お風呂:床

【混ぜるな危険を回避】新洗剤「花鳥風月」の実力検証!250~100倍希釈編

nishiyama

60秒で読める!AI記事要約

新洗剤「花鳥風月」:お風呂の黒ずみ・カビに!

塩素剤と界面活性剤を配合した新開発の「花鳥風月」は、お風呂の黒ずみや黒カビ、ヌルヌル汚れに効果的です。

▼使い方

「花鳥風月」2gを水500g(250倍希釈)に混ぜる。

ブラシで床に塗り広げ、必要なら30分放置。

水で流す。

▼特徴

塩素臭は控えめ。

泡立ちも控えめで、すすぎやすい。

頑固な汚れには100倍希釈も可。

▼注意

必ずゴム手袋を着用する。

銅汚れには効きません。

この新しい洗剤で、お風呂掃除をもっと手軽にしましょう!

のぞみ
のぞみ

こんにちは!のぞみです。

これまで『茂木流掃除講座』では、お風呂の床にこびりついた黒ずみや黒カビを落とす方法として、「ハイター漬け」をご紹介してきました。

ハイター漬けは塩素系漂白剤の「ハイター」に食器用洗剤(界面活性剤)をほんの少し加えるのですが……洗剤を混ぜることに抵抗がある、というかたももちろんいらっしゃいますよね。

そこで「最初から塩素剤と界面活性剤が一緒になった専用洗剤を作ろう!」という発想のもと生まれたのが「花鳥風月」という洗剤。

今回は「花鳥風月」を、実際にお風呂掃除で使ってみてどんな洗剤なのかをお話していこうと思います!

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

「キッチンハイター」にかわる新しい洗剤「花鳥風月」

茂木流掃除講座ではよく「キッチンハイター」と食器用洗剤を混ぜて使う方法がご紹介されてきました。

ですが洗剤同士は基本的に混ぜるな危険。試してみたいけど怖い……という人もいらっしゃいますよね。

そこで今回ご紹介するのが、洗剤同士を混ぜるというリスクはとらず、最初から塩素と界面活性剤の成分が一緒になった洗剤はないのか……ということで茂木和哉さんが開発している洗剤「花鳥風月」です。

黒カビや黒ずみはもちろん、さまざまな汚れに対応できる洗浄力を目指して、現在開発の最終段階に入っています!

ラベルのデザインは仮でコピー用紙を貼った状態のものですが……サンプルを使って、どんな風にお風呂掃除に使うのか、泡立ちはどんな感じか?ちょうどいい濃度はどれくらいか?を一緒に探っていきましょう〜!

250倍希釈でつかってみる

それでは実際に、「花鳥風月」を使ってお掃除していきます♪

「花鳥風月」は塩素系の洗剤なので、必ず手袋を着用してくださいね。

今回は、バケツとブラシ(バスボンくん)を使った“バケツ洗い”の方法で検証していきます。

「花鳥風月」は基本的にはバケツに洗浄液を作ってジャブジャブと洗う、バケツ洗いが一番おすすめです。

もちろんほかの使い方もできますが、今回はバケツに希釈液を作ってバケツ洗いしてみましょう♪

250倍希釈液をつくる

まずはバケツに「花鳥風月」を2グラム入れます。

そこに水を500グラム加えてよく混ぜるだけ!

ブラシで軽く混ぜれば、あっという間に溶けますよ。

泡立ちは控えめですが、ほんのり泡が立っているのがわかると思います。


泡立ちが少ない理由

「花鳥風月」は比較的、ほんのりとした泡立ちですね。

界面活性剤がなければこのように泡立つことはないのですが、「花鳥風月」には界面活性剤が含まれているのでぐるぐる混ぜると泡立ってきます。

「キッチンハイター」にも界面活性剤は少量は入っていますが……ハイター漬けでは床に水をたっぷりとはる必要があります。そうすると界面活性剤の濃度が下がってしまうため、別で食器用洗剤を足す必要がありました。

また衣料用の「ハイター」はもともと界面活性剤が含まれていないので、単体では泡立ちません。必ず食器用洗剤を加える必要がありました。

ですが「花鳥風月」なら、最初から界面活性剤入り!洗剤を追加する必要がないんですよね。

ちなみに……泡が控えめなのにもきちんと理由があります。その理由については、また後ほどご紹介しますね♪

実際にお風呂の床掃除をしてみると

それでは作った希釈液を使って、お風呂の床を実際に掃除していきます!

泡は控えめですが、バスブラシで床に塗り広げると、洗浄液がしっかり張りついてくれているのがわかります。

界面活性剤がしっかり効いている証拠ですね♪ 

今回は、水を500グラム使っているので、ジャブジャブと気持ちよく洗えます。

ちまちまスプレーするのではなく、たっぷり洗えるのがこの方法の良いところ!

しかもこの希釈液に使っている「花鳥風月」は、たったの2グラム。たっぷり使えるのに、とってもコスパが良いんですね〜。

「花鳥風月」の価格はまだ検討中ですが、一般的なバスクリーナーと比べてもかなり経済的な洗剤になりそうですよ。

塩素系なのに扱いやすい!

「花鳥風月」は塩素系の洗剤ですが、塩素成分は控えめです。

お掃除中も塩素のニオイはほんのり香る程度で、ツンとした強い刺激臭はありません。

長時間のお掃除でも作業がつらくなりにくく、快適に使えるのがうれしいポイントです!

ガンコな汚れにも!

床の目地やすき間など、黒ずみが入り込んでいるような場所には、洗浄液を塗り広げて30分ほど放置してから流すと、より効果的です。

しっかり時間をおくことで、黒カビやヌルヌル石けんカスといったガンコな汚れも落としやすくなりますよ。

ちなみに、ヌルヌル石けんカスとは石けんが皮脂や油によって洗浄力を失い、ベタベタした汚れになったもの。

浴室の洗い場のまわりなどに、よく見られる汚れですね。

そんなヌルヌル石けんカス汚れにも、「花鳥風月」はしっかり反応してくれますよ〜!

使用している界面活性剤について

「花鳥風月」に配合しているのは、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムというアニオン系の界面活性剤です。

これは、洗剤に使われる界面活性剤の中でも皮脂汚れに強いことで知られている成分なんですよね。

配合量はそれほど多くありませんが、それでもしっかり働いてくれます。

また、界面活性剤の量があまり多くないからこそ、しっかり汚れに効くけれど、すすぎやすいというバランスが実現できています。

界面活性剤が多すぎると泡切れが悪くなりますし、すすぎのときに水をたくさん使ってしまいがちら

ですが「花鳥風月」は汚れ落ちのよさも、すすぎの手軽さも考えて作られていますよ♪

100倍希釈で検証

今度は「花鳥風月」を100倍希釈で使ってみます。

洗浄液を作ってみると、先ほどの250倍希釈よりも少し泡立ちが良くなっているのがわかります。

といっても、もこもこの泡になるわけではなく、ほどよい泡立ちといったところですね。

バスタブ掃除にぴったり!

今回はこの100倍希釈液を使って、バスタブを掃除してみます!

浴槽まわりは、コーキング部分に黒ずみや黒カビ、赤カビがつきやすいんですよね。

そのまま放っておくと根を張って落としにくくなるので……しっかりと洗っておきましょう!

「花鳥風月」は塩素系なので、使用後はカビの再発を抑える効果も期待できます。また、排水口の気になるニオイ対策にもなりますよ♪ 

3つの力でしっかり落とす!

「花鳥風月」は、アルカリ剤、界面活性剤塩素剤の3つの洗浄成分が働いてくれるのが特長です

特に塩素剤には強力な酸化パワーがあって、漂白・除菌をしてくれますね。

この3つのはたらきで、黒ずみ・ヌルヌル汚れ・石けんカスなどの“生き物汚れ”をまるごと一掃できるのが「花鳥風月」のすごいところ!

汚れを落とすだけでなく、一度使えばしばらく汚れにくくもなりますし、定期的に使っておくのをおすすめします。

希釈の目安と使い分け

「花鳥風月」は自分で水に溶かして使う洗浄剤ですから、汚れ具合に合わせて調整もできます。

100倍希釈は泡立ちがほしいとき、汚れがガンコなときに。

250倍希釈は軽い汚れや、さっと済ませたい日常掃除におすすめです。

もっと濃いめに洗浄液を作ることもできますが……個人的には「もっと汚れを落としたいから」と洗剤を濃くしてしまうより、塗り広げたあとに放置時間を取るほうが効率的かと思います。

そのほうが洗剤の量も節約できますしね〜!

落ちない汚れもある!?

「花鳥風月」は汚れ落ちのいい洗剤ではありますが、落ちない汚れもあります。

たとえば今回だと、青い銅汚れがありますね。バスタブの内側にうっすらと青いラインが付いています。

これは銅汚れと呼ばれるもので、塩素系の洗剤では落とせません。

こんか銅汚れには、「シャボンの泡」の原液をかけるのがおすすめ!石けんとアルカリの力で、銅由来の着色汚れにアプローチできますよ。

「花鳥風月」に入っている成分は?

というわけで今回は、開発中の洗剤「花鳥風月」の希釈方法と実際の使い心地を一緒に確認していきました♪

結果として、100倍〜250倍の希釈でも十分な洗浄力があることがわかりました!

「キッチンハイター」に食器用洗剤を加える「あわあわハイター漬け」と比べると、

泡立ちは控えめですが、その分すすぎがスムーズで、洗浄力はしっかりキープされています。

最後は、「花鳥風月」に含まれている成分についてお話ししていきます。

炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)

「花鳥風月」には、炭酸ソーダが配合されています。

これは、重曹やセスキ炭酸ソーダと兄弟のような存在ですね。炭酸ソーダはそれよりもアルカリ度が高いのが特長です。

炭酸ソーダを水に溶かすとpHは約11になり、洗剤としては弱アルカリ性になります。

このアルカリの力が、皮脂汚れやヌルヌル汚れ、石けんカスにしっかりアプローチしてくれるんです!

キレート剤

さらに「花鳥風月」には洗浄力をサポートするためにキレート剤が配合されています。

キレート剤は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンを中和してくれ、ほかの洗浄成分が汚れに集中して働けるようサポートしてくれます。

「花鳥風月」の汚れ落ちの良さを実現するためには、欠かせない存在です!

お風呂掃除の新しい選択肢

「花鳥風月」は

  • 塩素の漂白・除菌力
  • アルカリによる分解力
  • 界面活性剤の洗浄力

この3つの力をバランスよく組み合わせた、洗剤です。お風呂掃除の新しい選択肢になるよう、現在も開発が進んでいます!

泡立ちすぎず、すすぎやすく、それでいてしっかり効く。そんな“ちょうどいい”洗剤を目指して、これからも改良を重ねていきます。今後の展開も、どうぞお楽しみに♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、開発中の塩素系洗剤「花鳥風月」を実際に使いながら、希釈の目安や使い方のポイントを検証してみました!

新しいカビ・黒ずみ用洗剤として、今後も開発を進めていきます!気になった方はぜひ商品ページでチェックしてみてくださいね。

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

さらに自分にあったお掃除法を見つけたいという方は、「汚れ落とし研究家 茂木和哉のラクラク掃除術」を読んでみてくださいね。

茂木さんがお掃除ノウハウを、わかりやすくまとめてくれていますよ~!

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それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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