤の濃度が重要なので、使用量の目安がどのぐらいになるのかという点も気になります。

のぞみ
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そこがわからければ、判断は難しくなりますね…

ちなみに、それぞれの正味量と使用量を見てみましょう。

「アタックゼロパーフェクトスティック」の正味量と使用量の目安
  • 正味量:663g(51本入り)→1本13g
  • 使用量の目安:2~6kgの洗濯物→1本、6kg以上→2本
「アリエールジェルボール4D」の正味量と使用量の目安
  • 正味量:1.06kg→1本約18g
  • 使用量の目安:2~6kgの洗濯物→1本、6kg以上→2本

比べると「アリエールジェルボール4D」の方が1個あたりの量が5g多いので、洗濯槽水の界面活性剤の濃度はかなり濃くなると考えられるでしょう。
これらを比べても、汚れ落ちについては実際に使ってみないと判断できないと思います。

開封して中身をチェック

最後に、開封して中身をチェックしてみましょう。

のぞみ
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詰め替えではなく、袋が本体となるタイプみたいですね!

公式サイトにも書かれていますが、開け方には注意が必要です。
普通に開けようとせずに、赤いつまみを持って開けないといけません

中身を見ると、1つ1つがしっかり真空パックされています。
そのまま袋の中に入れておいてもいいですが、100均などにあるプラスチックの容器に入れておくのも良さそうですよね。

青いツブツブはおそらく酵素だと思うので、酵素がたくさん入っているという感じです。
酵素を効果的に使うためには温かいお湯を使うのがオススメなので、特に冬場はお風呂の残り湯などを使うといいと思います。

また、酵素入り洗剤は長く保管していると酵素が弱まり効きが悪くなるので、まとめ買いなどはせずに早めに使うことをオススメします。

のぞみ
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ただし、酵素が効かなくなってもそれ以外の洗浄成分が効いてくれることもあるので、全く汚れが落ちなくなるということはありません。

まとめ

今回は、「アタックゼロパーフェクトスティック」についていろいろお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

ジェルボールはベタベタするものもあり、袋の中でくっついてしまうこともありますが、「アタックゼロパーフェクトスティック」は触ってみてもベタベタしていませんでした。

のぞみ
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スティック本体はベタベタすることもなく、取り出しやすいのも嬉しいポイントですね。

今回の記事が少しでもみなさんの掃除のやる気につながれば嬉しいです。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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