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【塩素の臭いが苦手な方必見】塩素系カビ取り剤の臭いを抑えて快適に使う3つの方法

茂木 和哉

こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。

皆さん、お風呂のカビ落としには何を使ってますか?

私は「塩素系」のカビ取り剤をよく使ってます。

例えば、「強力カビハイター」や「茂木和哉カビとりジェルスプレー」などです。

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でも皆さんの中には、もしかしたらあの独特な塩素の臭いが苦手で、「塩素系」はあまり使わないようにしている方もいるかもしれません。

でも、塩素系カビ取り剤の力を借りなえれば、お風呂のガンコな黒カビや床の黒ずみ残さず落とすのってかなり難しいんですよね。

そこで今回は、塩素系カビ取り剤の、あのイヤな塩素臭を抑える「3つの対策法」をお伝えしようと思います!

塩素系漂白剤が臭い理由

対策法の前に、まず先に知ってもらいたいのは、「塩素系カビ取りスプレーはなぜ臭いのか?」と言うことについて説明します。

あのイヤな臭いは、塩素系カビ取り剤から放たれる「塩素」なのですが、実は使う前はそれほど気になるぐらいの臭さではないんです。

ボトルを開けて直接嗅いでもらえたら分かると思いますが、使っている時ような強烈な臭いは全然しません。

ほのかに香る程度です。

なぜ臭いがほとんどしないのかと言うと、塩素が安定しているからなんです。

安定している状態では、塩素ガスを出さないんです。

不安定な状態になって、初めて塩素ガスを出すわけです。

使う前から塩素ガスが出ている状態では、容器がパンパンになって、お店で売っている時や家で保管している時に「バンッ」と爆発してして、大変なことになってしまいますからね。

だから使う前は塩素ガスが出ないように、意図的に安定させているわけです。

塩素系のカビ取り剤の主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」と言う塩素剤なのですが、その「次亜塩素酸ナトリウム」は、アルカリ性側で安定し酸性側に行けば行くほど不安定になります。

ボトルの裏の成分表記を見れば確認ができますが、塩素系のものには必ず「水酸化ナトリウム」を言われるアルカリ剤を少し入れています。

水酸化ナトリウムを少し入れることで、液がよりアルカリ側に傾くき安定するんですよね。

そして塩素系カビ取り剤は、使うときに汚れと出会って初めて不安定な状態になります。

するとそこで、塩素ガスを出すわけです。

塩素臭対策その1「あらかじめ落とせる汚れを落としてから使う」

塩素系カビ取り剤が汚れと出会うことで臭くなることが分かれば、もう臭い対策は分かりますよね。

そうです!あらかじめ落とせる汚れを汚れを洗い落としてから使えば良いんです。

いきなり塩素系カビ取り剤を使ってカビ落としをするのではなく、先にバスクリーナーで皮脂汚れや石鹸カスを洗い落としてから塩素系カビ取り剤を使えば、残ったカビと反応した分だけの塩素臭しかしません。

もしいきなり塩素系を使ったとしたら、カビと反応した分の塩素ガスに加えて、皮脂汚れや石鹸カスなどカビ以外と反応した分の塩素ガスもでるわけなのでかなり臭くなります。

塩素臭対策その2「薄めて使う」

塩素濃度が濃ければ濃いほど、臭いうので塩素系カビ取り剤を原液で使わず薄めて使うのも有効です。

ただし原液で使うより落ちは悪くなるので、タイル目地やコムパッキン、コーキングに生えた黒カビは落ちきれない場合があります。

特にコーキングに根深く生えた黒カビだと、原液で使っても落ちない場合があります。

そんな時は、コチラの方法をお試しください。

でも、プラスチック製のお風呂の壁やカウンターなど、黒カビが落ちやすいところなら薄めても十分落とせますよ。

私もよく薄めて洗ってます。


塩素臭対策その3「そもそも塩素臭がしにくい塩素系を使う」

3つ目の対策は、そもそも塩素臭がしにくい塩素系カビ取り剤を使えばいいんです。

皆さんがよく使う塩素系カビ取り剤は、「次亜塩素酸ナトリウム」といわれる塩素剤が入っています。

一般向けの塩素系カビ取り剤のほぼ全てに使われている塩素剤なのですが、とても臭いやすい塩素剤でもあるんです。

実は、その次亜塩素酸ナトリウムよりもかなり塩素臭くない塩素剤があるんです。

それが「ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム」と言われる塩素剤です。

次亜塩素酸ナトリウムと比べ、塩素臭が実に1/10程度なんです。

使ってみると分かるのですが、だいぶラクになるのがすぐに分かりますよ。

ただ一般向けに売られてないんですよね。

業務用でもなかなか無いので私が作りました。

それが黒木真白です。

最後に

いかがでしたでしょうか?

塩素の臭いがキツければキツいほど、お風呂が汚れているって言うことにもなるんですよね。

なのであまりカビが出ないうちに、定期的に掃除することも臭い対策になりますよね。

それと最後にご紹介した「黒木真白」は、業務用扱いなのですが、危険なものではありません。

むしろ顆粒タイプなので、液はねの心配がないので普通の塩素系カビ取り剤より、私は安全だと思っています。

なので業務用洗剤ではありますが、一般の方にも販売します。

塩素の臭いが苦手でしたら、ぜひ一度お試しになってみてください!

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ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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