素材に優しい&コスパ良!ホット洗剤で換気扇・シロッコファンを徹底掃除

60秒で読める!AI記事要約
換気扇の油汚れは「手作りホット洗剤」で撃退!
キッチンの換気扇の頑固な油汚れは、中性の食器用洗剤とお湯で作る「手作りホット洗剤」で、素材を傷めずにきれいにできます。整流板からシロッコファンまで、分解して掃除する方法を解説します。
▼手作りホット洗剤
材料: 中性の食器用洗剤10グラム+お湯190グラム
ポイント: お湯の熱と洗剤の界面活性剤の力で、油汚れを効果的に分解します。
▼各パーツの掃除方法
整流板・フィルター:まずティッシュで軽く拭き取る。ホット洗剤を吹きかけ、ペーパータオルで拭き取る。水拭きで仕上げます。
シロッコファン:ペットボトルと割り箸で作った「こそげ落とし棒」で、乾いたままのヒダの油汚れをこそげ落とす。バケツに熱めのお湯と洗剤を入れてブラシ洗い。割り箸にペーパータオルを巻いた「ふき取り棒」で仕上げる。
換気扇内部: ホット洗剤を染み込ませたペーパータオルで丁寧に拭き上げる。
▼素材への配慮: アルミ製のシロッコファンは、変色しやすい酸素系漂白剤ではなく、中性洗剤での掃除がおすすめです。
使う洗剤は少量で十分なので、経済的です。
この方法で、換気扇のしつこい油汚れもスルッと落ち、新品のようにピカピカになります。

こんにちは!のぞみです。
キッチンの換気扇って、油汚れがこびりつくしお掃除しにくいし……なかなか厄介ですよね。
今回は、レンジフードまわりの素材を傷めずにラクに落とせるお掃除方法をご紹介していきます。
シロッコファンの外し方から、フィルターの洗い方、洗剤の使い方まで……丁寧に説明していくので、初めての人もぜひ参考にしてくださいね!
ちなみに今回参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です!
※動画で紹介している方法はあくまで一例です。実践の際は必ず、製品の表示や素材への影響を確認し、自己責任で行ってください。
ホット洗剤を準備する
まずは洗剤作りからスタートです!
用意するのは、食器用洗剤(中性洗剤)と、洗剤を混ぜるための容器ですね。
今回はアルミや亜鉛メッキを傷めないよう、中性の食器用洗剤を使います。
容器にはあらかじめ食器用洗剤を10グラム入れておきました。
ここにお湯を190グラム加えて、合計で200グラムなるように薄めていきます。
加えるお湯は沸かしたてだととても熱いので、必ず手で持てるくらいまで冷ましてから注いでくださいね。
混ざったら、スプレーボトルに移し替えます。
トリガーをしっかりしめたら、これで自家製の換気扇掃除用ホット洗剤が完成です♪
整流板とフィルターのお掃除
お掃除前の整流版とフィルターの汚れ具合をチェック
次は整流板とフィルターを外していきます。
手袋をはめて整流板をそっと取り外し、続いてフィルターも外します。
お掃除前の汚れの様子はこんな感じ!
フィルターは一見そこまでベタベタではないですが、しっかり油汚れがついていますね。
そしてこちらが整流板。油がいちばん溜まっているのは、この角のあたりです。
触ると油が指先にぬるっと付いてこのまま放置するとさらに落ちにくくなってしまいそうです……。
整流版の拭き掃除
それでは、まずは整流板からお掃除していきます。表面についた油汚れをティッシュペーパーで軽く拭き取ります。
いきなり洗剤を使うよりも、軽く拭いておくだけで後の掃除がぐんとラクになりますよ。
次に自家製のホット洗剤をシュッと吹きかけます。お湯を使っているので火傷には注意してくださいね。
汚れが浮いてきたら、ここで登場するのが「洗って使えるペーパータオル」!全体を拭いていきましょう。
仕上げの水拭きは、ペーパータオルを一度水でしっかり濡らして固く絞って拭いていきます。
整流板の裏側は、後で元の場所に戻した状態で下から拭き上げる予定ですので、今は表面だけをキレイにしておきますね〜。
フィルターのお掃除
次はフィルターを洗っていきます。今回はつけおき容器をちょっとだけ工夫をしました!
靴の箱を2つカットしてテープで固定し、その上からポリ袋をかぶせて簡易トレイにしています。
これならシンクや作業台を汚さず作業できますし、フィルターにぴったりサイズのつけおき容器になりますよ♪
熱めのお湯で作ったホット洗剤を、フィルターの表面にシュッと吹きかけます。
まだ温かいうちに素早く塗り広げていくのがポイントです。すると、あっという間に油汚れが浮いてきました!
フィルターをひっくり返して裏面も同じように洗剤を吹きかけて塗り広げます。
汚れがしっかり浮いたら、キッチンシンクに持っていって洗い流します。この時点でかなりキレイになりました〜!
フィルター掃除後のようすをチェック
水でしっかりすすいだら、ペーパータオルなどで水気を拭き取ります。どれくらいキレイになったか見てみると……かなりピカピカになりました!
ベタベタだった油汚れが、こんなにスッキリ落ちましたね。
特別な道具を使わなくても、ここまでキレイになるなんて気持ちいいですね♪
シロッコファンの汚れをチェック
続いてシロッコファンを取り外します。手で押さえながら、ゆっくりと外してくださいね。
外したら、まずは内部の様子をチェックしましょう。
思ったより汚れは少なめですが、よく見るとところどころに油が残っています。
シロッコファン本体も確認してみます。外側はほとんど汚れませんが、内側の細かいヒダ部分には黄ばみが見えますね。
これは、固まった油汚れが薄くこびりついた状態です。
ヒダについている汚れは、先にヘラで軽くこそげ落としてから、洗剤を使ってお掃除していきます。
いきなり水洗いするより、こうして下準備をするとぐっとラクになりますよ♪
こそげ落とし棒の作り方
シロッコファンの細かいヒダにこびりついた油汚れは、まず「こそげ落とし棒」を作って取り除きます。
作り方はとってもカンタン♪割り箸の先に、細く切ったペットボトルの一部を輪っか状にして取り付け、セロハンテープでしっかり固定するだけ。
これで、油汚れをやさしくこそげ落とせる専用棒の完成です♪
身近な材料で作れるので、わざわざ専用ブラシを買わなくても大丈夫ですよ。
コスパもいいので、汚れても気兼ねなく捨てることができます!
シロッコファンの汚れをこそげ取る
それでは、シロッコファンの掃除を始めましょう。
まずは先ほど作った「こそげ落とし棒」の出番です。乾いた状態のまま、ヒダの間にこびりついた油汚れをやさしくこそげ落としていきます。
水で濡らしてしまうと、油がべったり張り付いて取りにくくなるので、乾いたままのほうがスルッと落とせますよ。
少しこするだけで、かなりの油汚れが落ちてきました。こそげ落とすことができたら、その都度ペーパータオルで拭き取りながら進めていきます!
こうして全体をひと通りこそげ落としたら、残っている油汚れを、次は洗剤を使ってしっかり落としていきますね。
歯ブラシを加工する
ここで使うのが、加工した歯ブラシです。マグカップに熱めのお湯を入れ、歯ブラシの首の部分を浸します。
少し置いてやわらかくなったところで、ぐっと押し込むと「くの字」に曲げることができます。
「くの字」の形にしておくと、シロッコファンのヒダや奥まった部分も磨きやすくなるんです♪
曲げたあとにすぐ戻ってしまう場合は、冷水でキュッと締めると形が固定されやすくなりますよ。
シロッコファンを歯ブラシで洗う
ここまでで油汚れをこそげ落としたら、いよいよ仕上げ洗いです。
まず、バケツに熱めのお湯を6リットルほど入れ、食器洗い用の中性洗剤を20グラム加えます。食器用洗剤をいれることで界面活性剤がくわわり、油汚れが落ちやすくなるだけでなく、落とした汚れの再付着も防げます。
汚れがひどい場合は、このままバケツにシロッコファンを沈めてフタをして置いておいてくださいね。15分〜1時間ほど置くとしっかり汚れが浮いてきます。
今回は軽めの汚れなのでつけ置きはせず、歯ブラシでブラシ洗いをしていきます。
ポイントは、水につけた状態でブラシ洗いをすること!水から上げてしまうと、ブラシの毛に油がべったりついて作業効率が下がってしまいます。
「くの字」に曲げた歯ブラシなら、ヒダの奥にもぴったりフィットして快適に掃除できますよ~。
そういえば酸素系漂白剤でのつけ置き洗いをする方法もありますね。
酸素系漂白剤を使えば汚れ落ちは良いのですが、アルミ製のシロッコファンは変色してしまう可能性があります。素材を傷めたくない場合は、中性洗剤でのブラシ洗いが安心ですね。
ブラシで全体をこすったら、最後は少量の洗剤をつけたスポンジで軽く仕上げ洗いをします。これで油汚れはしっかりオフできますよ♪
シロッコファンのお掃除後のようすをチェック
シロッコファンを水洗いしてきました!外側はもともとキレイでしたが、内側の細かいヒダもだいぶスッキリしましたね。
ただ、奥まった部分には少し油汚れが残っています。
歯ブラシではなかなか届きにくい場所なので、完璧に落としたい場合は、細長い「ふき取り棒」を作って仕上げるのもおすすめです。
ここまで掃除するとシロッコファンも見違えるようにキレイになりますよ♪せっかくですからふき取り棒を使った仕上げもしていきましょう。
ペーパータオル+割りばしでシロッコファンをふき取り
シロッコファンの奥までしっかりキレイにしたいときは、厚手のペーパータオル+割りばしで作る「ふき取り棒」が便利です。
作り方はカンタン。割りばしの先に切ったペーパータオルをくるくる巻きつけ、首の部分を輪ゴムでしっかり固定します。
毛先は長すぎると奥に入りにくいので、1cmくらいに整えるのがコツですね。
この状態で奥のヒダをふき取ると、歯ブラシよりもラクに油汚れをキャッチできますよ♪
実際にやってみると、すみずみまでスッキリ。「もしかして歯ブラシよりこっちの方がいいかも?」と思えるくらいの仕上がりですね~!
もう一度シロッコファンのお掃除後の汚れをチェック
ふき取り棒で仕上げたところで、それくらいキレイになったのか見ていきましょう。
シロッコファンのようすは……こんなにピカピカになりました!ヒダにこびりついていた黄色っぽい油汚れも、すっかりなくなっていますね。
奥の取りにくかった汚れも、ペーパーを巻いた割りばしを使えばスッと落ちました。
最後にシンクでしっかりすすいで水気を拭き取り、乾燥させたら、このパーツは完了です♪
シロッコファン内部のお掃除
つぎはシロッコファンを外したあとの内部もお掃除していきます。
先ほど作ったホット洗剤を厚手のペーパータオルに吹きかけ、しっかりなじませてから内側を丁寧に拭いていきます。
洗剤は冷めると効果が落ちるので、なるべく温かいうちに使うのがポイントですね。
全体を拭き終えたら、仕上げに水で濡らして固く絞ったペーパーで水拭きをします。
これで、内部もスッキリキレイになりました♪
シロッコファン内部のお掃除後のようすをチェック
内部の掃除も完了しました!
カメラを近づけてみると……少し残っている部分もありますが、全体的にはすっきりキレイになりましたね♪
もともと目立つような汚れはありませんでしたが、拭き掃除をしているとき、ペーパータオルには黄色い油汚れがしっかり付いていました。見えなくても結構汚れていたんですね~。
これで内部の掃除は完了です。最後にシロッコファンを元に戻して、整流板とフィルターも取り付ければ作業終了です。
レンジフード内部のお掃除
お掃除前の汚れをチェック
次はレンジフードの内側をお掃除していきます。
お掃除前のようすを見てみると……手前の部分に油汚れがしっかり溜まっていますね。ライトの近くや奥の方も、うっすらとベタつきが見えます。
特に油が集まるのがオイルキャッチ部分です。今回はここも外して、しっかりキレイにしていきます。
汚れが垂れてきそうなので、先にティッシュペーパーで大まかな油を拭き取っておきますね。
オイルキャッチャーは、後で洗剤で仕上げ洗いをしていくので、いったん横に置いておきます。
レンジフード内部を拭きあげる
それでは、ホット洗剤を使ってレンジフードの内側を拭いていきます。
目より高い場所の掃除なので、洗剤は直接吹きかけず、ペーパータオルにシュッと吹きかけてから拭くほうが安全です。
油汚れが多い場所なので……ペーパータオルはあっという間に真っ黄色に!汚れたらすぐに新しいものに交換しながら進めると、効率よくキレイにできますよ。
全体を拭き終えたら、水拭きで洗剤をしっかり落とし、最後はティッシュや乾いたペーパー
お掃除後のレンジフード内部をチェック
レンジフード内部の掃除が終わりました!
手前にたまっていた油汚れも、この通りスッキリ。奥の方も、固まった油がなかったので比較的ラクにキレイにできました。
オイルキャッチャーも洗って乾かしてきたので、取り付けていきます。続けてフィルターと整流板も元に戻せば、作業完了です♪
整流板の裏面を拭き掃除
パーツ類をすべて元の場所に戻したら、最後に整流板の裏面を拭いていきます。厚手のペーパータオルにホット洗剤をなじませ、サッと拭き上げれば、これですべての工程が終了です。
ここまでくれば、換気扇の中も外もピカピカ!達成感がありますね~♪
今回のお掃除のポイント
今回はレンジフードの分解掃除に挑戦してみましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の一番のポイントは、中性の食器用洗剤をお湯で薄めて作る「手作りホット洗剤」です。洗剤は200グラム分つくりましたが、使った洗剤はたったの10グラム!コスパも抜群ですね♪
ただし……使った食器用洗剤は中性ですし、アルカリ洗剤に比べると洗浄力は控えめです。
そこで今回は熱めのお湯で薄めることで、熱の力も借りて油汚れを落としていきました。
つまり食器用洗剤に含まれる「界面活性剤」と、お湯の「熱」とダブルの力で汚れを落としていった、ということですね!
換気扇まわりはしつこい油汚れがついてしまいますが、これならスルッと落とすことができますよ~。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はレンジフードを分解して、整流板・フィルター・シロッコファン・内部まで、まるごとお掃除してみました。
手作りのホット洗剤を使えば、素材を傷めにくく、コスパも抜群。熱と洗剤の力を合わせることで、頑固な油汚れもスルッと落とせました♪
「最近、全然換気扇まわりの掃除をしてないな……」という方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね。
また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。
こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!
さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。
茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!
それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。
またお会いしましょう~♪