のぞみの記事

これであなたも洗剤マニア!?花王の油汚れ用洗剤「マジックリン」のすごさを解説

のぞみ

こんにちは、のぞみです。

突然ですが「油汚れ用洗剤」と聞いて思いつく洗剤はなんですか?

やっぱり花王さんの「マジックリン」でしょうか?

わたしもキッチンまわりの油汚れをお掃除するときによくお世話になっています。

名前を聞いたことがない人はいないのでは?というくらい有名な洗剤ですよね。

今回は油汚れ用洗剤「マジックリン」について、ちょっとマニアックなお話をしていこうと思います!

油汚れ用洗剤「マジックリン」の歴史

まずは「マジックリン」の歴史について見ていきましょう!

1960年に花王さんから、日本初の住宅用液体洗剤として「マイペット」が登場しました。

そして1971年に「マイペット」の新しいブランドとして、台所用洗剤「マジックリン」が登場しました。

1950年代から1970年代の日本は、高度経済成長期のまっただなかですよね。

人々の生活が豊かになるにつれて、キッチンのつくりや食生活が変わっていきました。

特に家庭でも洋食を食べる機会が増え、おうちの油汚れをしっかりと落としたい!というニーズが高くなったのでしょう!

そして「マジックリン」ブランドはここからさらに横展開していきます。

1973年には浴室用洗剤「バスマジックリン」、1978年にはトイレ用洗剤「トイレマジックリン」が発売されました。

一気に油汚れ用洗剤としての「マジックリン」が有名になり、そこからどんどん「マジックリン」ブランドを広げていったことがうかがえますね~♪

そして2008年にはブランドの統合がありました。

「マイペット」ブランドで発売していたガラス用洗剤とフロア用つや出し洗剤、「クイックル」ブランドで発売されていたつや出し剤用シートの3つを「マジックリン」ブランドに移行しました。

一番初めに出た「マイペット」からも、次々と「マジックリン」ブランドに移ってきたようですね。

いま「マイペット」ブランドで残っているものは、拭き掃除用洗剤としての「マイペット」と「かんたんマイペット」の2種類だけだと思います。

拭き掃除用洗剤以外の洗剤は、ほとんど「マジックリン」ブランドになったと言ってもよさそうですね。

花王さんにとっても「マジックリン」が主力の商品であることが伝わります!

油汚れ用洗剤「マジックリン」の成分をチェック

つぎは公式WEBサイトをみていきましょう!

油汚れ用洗剤「マジックリン」にはスプレータイプの「マジックリンハンディスプレー」、ボトル入りの「マジックリン」、そして「キッチンマジックリン消臭プラス」の3種類があるようです。

「マジックリンハンディスプレー」のボトルに書いてある成分を見ていきましょう。

ボトルには『界面活性剤(1%アルキルアミンオキシド)、泡調整剤、アルカリ剤』と書かれています。液性は『アルカリ性』、品名は『住居用合成洗剤』のようです。

まず気になるのは品名の「住居用合成洗剤」です!

……とその前に、洗剤の洗浄剤の違いについて抑えておきましょう。

「洗剤」とは汚れを落とす働きが主に界面活性剤によるもの、「洗浄剤」とは汚れを落とす働きが主にアルカリや酸によるものです。

例えばアルカリ電解水であれば、アルカリの働きだけで汚れを落とすので「洗浄剤」ですね!

もちろん「洗浄剤」のなかにも、補助的に界面活性剤が入っているものもあります。

そのときは品名を「洗浄剤」とすることが多いようです。

ここで「マジックリン」に話を戻しましょう!

「マジックリン」の液性はアルカリ性なので「洗浄剤」と言ってもいいのですが、品名は「洗剤」となっています。

というのも、「マジックリン」はアルカリの働きで汚れを落とすというよりも、それ以外の成分をうまく組み合わせて汚れを落としているからなのかなぁと思います!

実は以前「マジックリン」のアルカリ度を測ったことがあるのですが、pHは12くらいしかありませんでした。

油汚れが良く落ちる、しかも値段がお手頃な洗剤を作るなら、アルカリ度を高くしてしまうのは一番手っ取り早いんですよね。

なので「マジックリン」もアルカリ度は高めなのかな?と思っていたのですが、意外と低くてびっくりしました。

高性能な油汚れ用洗剤がお手頃価格で手に入る理由

界面活性剤やその他の洗浄成分を上手に組み合わせて、高い洗浄力を実現している「マジックリン」ですが、お値段も数百円でかなり手頃ですよね。

茂木さんも「同じような洗剤をこの安さでは作れない……」とよく話しています。

「マジックリン」の安さの理由は、材料から自社で作っているから!

なんと花王さんでは界面活性剤や容器まで、自分たちで作っているんですって。

これはなかなか小さいメーカーさんはマネできませんよね。

そしていい洗剤をつくって、たくさんの人に買ってもらう。

たくさん売れるようになれば大量生産ができるようになって、さらに低価格で販売できるようになる、といういいサイクルができたことも、安さの秘密なんだと思います。

これができるのも「マジックリン」だからこそですよね~!

低価格の油汚れ用洗剤界ではライバルなし!?

そして「マジックリン」の本当にすごいところは、ライバルになる洗剤がいないことだと思います。

どの洗剤にもライバルとなる洗剤があります。

たとえばバスクリーナーなら、花王「バスマジックリン」とライオン「バスタブクレンジング」、食器洗い用洗剤なら花王「キュキュット」とP&G「コンパクトジョイ」、といったようにどんな洗剤にもライバルといえるような洗剤があります。

でも油汚れ用洗剤では、ずっと「マジックリン」が一人勝ちしているような状態です……!

それも「マジックリン」が昔から愛されている、とてもいい洗剤だから、ライバル洗剤のつけ入る隙がないんだと思います。

近所のお店に売っていて、汚れ落ちも良く、しかもお財布にも優しい。

だからかライオン以外の洗剤メーカーさんは、低価格帯ではなく高価格帯で、油汚れ用洗剤を作っているような感じがしますね。

「マジックリン」よりも洗浄力を高めた高価格帯の油汚れ用洗剤はホームセンターでよく見かけますし、茂木さんが作っている「なまはげ油汚れ用」もその一つです。

これも「低価格帯では『マジックリン』が強すぎるから、高価格帯にして戦う場所を変えている」という他のメーカーさんの戦略なんだと思います。

まとめ

というわけで今回は、花王さんの油汚れ用洗剤「マジックリン」の歴史や成分について解説をしてきました。

改めてみてみると、本当にすごい洗剤でしたね。

これからも「マジックリン」一強の時代が続くのでしょうか?それとも新しい洗剤が出てくるのでしょうか……!?

油汚れ用洗剤のこれからに注目です!

きょうの話も、さっそく弟のたくみに話してこようかなと思います!

それでは、ここまで見てくださりありがとうございました。またお会いしましょう~♪

汚れ落とし研究家
茂木和哉@motegikazuya
汚れ落とし一筋24年。掃除が得意な洗剤開発者。 自分で作った洗剤を、秋田にいながらパソコン1つで情報発信を始め、現在は全国のお店に並ぶまでに。 自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」は、150万本以上販売。 洗剤の製造販売の他に、YouTubeとSNSで掃除術を日々発信中。
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