掃除

たった数円で洗剤が作れる!?食器用洗剤でトイレ掃除をする方法

nishiyama
のぞみ

こんにちは、のぞみです。

今回はトイレ掃除のようすをお届けします。

でも普通のトイレ掃除ではありません。なんと、食器用洗剤を使ってトイレ掃除をしていこうと思います♪

「どうしてわざわざ、食器用洗剤をトイレ掃除に使うの……?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

でも実は、食器用洗剤でお掃除をすることでのメリットがあるんですよ♪

そのメリットはもちろん、自作のトイレ用洗剤の作り方、そして実際にお掃除をしてみるようすも、しっかりとお伝えしていきますね!

ちなみに今回参‌考‌に‌し‌た‌の‌は、‌こ‌ち‌ら‌の‌茂‌木‌和‌哉‌(‌‌@motegikazuya‌‌)‌さ‌ん‌の‌YouTube‌動‌画‌で‌す!

どうしてトイレ掃除に食器用洗剤を使うの?

市販のトイレ用洗剤ではなく、今回食器用洗剤を使う理由、それはコスパの良さです!

一般的にトイレをささっとカンタンにお掃除するときに使う洗剤といえば、花王さんの「トイレマジックリン」や、ライオンさんの「まめピカ」がありますね。

公式サイトを見たところ、「トイレマジックリン」も「まめピカ」も界面活性剤の濃度は3%でした。

一方で食器用洗剤は、どのくらいの界面活性剤の濃度があるのでしょうか?

手元にあったライオンさんの「チャーミーマジカ速乾プラス」をみてみると……界面活性剤の濃度は25%もありました!

先ほど紹介した「トイレマジックリン」や「まめピカ」と比べると、10倍近く濃度が高いことになりますね。

なので「チャーミーマジカ速乾プラス」で「トイレマジックリン」や「まめピカ」くらいの濃度のものを作ろうとすると、水で10倍に薄めればいいんです!

これだけでも、ものすごくコスパがいいですよね。

さらに食器用洗剤はボトルに入っている容量が少ないのもありますが、スプレータイプの洗剤よりも価格が安く売られていますよね。

洗剤自体の値段を比べても、かなり低コストでトイレ用洗剤ができると思います♪

ちなみに、「チャーミーマジカ速乾プラス」の濃度をトイレ用洗剤と比べると、結構高いように思えますが……実は大手の食器用洗剤のなかでは、結構少ない方なんですよ!

食器用洗剤のなかには、界面活性剤の濃度が30%を超えている洗剤も結構あります。

食器用洗剤は何倍に薄める?

今回は「チャーミーマジカ速乾プラス」を水で薄めて、自作のトイレ用洗剤をつくってお掃除をしていこうかなと思います!

界面活性剤の濃度をトイレ用洗剤に合わせるとすると、「トイレマジックリン」が3%、「チャーミーマジカ速乾プラス」が25%ですから、10倍くらいには薄めても大丈夫そうです。

でも10倍ではなく、もっと薄めてお掃除してみようと思います!薄めたほうがコスパが良くなりますからね~♪

どのくらいまで薄めてもいいのか、参考にするのは「ホームリセット泡クリーナー」です。

実はこのあいだ「ホームリセット泡クリーナー」を使って、トイレ掃除をしたんです。

「ホームリセット泡クリーナー」の界面活性剤の濃度は、たったの0.4%。

なので界面活性剤の濃度が0.4%もあれば十分トイレ掃除ができると思います!

ちなみに、「ホームリセット泡クリーナー」でお掃除をしたときの様子はこちらをご覧ください!

また、「ウタマロクリーナー」を10倍に薄めてトイレの拭き掃除をしたこともあります。

「ウタマロクリーナー」の界面活性剤の濃度は5%で、10倍に薄めたから0.5%ですね。

このときもきちんとお掃除できました。

「ホームリセット泡クリーナー」が元々0.4%、10倍に薄めた「ウタマロクリーナー」が0.5%になりますから、界面活性剤の濃度はこれくらい薄くても十分お掃除できるんです!

なので「チャーミーマジカ速乾プラス」も50倍ほど希釈して、0.5%にしてトイレ掃除をしてみようと思います♪

食器用洗剤で自作トイレ掃除用洗剤を作る方法

それでは、食器用洗剤を使って自作のトイレ用洗剤を作っていきましょう。

わたしはよく、自作洗剤を作るときお風呂用の桶に洗浄液を作って、その液にペーパーやクロスを浸して拭いています。

でも今回は空のスプレーに希釈液を作って、シュッシュッとしながらお掃除をしようと思います!

空のスプレーであれば、雑貨屋さんで購入したボトルでもいいのですが、ちょうど家にあった空のスプレーを使いますね。

「ワイドハイター」が入っていたボトルですが、もう中身は空です。

中に入っていた洗剤と混ざらないように、容器もスプレートリガーもしっかりと洗ってあります。

「ワイドハイター」の容量は300mlあるのですが、今回のお掃除でそんなには使わないので

100mlだけ作りましょう。

なので「チャーミーマジカ速乾プラス」を2グラム、水を98ml入れれば50倍希釈になりますね。

2グラムだけ入れる、というのはちょっと難しそうですが……ピッタリ入れられるよう頑張ります!

空のボトルをキッチンスケールに乗せて、メモリを0に合わせます。

そして2グラム「チャーミーマジカ速乾プラス」を入れます。

ちゃんと2グラム入れられました。つぎは水がメモリが100になるまで、つまり98ml入れます。

これで界面活性剤の濃度は0.5%、「チャーミーマジカ速乾プラス」の50倍希釈液ができました!

クエン酸をいれて酸性にしてもOK♪

今回は「チャーミーマジカ速乾プラス」を水道水で薄めて、自作洗剤を作りました。

このままシンプルに「チャーミーマジカ速乾プラス」を50倍に薄めた洗浄液でお掃除をしていこうと思います。

ですが本当はクエン酸も少し入れたほうが、トイレ掃除には効果的です。

なぜかというと、トイレの汚れは尿石や黄ばみなど、酸に弱い汚れが多いからです。

なので洗浄剤も酸性側にしてあげると、汚れが落ちやすくなるんですよね。

ちなみにトイレのニオイも酸に弱いんですよ!

トイレのイヤなにおいといえば、おしっこ臭が思いつきます。

あのおしっこ臭の原因は、アンモニアです。アンモニアはアルカリ性なので、酸性のものをかけると中和の働きで消臭ができるんですよ。

なのでクエン酸で酸性にした洗剤を作れば、汚れ落ちや消臭の面からみてもお得ですね♪

いれる量もほんの少し、パラパラといれるくらいで構いません。

しっかりと計量していれるのであれば、クエン酸が40倍希釈になるように、入れてあげてくださいね。

でも今回は敢えてクエン酸は混ぜないで、中性のままでお掃除をしようと思います。

というのも、いまトイレの便器の内側にはコート剤が塗られています。

まだコーティングが残っているので、剥がれないように出来るだけ素材やコーティング剤に優しくお掃除をしようかなと思います♪

食器用洗剤を使って便器をお掃除!

それでは自作洗剤を使って、便器の内側からお掃除をしていきましょう。

スプレーで自作洗剤を吹きかけます。

思ったよりもしっかりとした泡が出てきますね!

コートを剥がさないように優しくお掃除したいので、ブラシは使わずにトイレットペーパーで拭いています。

そこまでガンコな汚れもついていませんしね!

手で洗うの……?と思われるかもしれませんが、ゴム手袋をつけているので、わたしはそこまで気になりません♪

つぎはウォシュレットのノズル周りや、便座、フタのお掃除をしていきます。

まずは便座の表面から拭いていきます。たくさんの場所を拭くので、次はもっとしっかりとしたペーパーを使います。

今度拭いていくのに使うのは、「洗って使えるペーパータオル」です!

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ペーパータオルはそのまま使わずにハサミで半分にカットします。

ウォシュレットをお掃除に半分を、もう一枚は便器の外側や床の拭き掃除に使おうと思います。

残り半分のペーパーの使い方は、そのときに詳しくご紹介しますね!

まずは便座からお掃除していきましょう。

ペーパータオルに自作洗剤をプッシュします。

50倍希釈で、界面活性剤の濃度は0.5%ですが、結構しっかりとした泡が出てきますね。

これだけ界面活性剤の濃度が低いと、コスト的にも魅力的ですが、拭き上げたあともサラサラとします。

洗剤残りがしにくいので、2度拭きしなくてもいいんですよね。

もちろんお肌が弱い方がいらっしゃるとか、洗剤残りが気になるのであれば、二度拭きをした方がいいかもしれません。

でも基本的には二度拭きはいらないくらいの濃度です!

便座の座るところを、洗剤を付けたペーパータオルで拭いていきます。

つぎは便座のフタを拭いていきます。

我が家のトイレは横を引っ張ると、ガバッと取ることができます。

外してしまったほうが、スキマもお掃除しやすいですからね!みなさんも外れるトイレなのかどうか、一度説明書を読んでみてくださいね。

拭き掃除をする順番は、みなさんそれぞれにやり方があると思います。

わたしはお肌が触れる便座から拭いていきましたが、みなさんのお好きな順番で拭いて下さいね。

つぎはタンクを拭いていきます。

ここも同じように、ペーパータオルに自作洗剤を吹きつけて、拭いていきます。

ところで、トイレにはタンクありとタンクなしのトイレがあるようですね。

2階建てのおうちだと、2階のトイレをタンクありにする方が多いようです。

たしかに1階のトイレならタンクなしでも、手洗いする場所がすぐ近くにありますしね。

わたしはまだマイホームは遠い夢ですが……いつかどんなトイレにするかもじっくり考えてみたいものです♪

さて、最後はこの部分を拭いていきます。

ここのスキマは汚れがたまりやすいですよね。

横のレバーを引っ張ると、便座が少し浮いてくれます。

通常は洗いにくい場所ですが、浮くことで手で直接お掃除することができます!

食器用洗剤を使ってトイレ室内を拭き掃除!

さて、便器の内側とウォシュレットのお掃除ができました。

次は便器の外側と、トイレの床を拭いていこうと思います。

ここで使うのは、「クイックルミニワイパー」、そして「洗って使えるペーパータオル」の半分にカットしたものです!

「クイックルミニワイパー」はこんな風にペーパーをセットすることができるんです。

これがあれば便座の横や、トイレの壁、スキマもお掃除しやすいんです!

最初はペーパータオルに自作洗剤を吹きかけます。

お掃除したいところに洗剤をかけてもいいのですが、初めはペーパーを洗剤になじませた方がいいと思います。

ペーパーに洗剤が馴染んだら、トイレの壁を拭いていきましょう!

こんな風に、便器と壁の間のような狭いところのお掃除でも、ラクにふけるのが良いですね。

あとはちょっと個人的ですが……撮影をするときに三脚を立てているので、トイレが結構狭くなってしまいます。

狭いトイレでも上手にお掃除ができるので気に入っています!

つぎは便器の側面も拭いていきます。奥にあるくぼみまでは拭けませんが、しっかりとフィットしてくれています。

つぎはトイレの床を拭いていきます。

シュッシュと洗剤をかけて、ワイパーでこすります!

そして「クイックルミニワイパー」の特徴はこれですね。

ヘッドの真ん中のあたりがくびれていて、便器と床の間にフィットするようになっています。

でも正直……これくらい手前であれば、手は届くので直接拭いた方が早い気がします。

奥や壁の掃除ではラクなんですがね。

しかもこのカーブになっているところは、ワイパーを使うと拭いている途中に、ずるっとすべってしまうことがあります。

ブレーキがかかってしまって、スムーズには拭くことができないので……やっぱり手で拭いた方がノンストレスかと思います。

自作のトイレ用洗剤はいくらで出来た?

さて、これでトイレ掃除はおしまいです!

今回つくった洗剤が、実際どのくらいのコスパでできるのか、気になりますよね!

「チャーミーマジカ速乾プラス」の価格をネットで調べたところ、220ml入って150円前後でした。

今回100グラムの洗剤を作るのに、使った「チャーミーマジカ速乾プラス」は2グラムです。

なので……なんと100グラムのトイレ用洗剤が1.36円で出来てしまいました!

もっとわかりやすくいうと「トイレマジックリン」は400mlくらい入っています。

もしも「チャーミーマジカ速乾プラス」で400ml作ったとすると……5.4円です!

ただしこの計算には水道水の料金は含まれていません。

単純に「チャーミーマジカ速乾プラス」の値段だけではありますが、それでもこんなに安いトイレ用洗剤はありませんよね!

今回は「チャーミーマジカ速乾プラス」を水で薄めるだけの作り方でした。

もっとトイレの汚れを落としやすくするために、クエン酸を混ぜる方法もご紹介しましたが、クエン酸をいれても十分お手頃な洗剤だと思います♪

自作洗剤をつくるときの注意

今回は食器用洗剤「チャーミーマジカ速乾プラス」を使って、トイレ用洗剤を作る方法をご紹介しました。

でも試してみる前に、注意してもらいたいことが2つあります。

注意点についても、少しお話をさせてください!

ほかの洗剤が混ざらないように

食器用洗剤「チャーミーマジカ速乾プラス」は、中性タイプの優しい食器用洗剤です。

ですが本当は、用途以外で使ってはいけません。

さらにクエン酸を混ぜる方法もある、とお話しましたが……他の洗剤と混ぜて使うことは、メーカーさんとしては良しとしていないと思います。

なので今回のお掃除法を試すかどうかは、基本的には自己責任でお願いします。

ただ洗剤を水で薄めて使う分には問題はないとは思いますが……念のためお伝えしておきますね。

特に異なる種類の洗剤が混ざるときには、注意が必要です。

今回は「ワイドハイター」の空スプレーを使いましたね。もちろんボトルのなかも、スプレートリガーも、しっかり何回も洗っています。

成分が残っていない状態だったので、問題なく使うことができました。

でももしも「カビキラー」のような塩素系の空ボトルを使う場合は、かなりの注意が必要です。

塩素系と酸性洗浄剤は、混ぜるな危険ですからね……塩素系のスプレーボトルを使うなんてことは、しないほうがいいと思います。

洗ったつもりだったけどまだ成分が残っていた、なんて怖いですからね……。

なので、できるだけ中性タイプの洗剤が入っていたボトルを使うようにする、もしくは雑貨屋さんで新しい空のスプレーボトルを用意する、というようにしてくださいね。

洗剤が腐る前に使い切る

今回は食器用洗剤「チャーミーマジカ速乾プラス」を50倍に希釈して作りました。

界面活性剤だけでなく、防腐剤も一緒に薄まっています。

このくらい薄めてしまうと、洗剤が腐敗してしまうリスクが高くなります。

なので自作洗剤は、できるだけ早く使いましょう!

今回は2〜3日で使い切るつもりで、たくさんは作らないで100mlだけ作りました。

スプレーボトルで作ろうとすると、やっぱり多めにできてしまうので、少量でいいのであれば、使う量だけ桶で作ってもいいと思います。

たしかにコスパは良いのですが……捨ててしまうのが一番もったいないので、一度にあんまりたくさんは作らないようにしてください。

暑い時期は特に、洗剤の腐敗に気をつけましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はトイレ掃除に食器用洗剤の「チャーミーマジカ速乾プラス」を使ってみました。

びっくりするくらい、コスパのいいお掃除ができましたね〜!

もちろん「チャーミーマジカ速乾プラス」でなくても、食器用洗剤であれば構いません。

界面活性剤の濃度が高い食器用洗剤であれば、もっと薄めて自作洗剤を作ることができますね。

なのでわざわざ新しい食器用洗剤を買わなくても、まずはおうちであるもので試してみてくださいね!

また、YouTubeチャンネル「のぞみのお掃除講座」では、お掃除にまつわるいろんな情報をお届けしています。

こちらの動画もみてもらえると嬉しいです!

それではここまで読んでくださり、ありがとうございました。

またお会いしましょう~♪

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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