のぞみの記事

塩素系洗浄剤は用途で選んだらダメ!?コスパ・手軽さ・洗浄力で上手に見分ける方法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

みなさんは塩素系の洗浄剤を選ぶとき、なにを参考にしていますか?

おそらく「キッチンの汚れに」とか「カビ取りに」といった、ボトルに書かれている用途を見て選ぶことが多いと思います。

でもこの選び方って、同じような洗剤を何本も買ってしまうことになるんですよね…。

わたしの弟のたくみもこの間「似ている洗剤を買っちゃった!」と話していました。

ということで今回は塩素系漂白剤、塩素系洗浄剤の上手な選び方についてお話をしていきますね~♪

用途ごとにわけてみると?

まずは市販されている塩素系洗浄剤を、ボトルに書かれている用途ごとにわけてみましょう。

「強力カビハイター」「カビキラー」「茂木和哉カビ取りジェルスプレー」はカビ用の塩素系洗浄剤です。

「キッチンハイター」「キッチン泡ハイター」「キッチンブリーチ」「ドメストキッチン用除菌クリーナー」は、商品名にあるとおりキッチン用の塩素系洗浄剤です。

「ドメスト」「トイレハイター」「スクラビングバブル超強力トイレクリーナー」はトイレ用の塩素系洗浄剤ですね!

そして他には、パイプ洗浄剤の「パイプハイター」、白物衣類用の「ハイター」なども塩素系洗浄剤です。

実は……いまご紹介した塩素系洗浄剤は、どれも似たような成分で作られているんです。

基本的に塩素系洗浄剤は、主成分である次亜塩素酸ナトリウム、アルカリ剤の水酸化ナトリウム、そして界面活性剤という組み合わせでできています。

「ハイター」は界面活性剤が入っていなかったり、トイレ用やパイプ用にはアルカリ剤が多めに入っていたりと、わずかな違いはあります。

でもどれも主成分は次亜塩素酸ナトリウムという塩素であること、そしてアルカリ剤が入っていることに変わりはありません!

そうなると……似たような洗剤を何本も揃えてしまうのって、なんだかもったいないように感じませんか?

たしかにどこのお掃除に使ったらいいのかはわかりやすいのですが、たくさんの洗剤を揃えてしまいそうですね。

洗剤の形状ごとにわけてみると?

実は洗剤の選び方で大切なのは「お掃除ではなにを重視するか?」です。

・少しでも節約をしたい人

・掃除は時短ですませたい人

・ガンコな汚れもしっかり落としたい人

とでは選ぶべき洗剤も違ってきますよね。

そこでつぎは、塩素系洗浄剤を形ごとに分けてみましょう!

洗剤の形状ごとにわけてみると、液タイプ、泡タイプ、ジェルタイプと3つになります。

液タイプの特徴

液タイプには白物衣類用の「ハイター」や、「キッチンブリーチ」「キッチンハイター」があります。

メリットは価格がとにかく安いこと!

しかも塩素濃度も高くて、なんとスプレータイプの2倍もあるんです!

なのでコストを重視される方には一番おすすめですね♪

ただしデメリットは使いにくいこと。

サラサラしているので、もしカビ落としに使うとなれば、ペーパー湿布をしたり、乾燥防止でラップをしたりと工夫が必要になります。

泡タイプの特徴

泡タイプには「キッチン泡ハイター」「カビキラー」「強力カビハイター」がありますね。

これはスプレーに入っているのでわかりやすいです!

泡タイプは3つのなかで一番コストが高くなってしまいます。

でもスプレーに入っているので、使いやすさは一番ですね!

たとえばトイレ掃除をするとき、便器の水が出てくるところのような奥まっているところでも、スプレーをシュっとするだけで塩素が届きます。

片手で使える手軽さは、掃除の時間を短くしたい人には嬉しいポイントです!

ジェルタイプの特徴

そしてジェルタイプには「スクラビングバブル超強力トイレクリーナー」「ドメスト」「パイプハイター」「トイレハイター」「キッチン用ドメスト」があります。

「茂木和哉カビ取りジェルスプレー」はスプレーに入っているので一瞬迷ったのですが、形状としてはジェルなのでこのグループになりますね!

ジェルタイプの一番のメリットは、洗浄力の高さです。

とろみが付いているので汚れとの接触時間を長く作ることができますし、アルカリ剤が多く含まれているので、汚れをしっかりと落とすことができます。

お値段は液タイプよりも高く、スプレータイプよりも安いくらい。

使いやすさも液タイプよりは使いやすいけれど、スプレータイプには勝てない、といった感じでしょうか。

ちなみに「茂木和哉カビ取りジェルスプレー」はジェルがスプレーに入っているので、使いやすさは泡タイプに負けません!

しかもジェルのとろみが一般的なジェルタイプの洗浄剤よりも高く、液が垂れていきにくいんですよね。

ジェルタイプの洗浄力、泡タイプの手軽さと2つのメリットがありますが……デメリットはやっぱり価格が高いことです。

おすすめしたいところですが、ここは優先順位を決めて選びたいですね。

形状で選ぶメリットと注意すべきこと

ここまでをまとめると

・価格は安いけれど使いにくい液タイプ

・価格は高いけれど使いやすい泡タイプ

・コストも使いやすさもそこそこ、でも洗浄力が一番のジェルタイプ

となります。

コスト、楽さ、洗浄力、どれを大事にするかで、この3つのタイプから選んでみるといいですね。

そうすればたくさんの洗剤を用意する必要がありません。

それに塩素系洗浄剤をたくさん持たないことは、お掃除の効率をアップさせ、さらに節約もできるというメリットもあるんですよ!

塩素は新鮮なほど、洗浄力・漂白力・除菌力・消臭力のすべての効きが良くなります。

反対に時間がたって塩素が飛んで行ってしまった洗浄剤だと、この効果は薄くなってしまうんですよね……。

なので持つ本数を減らして塩素が新鮮なうちに使ってしまうのがおすすめです♪

お得だからとまとめ買いしたり、大きなサイズを買ってしばらく使いきれない状態にしてしまうのは、塩素の新鮮さが落ちてしまいます。

なので持つ本数を減らして、出来るだけ早く使い切ったほうが、お掃除への効果も高く、効果的に洗剤の節約にもなるんですよ!

ただしこの選び方をするときは、注意すべきこともあります。

用途に縛られないお掃除法なので、たとえば「キッチン泡ハイター」でお風呂のカビ取りをするといったお掃除になりますよね。

用途外での使用ですので、なにかトラブルがあったときも自己責任となってしまいます。

でも「キッチン泡ハイター」の裏面にはカビ取りをするときの注意は書かれていません。

もしも「キッチン泡ハイター」でカビ取りをするときは、カビ取り洗浄剤の注意書きを参考にしてください。

メーカーさんの公式WEBサイトや、Amazonの商品ページをみれば、ボトル裏面の注意書きを読むことができます。使うときは必ず調べてからお掃除をして下さいね!

まとめ

ということで今回は、塩素系洗浄剤の上手な選び方についてお話をしました。

大切なのは用途ではなく、自分が求めるお掃除ができる洗剤を選ぶこと。

みなさんの洗剤選びの参考になれば嬉しいです!

きょうお話したことも、早速弟のたくみにも教えてこようかなと思います!

それではここまで見てくださりありがとうございました。またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
記事URLをコピーしました