のぞみの記事

【カビ取り・カビ予防】キッチンハイター希釈液でお風呂の天井を除菌する方法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回はお風呂の天井の拭き掃除をしながら、除菌も一緒にやって、そしてその後にお風呂全体の防カビをしていこうと思います。

流れとしては、天井除菌用の液をつくる→天井を除菌する→お風呂全体の防カビをする、となりますね!

目次もつけておきますので、希釈液の作り方だけ知りたいという方や、お掃除の手順だけ知りたいという方は、飛ばしてご覧くださいね♪

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

「キッチンハイター」で除菌液を作る

除菌液の濃度・必要な「キッチンハイター」の量は?

まずは天井につかう除菌液を作っていきましょう!

とは言っても作り方はとってもカンタン♪「キッチンハイター」を水で薄めるだけです。

わたしはいつも、塩素濃度が500ppm(0.05%)になるように水で薄めています。

こう聞くとなんだか難しく思われるかもしれませんが、意外とカンタンなんですよ!

ここで参考にするのは、花王さんのWEBサイトです。

「花王の塩素系洗浄剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05%、0.1%の液は作れるの?」という質問があります。

次亜塩素酸ナトリウムというのは「キッチンハイター」の主成分ですね。

このページの回答をみると、「キッチンハイター」も普通の「ハイター」も同じ量で同じ濃度の液が作れることが分かります。

ですが表をよく見てもらうとわかるように……購入から時間が経つと、だんだん塩素の濃度が薄くなってしまうようです。

生産時と購入から3年以内とを比べると、同じ0.1%の希釈液を作ろうとしても、必要な塩素の量が増えているのが分かりますね。

わたしはよくお話をしているのですが、塩素は時間が経つにつれてジワジワと飛んで行ってしまいます。

今回のお掃除に使う「キッチンハイター」は購入して1年くらいたってしまっているので、花王さんの表だと下から2行目になりますね。

0.05%の液を作ろうとすると「水1リットルにキャップ0.6杯」が必要みたいです。

ただし今回のお掃除で、除菌液1リットルは多すぎます。なので今回は100mlの除菌液を作りますね。

そうなると、必要な「キッチンハイター」は1.5mlとなります。

キッチンスケールを使ってカンタン希釈液づくり

それでは「キッチンハイター」の希釈液を作っていきます!

塩素系洗浄剤を使うので、安全のためにゴム手袋をして換気扇も回しておきましょう。

「キッチンハイター」には、主成分の次亜塩素酸ナトリウムのほかにも、アルカリ剤の水酸化ナトリウムも入っています。

なので1グラム=1mlではないと思いますが、今回は水で薄めて使うので、1グラム=1mlの比重1としてしまいましょう!

つまり最終的に洗浄液は100ml、つまり100グラム作ることになりますね!

計量はいつものキッチンスケールを使います。

まずはキッチンスケールに空のスプレーボトルを乗せて、メモリを0に合わせます。

そして「キッチンハイター」、水道水の順番で入れましょう。

このとき「キッチンハイター」とお水、どっちを先に入れたほうがいいかな?と迷ってしまうかもしれませんが……わたしのオススメは「キッチンハイター」が先です!

というのも……「キッチンハイター」を1.5mlだけ入れるのって結構難しいんですよね。ついつい多めに入れてしまうんです。

多く入ってしまったとき、ボトルに洗浄液を戻そうと思うのですが、もし先に水が入っていたら洗浄液が薄まっているので戻せません。

なので、つい多めに入れてしまってもなんとかできるように、先に「キッチンハイター」を入れたほうがいいかなと思います♪

それでは、まずは「キッチンハイター」を1.5ml(キッチンスケールが1.5グラムになるまで)入れます。

「キッチンハイター」が1.5ml入ったら、キッチンスケールのメモリはそのままにして水道水をメモリ100になるまで入れます。

スプレーボトルのトリガーを閉めて、軽く振ったら希釈液の完成です!

希釈液での拭き掃除に水拭きは必要?

つくった希釈液は、普通の「ハイター」ではなく「キッチンハイター」を使っています。

「キッチンハイター」には界面活性剤がすこし入っているので希釈液を振ると少し泡立ってきます!

拭き掃除に使ったとき、界面活性剤が残ってしまうのが気になる方は、界面活性剤が入っていない普通の「ハイター」を使ってもいいですね!

また、「キッチンハイター」や「ハイター」の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、時間がたつとやがて飛んでいきます。

水で薄めているので、塩素が飛ぶのにもそこまで時間はかからないと思います。

水酸化ナトリウム自体はかなりアルカリ度の高いものですが、水でかなり薄めています。

さらに湯気で薄まったり、乾いたり、中和されることで、やがて影響がないものになっていきます。

なのでアルカリについてはそこまで気にしなくてもいいと思います!

お掃除前の汚れの状態をチェック

お掃除をする前に、いまの天井の様子をお見せしますね。

実はすでに天井にいくつかカビが生えているんです。

早速1つ見つけました。

別のところにも同じような黒カビを見つけました。

さらにもう1つ!同じくらいの大きさの黒カビが3つあるようです。

3つとも天井の端っこの方にあるようですね。

今回のお掃除でこの3つの黒カビは落とせるのか……お掃除を始めていきましょう!

「キッチンハイター」希釈液で天井を除菌

それでは、塩素濃度500ppmの除菌液で天井の拭き掃除をしていこうと思います。

つくった除菌液を「洗って使えるペーパータオル」にたっぷりと吹きかけて、濡れた状態にします。

背が高い人であれば、このシートを持って手で直接拭くといいと思います。

背が高くない人は、「クイックルワイパー」などのワイパーにつけて拭くと良いですね。

どちらも高いところのお掃除になるので、もしバスタブに上ったりするのであれば、滑って落ちないよう、十分気を付けてくださいね……!

では天井の端っこから浮いていきますね。

今回はちょっと高いところなので、茂木さんに拭いてもらいます!

天井についている換気扇のカバーは外しておいて、あとでしっかりと洗います。

天井を一通り拭いたら、つぎは換気扇のフィルターを洗っていきます。

ジャーっとシャワーをかけると、ホコリがたくさん出てきました……!

換気扇カバーの金属部品は塩素で錆びてしまうので

塩素がかかってしまわないよう、気を付けて拭きます。

拭いたら元の位置に戻しましょう!

お掃除後の状態をチェック!

お掃除が終わったので、いまのようすをお見せします。

ホコリがスキマに溜まっていた換気扇カバーは、水で洗ったのでかなりキレイになりました。

そして天井にポツっとあった黒カビは、どこにあったのかもわからないくらい綺麗に取れました!

拭くだけでもカンタンに取れるんですね~!

3つあった黒カビは、3つともキレイになっています。

そこまでガンコな汚れは付いていなさそうだったので、拭き掃除しかしていないのですが……キレイになりましたね!

天井の除菌でお風呂全体のカビ予防ができる!?

今回お掃除をしたお風呂の天井には、3つほど黒カビがありましたね。

「たったの3つじゃない」と思われるかもしれませんが……実はあのカビは氷山の一角なんです。

本当はキレイに見えるところにも、カビ菌はいるんですよね。

なので黒カビが見えるようになっている状態は、すでに天井一面にぎっしりカビ菌がいると思ってください。

そしてそんなときは今回のように、天井全体を拭き掃除するといいですね!

天井を除菌すれば、天井のカビ菌はいなくなりますし、お風呂全体のカビ予防にもなります。

というのも、天井にいるカビ菌は、お風呂全体にカビの胞子を降り注ぎます。

壁の低いところ、カウンターの下、洗い場などのお風呂の下のほうって、気を抜くとすぐにカビが生えてしまいますよね。

それはカビが生えやすい条件がそろっているからです。

カビが生えやすい条件は「温度が適温なこと」と「水分とカビのごはんがあること」。

カビにとってちょうどいい温度は、25〜30度くらいです。

だから梅雨はカビが生えやすくて、反対に真夏は実はカビは生えにくいんですよね。

そして「水分とカビのごはんがあること」はイメージできますね。

じめじめしているところはカビが生えてしまいますし、お風呂のカウンターの下や床は、すぐに濡れてしまいます。

そしてカビのごはんには、皮脂汚れ・石けんカス汚れ・シャンプ-やボディソープの残りがありますね。お掃除がなかなかできないで汚れがたまっていると、爆発的にカビ菌が増殖してしまいます……!

ですがカビ菌が増殖する前にとめれば問題ありません。

床にカビ菌の胞子が降り注ぐ前に、天井のカビ菌がしっかりと除菌するようにすれば、お風呂の下のほうにカビ菌は降り注ぎません。

つまり、お風呂全体をカビにくくさせることができるんです!

最後に「おふろの防カビくん煙剤」を焚いてカビ予防

さきほど「キッチンハイター」希釈液で天井を拭いていきました。

これだけでもある程度のお風呂全体のカビ予防ができるのですが、さらにルックプラス「おふろの防カビくん煙剤」を焚いて、お風呂全体のカビ予防をしたいと思います!

せっかく天井をキレイにしたので、「おふろの防カビくん煙剤」を焚くタイミングとしては、最高のタイミングだと思います♪

「おふろの防カビくん煙剤」のケースの内側には、点線のラインがついています。

ここまで水をいれるようですね。ちなみにこのラインは、外側からもはっきりと確認できます。

ラインまで水をいれたら、「おふろの防カビくん煙剤」を入れて10秒ほど待ちます。

水にいれるとすぐに、シューと音がしてきました。しばらく待っていると……。

煙がモコモコと出てきました!

今回は煙をたいて、そのままお掃除終わりにしますね。

それではわたしはこのままお風呂場から退場します♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は塩素系洗浄剤の「キッチンハイター」を使って、お風呂の天井の拭き掃除をしました。

天井を除菌することで、お風呂全体のカビ予防ができます。

まだ見えないカビ菌にも効果があるので、ぜひ試してくださいね♪

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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