掃除

塩素系カビ取り剤を使ってお風呂掃除するメリットと安全にラクに行うためのポイント

茂木 和哉

こんにちは!茂木和哉(@motegikazuya)です。

皆さん、最近しっかり目にお風呂掃除はされましたか?

だいぶカビが生えやすい季節になりましたし、新型コロナの影響で自宅にいる時間が多くなりましたので、しっかりお風呂全体を掃除するのなら今が絶好のタイミングだと思います。

もししっかりお風呂全体を掃除するなら、普通のバスクリーナーで掃除するよりカビキラーや強力カビハイターなどの「塩素系カビ取り剤」で掃除した方が良かったりするんですよね。

そこで今回は、塩素系カビ取り剤を使ってお風呂掃除する場合のメリットと安全にラクに行うためのポイントについて詳しくお伝えします。

塩素系カビ取り剤でお風呂掃除をするメリット

塩素系カビ取り剤でお風呂掃除するメリットは2つあります。

1つはたくさんの汚れを一度に残さず落とせる点です。

なんと塩素系カビ取り剤なら黒カビだけでなく、
・皮脂汚れ
・黒ずみ
・ヌルツキ
・ピンク汚れ(赤カビ)
・石鹸カス(酸性石鹸)
の4つもの汚れをスッキリ落とすことができるんです。

普通のバスクリーナーでも、頑張って洗えば黒カビ以外なら落とすことができるかもしれません。

しかしガンコな黒ずみやピンク汚れは残ってしまうことがあるかもしれませんし、もし残さず落とすことができたとしても、だいぶ労力と時間が必要です。

もう1つのメリットは、汚れを落とすだけでなく一緒に除菌までできる点です。

なので汚れを落としながら、黒カビや黒ずみの原因のカビ菌やピンク汚れの原因のロドトルラ菌、ヌルツキ汚れの原因のバイオフィルム(生物膜)などの除菌までできてしまうんです。

いきなり塩素系カビ取り剤で掃除していい場合としない方がいい場合

でも皆さんの中には、いきなり塩素系カビ取り剤を使ってお風呂掃除するのに抵抗がある方もいるかもしれません。

しかし先にバスクリーナーで掃除してから塩素系カビ取り剤で掃除するのでは、せっかくお風呂掃除をラクに時間をかけずにできて、さらに節水までできるのにもったいないですよね。

なのでいきなり塩素系カビ取り剤で掃除しちゃってください。

でも例外があります。

それはお風呂全体が、黒カビでかなり汚れている場合です。

もしそんな状態でいきなり塩素系カビ取り剤を使うと、塩素臭が耐えられないぐらい発生するんです。

なのでそんな場合に限り、先にバスクリーナーで洗った方がいいです。

その点について詳しく話しているのがコチラの動画です。

塩素系カビ取り剤でお風呂掃除をラクに安全に行うためのポイント

塩素系カビ取りでお風呂掃除を少しでもラクに安全に行うためには、「浴室にあるモノを全部出す」ことと「塩素臭対策」が重要なポイントとなります。

浴室にあるものを全部出す

これは何も塩素系カビ取り剤での掃除に限った話ではないところもありますが、面倒でも浴室に浴室小物やシャンプーなどのボトル、ヒゲソリ、掃除用具、おもちゃなど出せるものは全部浴室から出して掃除した方がいいです。

そうすることでスムーズに掃除ができますし、掃除時間も短縮できます。

でも、シャンプーボトルの底やおもちゃなどが汚れている場合がありますよね。

その場合はとりあえず洗面台に置いておいて、お風呂掃除が終わったら洗面台で1つ1つ洗って、それから浴室内に戻すといいですよ。

塩素臭対策

塩素系カビ取り剤を使うと気になるのが「塩素臭」です。

部分的にカビ取りをするのではなく、お風呂全体を掃除するわけですので、何も対策しないで使うとかなり塩素臭が発生して掃除がキツくなります。

なので塩素臭対策をしっかりして掃除した方がいいのですが、どんな塩素臭対策があるかというと、3つのあります。

換気をする

塩素系を使う場合に必ずやらなくてはならないことですが、掃除中に換気扇をまわすことです。

もし窓を開けることが可能なら窓も開けた方がいいです。

ただし浴室ドアと脱衣所のドアはダブルで閉めてくださいね。

塩素臭がリビングやダイニングに流れていってしまいますから。

マスクをする

最近はマスク不足なので掃除に使うのは何かもったいない気もしますが、でもした方がラクです。

さらに水で濡らしてから使うとより効果的です。

何も新品の使い捨てマスクでなくても、洗って再利用するのでも十分ですからね。

塩素系カビ取り剤を薄めて使う

薄めて使うことで塩素臭の発生を抑えられます。

ただしカビキラーや強力カビハイターなど、塩素系カビ取り剤のほとんどがスプレー入りなのでスプレーして使う事はできなくなります。

オケに塩素系カビ取り剤を適量入れて、そこに水を加えて薄めるわけなので、オケに入った洗浄液をスポンジにつけて洗う形になります。

天井掃除には「白物衣類用漂白剤」がオススメ

天井も塩素系カビ取り剤を薄めた洗浄液で掃除しても大丈夫なのですが、掃除した後に水で流して拭き取る作業が必要になります。

高いところなので洗うことだけでも大変なのに、さらにシャワーですすいでそれから拭かなければならないとなるとだいぶ面倒ですよね。

ということで天井については「白物衣類用漂白剤」を使うことをオススメします。

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なぜかと言うと、白物衣類用漂白剤には「合成界面活性剤」が入ってないので、シャワーですすぐなくても大丈夫なんです。

カビキラーや強力カビハイターなどの塩素系カビ取り剤には、必ず合成界面活性剤が入っているのでそうはいきません。

塩素分はやがて飛んで無くなるけど、合成界面活性剤は流さない限りずっと残り続けますからね。

白物衣類用漂白剤で天井を掃除する方法

使い方は、100倍に薄めて拭くだけです。

100倍希釈は、白物衣類用漂白剤1グラムに対し水99グラムですが、先に漂白剤を入れてから水を入れるようにしてくださいね。

後に漂白剤を入れるとなると、多く入れてしまった時に戻せませんからね。

希釈液を作る容器ですが、その後の掃除のことを考えるとオケのようなもので作るより、スプレーボトルで作るのがラクになるのでオススメです。

そして作った希釈液を、クロスやキッチンペーパーにたっぷりつけて拭きます。

柄付きのバススポンジやフローリングワイパーを使って拭く方法もありますが、踏み台や脚立を使った直接拭いた方がいいです。

拭き残しなく丁寧に拭けますし、せっかくなので換気扇も拭きたいですからね。

締めの「防カビくん煙剤」

塩素系カビ取り剤と白物衣類用漂白剤はどちらも「塩素系」です。

塩素系でお風呂を丸ごと洗ったということは、カビ菌をほぼ残さず退治できている状態です。

普通のバスクリーナーで掃除しても、そこまでキレイで衛生的な状態にすることはできません。

せっかく頑張って掃除したことですし、できればそのキレイで衛生的な浴室内を少しでも長くキープしたいですよね?

そこでオススメなのが「防カビくん煙剤」です。

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掃除が終わったら時間を空けずに、防カビくん煙剤を焚いてください。

そして2ヶ月毎に焚いていけば、ずっとキレイで衛生的な浴室内をキープできますし、汚れにくくなるので掃除がラクになります。

最後に

いかがでしたでしょうか?

塩素系カビ取り剤と白物衣類用漂白剤を使ったお風呂掃除の方法をご紹介しましたが、分かりにくい点や説明不足な点があったかもしれません。

実は今回紹介した内容の掃除法を実践した動画がYouTubeにあります。

それがコチラですが、これを見てもらえれば良くわかると思いますので詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

ABOUT ME
茂木和哉
茂木和哉
汚れ落とし研究家
1975年秋田県生まれ。20歳で温泉浴場清掃をバイトで経験。21歳で工業薬品や業務用洗剤の販売会社に就職。30歳で洗剤メーカーに転職し、1年後の秋田で独立。 独学で掃除と洗剤作りを学び、秋田からパソコン1つで情報発信を始め、自分の名前をつけた代表作「茂木和哉」を大ヒットさせる。現在ではシリーズ展開させ全国のお店に並ぶまでに。 汚れ落とし人生で得たノウハウを惜しみなく伝えるYouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」は、チャンネル登録数30万を超える。
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