のぞみの記事

酸素の泡とホワイトオキシパレードで簡単!風呂釜をお掃除する方法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

みなさん、風呂釜のお掃除ってされていますか?

湯舟のお湯を追い炊きをしたり、お風呂の自動お湯はりをしてくれる、あの装置です。

わたしはほぼ毎日湯舟に入りたい派なので、ほぼ毎日この風呂釜を使っているのですが……あのフタの内側にはどれくらいの汚れがたまっているんだろう?と気になって仕方がありません。

そこで今回も、茂木和哉さんに風呂釜をお掃除する方法を伺ってきました~!

茂木さんから聞いたお掃除法を実際にためしながら、皆さんにご紹介できればと思います♪

それでは、早速お掃除開始です!

風呂釜洗浄に使う洗浄剤は?

風呂釜のお掃除に使う洗剤はこちら!

「酸素の泡(さんそのあぶく)」と「ホワイトオキシパレード」です。

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「酸素の泡」は過炭酸ナトリウム100%の洗剤。

過炭酸ナトリウムといえば、酸素系漂白剤のひとつですね。

ナチュラルクリーニングをしている方であれば聞いたことがあるのではないでしょうか?

衣類のしみ抜きなどに使ったりしますが、もちろん風呂釜のお掃除にも使えるんですよ~♪

そして2つ目の「ホワイトオキシパレード」は過炭酸ナトリウム専用の助剤です。

「ホワイトオキシパレード」自体に漂白効果はないのですが、過炭酸ナトリウムの漂白力、除菌力、消臭力をパワーアップしてくれます。

過炭酸ナトリウムを使うときは50度のお湯を用意するのがベストなのですが……今回は40度のお湯しか用意ができなかったので、過炭酸ナトリウムのパワーがうまく発揮できません。

そのかわり助剤の「ホワイトオキシパレード」を使って、過炭酸ナトリウムの洗浄力を高めたいと思います!

助剤の「ホワイトオキシパレード」は過炭酸ナトリウムの1~10%いれます。

汚れやお湯の温度にあわせて、量を調整してくださいね!

今回のお掃除では、「酸素の泡」を400グラム、「ホワイトオキシパレード」を40グラム入れます。

ここで過炭酸ナトリウムの豆知識♪

「過炭酸ナトリウム」といっても、実はいろんな種類があるんです。

たくさんある過炭酸ナトリウムですが、その違いは大きく2つ!「酸素量」と「溶けるスピード」です。

「酸素量」は酸素がたくさん入っている方が、洗浄力がアップし汚れがよく落ちます。

そして過炭酸ナトリウムには早く溶けるタイプと遅く溶けるタイプがあるんです。

カンタンにいうと……

過炭酸ナトリウムの粒がコートされていないものは、一気に溶けるので酸素がすぐに出てきてくれます。ですが後半での効きが悪いのがデメリットです。

反対に、粒がコートされているものは、ジワジワと酸素が溶けゆっくりと洗浄してくれます。ですが前半の効きが悪いのが特徴ですね。

今回の風呂釜洗浄で使用する「酸素の泡」は早く溶けるタイプとゆっくり溶けるタイプの両方を配合。

茂木さんが何パターンも配合をためした結果、みつけた黄金比なんですって~!

ゆっくりすぎず、早すぎず、お掃除開始からお掃除終了まで、ず~っと酸素が汚れにアプローチしてくれるんです。

風呂釜掃除の手順

さて、洗浄剤ができたら、お待ちかねの風呂釜掃除に取り掛かりましょう♪

手順① 風呂釜のフタをはずす

まず風呂釜のフィルターカバーを外します。

ここは普段のお掃除とおなじように、くるっと回したらカンタンに外れますね。

そして内側のフィルターも外します。

ラジオペンチを使って黒いポッチを挟んでひっぱり、フタをくるっと回すと外すことができます。

ただしここはメーカーさんは良しとしていないので自己責任でお願いします!

ちなみに今回お掃除をする風呂釜は、TOTOのサザナです。

手順② バスタブにお湯をはる

循環口の穴が隠れるくらいに、40度のお湯を入れます。

穴が隠れるまでお湯がたまったら、お湯を止めましょう!

手順③ 1回目の配管洗浄をしながら、洗浄剤を入れかき混ぜる。

お湯がたまったら先に、モニターのメニューで「配管洗浄」をスタートさせます。

そして先ほど用意した、「酸素の泡」と「ホワイトオキシパレード」の洗浄剤を入れていきます!

クルクルとブラシでかき混ぜながら洗浄剤をいれましょう!

かき混ぜることで、洗浄剤が底にたまりバスタブが変色するのを防ぐためです。

実は配管洗浄ボタンを押してから洗浄剤をいれたのも、少しでも水に動きを作って下の方にたまらないようにするためなんですよ~!

洗浄液を全部入れたら、一緒に洗いたいものを湯舟に入れてしまいます。

先ほど外したフタ、洗面器、お風呂のイス……と、ここは豪快にいれていきましょう!

もうこの時点で湯舟がアワアワになっていて、ちょっと楽しいですね♪

手順④ 2回目の配管洗浄をする

配管洗浄が終わりました。

ブクブクしていた泡もだいぶ落ち着き、黒い汚れが浮いているのがわかります。

この汚れがお風呂にいたんだと思うと……かなりぞっとします。

やっぱりこまめにお掃除しないといけませんね。

一回目の配管洗浄が終わったら、二回目の配管洗浄をします。

二回目の配管洗浄はおわったらすぐにお湯を流さずに、そのまま3時間ほど放置します。

お湯の温度が下がってしまうと、過炭酸ナトリウムの働きが弱くなってしまうので、放置しているときは浴槽の温度が冷めないようにお風呂のフタをして、保温効果を高めておきましょう。

手順⑤ 3時間後、3回目の配管洗浄をして配管のなかの汚れを出す

~3時間後~

さて、3時間経過しました!気になる汚れの落ち具合を見てみましょう。

一回目の配管洗浄のあとよりも、黒い汚れがたくさん浮いています。

もうこれ以上汚れは出てきてほしくない気持ちもありますが、3時間つけておきたことで「配管の中の汚れ」が柔らかくなっています。

ですのでここで最後の配管洗浄をしましょう!

スイッチを押すと……配管から残っていた汚れが出てきました。

お湯の色も最初よりもかなり汚れてきましたね。

手順⑥ 浴槽のお湯を排水する

さてここまで使ってきたお湯を排水します。

一緒にいれておいたお風呂イスと洗面器は先に取り出して、シャワーですすぎます。

浴槽のお湯が全部流れたら、シャワーでざっと流しましょう。

そして忘れがちなのが、配管のなかにたまっている水!

さきほどあんなに汚れが出てきましたから……配管のなかの水も、もちろん汚れていますよね。

どうやって配管のなかの水を出すのかというと、「お湯をはるボタン」!

お湯をはるボタンを押すと、先に配管のなかの水が出てきます。

お湯が一旦止まったら、配管のなかの水は出し切った証拠。

ここから先はタンクのなかの新しいお湯が出てくるようになります。

浴槽が酸素焼けしてしまったときは!?

お湯を抜いてみて気付いてしまったのですが……底の方が少し黄色くなってしまっています。

洗剤が底の方にたまらないようにかき混ぜたりしていたのですが、酸素系漂白剤で焼けてしまったということですね。

こんなときこそ焦らずに、茂木さんにきいたやり方を試してみます!

まず酸性洗剤「お風呂のなまはげ」を黄ばみの部分にスプレーし、スポンジで塗り広げます。

スポンジでこすっただけでも黄ばみはかなり薄くなりましたが、念のため5分くらい置いておきます。

~5分後~

5分経ちました!黄ばみがもう目立たなくなりましたね。

黄ばみが取れていたら、シャワーで洗剤を洗い流します。

思っていたよりもカンタンに酸素焼けを解消することができました~!

酸素系漂白剤を使ってお風呂が黄ばんでしまった!というときも、焦らずに「お風呂のなまはげ」を使ってくださいね。

手順⑦ 風呂釜をすすぐ

さて汚れも落ちたので、最後にすすぎをしましょう。

お湯はりボタンを押して、配管から水を出します。

一回目のすすぎはまた配管に残っていた水が出てくることがあるので、あまりキレイな水ではないかもしれません。

キレイではない水が出てきたら、シャワーでさっと流してくださいね。

配管からキレイな水が出てくるようになったら、お風呂の栓をして水をためます。

循環口の穴の上まで水をはり、また配管洗浄をします。

これはいままでの配管洗浄とは違い、すすぎが目的の配管洗浄です。

配管洗浄が終わったら、栓を抜いて水を流し、シャワーで軽く流します。

すすぎの回数は気になる方は2回3回と何度か行ってもいいですし、そんなに汚れていないな!と思う方は1回でも大丈夫です。

今回はわたしは念のため2回すすぎをしたいと思います。

一回目のすすぎの水が抜けたら、シャワーで流し、またお風呂の栓をして穴の上まで水をため、配管洗浄。

そして水を抜いてシャワーで流す……さてここまでお掃除すれば大丈夫でしょう!

さいごに

「酸素の泡」と「ホワイトオキシパレード」を使って、風呂釜をお掃除することが出来ました!

中に手を入れるわけにもいかないし、風呂釜ってどうやってお掃除すればいいんだろう……?と思っていたのですが、思っていたよりもカンタンにお掃除できて嬉しいです。

風呂釜のお掃除の頻度はもちろん住んでいる方の人数や、湯舟にお湯をはる頻度にもよるのですが

家族4人が毎日湯舟につかっている茂木さんのおうちでは、2ヶ月に1回はこの風呂釜洗浄をしているんですって。

お風呂は一日の疲れを癒してくれる場所ですからね。

キレイなお湯のお風呂に入れるように、風呂釜掃除も忘れずにしたいですね~!

そして今年から一人暮らしを始めた弟のたくみにも、きょうやってみたお掃除法を教えてあげようと思います!

それでは、ここまで見てくださりありがとうございました。

またお会いしましょう♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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