お悩み相談

カオチン界面活性剤の空間洗浄剤は安全?トイレの黄ばみ落としに使える洗剤は?

nishiyama
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

今回も茂木和哉さんと一緒に「茂木和哉のお掃除お悩み相談室」に届いたお悩みをご紹介していきます!

ちなみに参考にしたのは、こちらの茂木和哉(@motegikazuya)さんのYouTube動画です。

カオチン界面活性剤が含まれている空間洗浄剤は安全?

のぞみ

それでは一つ目のお手紙をご紹介いたします!
『はじめまして!
最近空間洗浄液をいただいたんですが、成分が特殊カオチン性界面活性剤と書いてあり 人体への影響はどうなのかと不安になりました。
使用しても大丈夫なのか、教えていただきたいです。
よろしくお願いします。』
とのことです。
たまに空間洗浄液をみかけますね。使ったことはないのですが、どんなものなのか気になります。
茂木さん、こちらはいかがでしょうか?

空間洗浄液とは、加湿器にいれるものでしょうかね?

成分がカオチン界面活性剤ということなので……たしかに不安ですよね。

空間洗浄液にカオチン界面活性剤が使われている、ということをわたしは初めて知りました。

カオチン界面活性剤はグループのひとつで、カオチン界面活性剤といってもそのなかにいくつか種類があります。

界面活性剤には「カオチン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤」の4つのグループがあります。

たまにこのグループ以外の界面活性剤もみかけますが、まずはこの4つ、と覚えておけば大丈夫です。

カオチン界面活性剤は、この4つのグループのなかで一番、刺激性も毒性も強いものです。

のぞみ

カオチン界面活性剤が使われているものって、どんなものがあるのでしょうか?

代表的なもので言えば、消毒液のオスバン。

あとは公衆トイレにある緑色の液体ソープなどでしょうか。

洗剤以外だと、リンスや柔軟剤にも使われています。

柔軟剤にすすぎ残りがあると、肌トラブルが起きてしまうことがありますよね。

それはカオチン界面活性剤による刺激である、と考えてよいです。

のぞみ

消毒液や公衆トイレのソープなど、たしかに刺激が高そうなものですね……!

使われているものから分かるように、カオチン界面活性剤は他の界面活性剤のグループに比べて、刺激が強い。

菌を破壊する界面活性剤ですから、その分肌への刺激も強い、ということですね。

今回のご質問者さんは「人体への影響が不安」と書いてありましたが……不安要素が少しでもあるときは使わないほうが良いと思います。

これはお掃除につかう洗剤でも、除菌剤でも同じことです。

やっぱり、気持ちよく安心して使いたいですよね。

「大丈夫なのかな?」と、不安な気持ちで使っているとそれだけでストレスです。

小さなお子さんがいるとより、安全性には敏感になっていきます。

その不安やストレス自体が、身体によくないと思います。

少しでも不安に思うものは使わない!と、思い切った判断をしたほうが良いですよ。

のぞみ

たしかに……茂木さんのおっしゃるとおりです。 少しでも心配になったら使わない!これが一番ですね。

トイレの黄ばみ落としに使える洗剤は?

のぞみ

それでは次のお手紙をご紹介いたします!
「こんにちは!トイレの便器の据え付け部分に黄色いシミが出来ていて落ちません。
かなり放っておいてしまったのですが、今からでも落とす方法はありますか?」

とのことです。茂木さん、こちらはいかがでしょうか?

トイレの黄色い汚れといったら尿石でしょうね。

オシッコは最初は黄色い汚れではありませんが、放置しておくとだんだん黄ばんでいき、尿石化していきます。

尿石になってしまうと、かなりガンコな汚れになりますね。

黄色いシミが出来てしまった場所は「据え付け部分」ということですが、床と便器の隙間のことでしょうか?それとも床のことでしょうか?

どんな素材についているのか、が気になるところではありますが、やってみていただきたいのは「強い酸性洗剤を使ってみる」ということです。

のぞみ

強い酸性洗剤というと、どんなものがあるのでしょうか?

トイレ用洗剤で酸性度が高いものといえば、サンポールがありますね。

茂木和哉シリーズであれば、茂木和哉トイレ尿石落としジェル。

2つ用意する必要がありません。どちらかで良いですよ。

のぞみ

サンポールと茂木和哉トイレ尿石落としジェル、どっちを使うか迷ったときはどう選べばよいでしょうか?

尿石がついている場所で選びましょう!

汚れがついている場所が、平面で液をとどめておくことができるのであれば、サンポールでも十分です。

液が流れていく部分に尿石汚れがある場合は、尿石落としジェルがオススメです。

液面など流れてしまう場所でも、トイレットペーパーで湿布すればサンポールも使えるのですが、少し手間がかかってしまうのでカンタンに済ませたい!という方には尿石落としジェルがいいですね。

どちらの洗剤を使うにしても、ポイントは洗剤を長くつけること。

最低でも30分は置いておきたいですね。

のぞみ

アルカリ性の尿石を酸性で中和して落とすので、つけ置く時間が必要なんですね!

その通りです。

30分おいても落ちない場合は、またさらに30分、と時間を長くしていってください。

このとき気を付けたいのが、素材を傷めないこと。

陶器であれば大丈夫なのですが、強い酸ですので他の素材にで使用する場合は、使用上の注意をしっかりと読んでから使用しましょう。

のぞみ

だから先ほど「どんな素材に汚れがついているのか気になる」と仰っていたんですね。

それと尿石がぶ厚くついているのであれば、ブラシでこすったほうが良いですね。

「洗剤を付けた直後」と「30分放置した後」にこすってみてください。

30分間ずっとこするのではないですよ。さすがにそれは大変です。

わたしはトイレ掃除には、使い古しの歯ブラシを使います。

小回りが利くのでおすすめです。

是非試してみてください。

まとめ

茂木さん、ありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?

今回は、空間洗浄剤に使用されている成分について、そしてトイレ掃除の洗剤についてご紹介しました!

成分や特性、洗剤の使い方を正しく理解しておくことで

自信をもって自分にあったものを選べるようになりたいですね~!

わたしもまだまだですが、これからどんどんお掃除の勉強をしていこうと思います♪

今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました!

それでは、またお会いしましょう!

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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